みなさん、お元気ですか？
ディレクターの橋本（@PG_y_hashimoto）です。

発売２周年となる今回は、
『ベヨネッタ２』から念願のフィギュア化であるamiiboを初公開です！

まだまだ調整段階ということなので一部しかお見せできませんが、ベヨ特有のボディライン、躍動感のある髪の毛に装飾、さらにメガネや瞳の大きさまで緻密に表現されていて、期待を裏切らないクオリティとなっています。

『ベヨネッタ２』は立体化の話が全くなかったので、ディレクターとして初のフィギュア化は最高の出来事だし、何より手の平サイズのスケールでベヨネッタが再現されていることにとても驚きました。（ホントすごい時代になったもんだ…）完成品のお披露目を楽しみに待ちましょう！

さて、今年はベヨネッタにとってスマブラ参戦やamiiboの制作決定という驚きの展開がありました。『大乱闘スマッシュブラザーズ』という大舞台で、マリオやフォックスといった歴史あるキャラクターたちと共演するベヨネッタの姿は未だに夢のようでもあります。

この場を借りて、改めてベヨネッタを応援し、支え続けてくれているファンの皆様に感謝です！
そして、これからも応援よろしくお願いします！！





【おまけ】
今回は攻略本などには掲載されていないウラ情報をドバッと掲載！

【 発売2周年記念 】『ベヨネッタ2』ウラ情報3連発！

ちなみに、ロダンと共にコマンドが掲載されているバルドル。
開発最初期はプレイヤーキャラとして登場する予定で、物語もベヨパート（敵は天使）、バルドルパート（敵は悪魔）それぞれの視点で展開し、最終的には二人が激突しながらも協力していくという構想でした……もう5年も前のことなので、どこかで言った話かもしれませんが（笑）。

資料にはキャラクターの技表以外にも、大量のヘイロウが手に入る情報なども掲載しているので、ガンガン貯めて『ベヨネッタ』シリーズ史上最強であるロダンに是非、挑戦してみてくださいね！

→ 橋本ディレクターの発売2周年記念記事「『ベヨネッタ２』発売２周年＆amiibo初公開！」をご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。

以下の条件を満たすことで、ゲーム中では入手困難な隠し要素も利用可能に！

各要素に対応したステージの特定の場所（ドアの前）に立ち、ドアを3回ノックする。（ドアの方にカメラを向け、上半分あたりを狙ってトリプルタッチすると成功しやすい）

成功すると隠し要素購入のダイアログが表示されるので、「YES」を選択すれば購入完了！（衝撃のボッタクリ価格・・・いえいえ、この記事を最後まで読んでみてください！）

このコマンドで入手できる隠し要素と、対応するドアの場所は以下の通り。

■隠しアクセサリー（チャプター１）
＊時の腕輪・・・100万ヘイロウ
＊絶頂の腕飾り2・・・250万ヘイロウ画像の位置の、左のドアが「時の腕輪」、右のドアが「絶頂の腕飾り2」に対応。

＊絶頂の腕飾り・・・250万ヘイロウ広場の中央右側（１F）のドア。

＊長の証・・・250万ヘイロウこちらも広場の中央右側のドアですが、２Fの通路沿い。

■隠し武器（チャプター１）
＊ワンワン・・・100万ヘイロウ教会前広場の手前の路地。水路にかかっている小さな橋が目印です。

＊ロダン・・・500万ヘイロウこちらも教会前広場の手前。水路にかかる小さな橋を渡った先。
画像では場所が分かりやすいように引いた位置に立っていますが、ノックする時はドアのすぐ前に立ってくださいね！

■隠しプレイアブルキャラクター（チャプター2）
＊ジャンヌ・・・50万ヘイロウスタートしてすぐの右側！

＊ローサ・・・100万ヘイロウジャンヌのドアから少し奥に進んだ位置。メニューの立て看板が目印！

■タッグクライマックス・隠しプレイアブルキャラクター（チャプター4）
＊バルドル・・・500万ヘイロウ夜の市街地に入ってすぐの右側。

＊ロダン・・・1000万ヘイロウバルドルのドアから少し歩いた角にある、奥まった場所。

「その1」で紹介したタッグ クライマックス専用の隠しプレイアブルキャラクター、バルドル＆ロダンの使える技を一挙公開！

■バルドル（地上技）

■バルドル（空中技）

■バルドル（その他）

基本性能
・Pにはタメが無い分、手数を稼げるすばやい攻撃
・Kは一発を出すのに時間がかかるが、遠距離まで飛ばせる攻撃で、タメると強力になる

●フィニッシュ技
・各コンボのフィニッシュとなる技では、巨大な剣を召喚する
・魔力解放状態では　フィニッシュ技で四元徳を召喚することができる
●←→P
・ラークシャサの←→P同様、後退する時に回避性能がある。この際に敵の攻撃を避けていると、ライトスピード（ウィッチタイム）が発動
●ロックオン＋←P
・ロックオン＋←Pをタメた状態にすると、バルドルが空中へ瞬間移動し、そのまま空中コンボへつなげることが可能
●ロックオン＋←K
・ロックオン＋←Kは単発の火柱を敵の下から打ち出すが、タメることで最大3発まで連射ができる

■ロダン（地上技）

■ロダン（空中技）

■ロダン（その他）

基本性能
・手数は少ないが一発一発が強力、広範囲
・全ての攻撃にタメが存在し、隙あらば火力を上げることがしやすい
・魔力解放状態ではタメが無くなるが、単発の攻撃がより強力になる

●Y（射撃）
・のけぞり判定が強く、通常時のYでもアコレイド級の敵の攻撃を中断させる事ができる
●ZR(回避)
・他のキャラの様に回避、ビーストウィズインをすることができないが、その代わりに全方位ブロッキングで全ての攻撃をはじくことができる。
・このブロッキングと単発高火力の攻撃を駆使する事で、相手の体勢を崩し、常に有利をとることができる
●←→K
・タメるとほぼ全ての範囲に広がる衝撃波を発生させる
・さらにアコレイド級の敵だと衝撃波に当たっただけで打ちあがり無防備な状態にできる
・攻撃力は距離で変わり、至近距離にいると遠距離の衝撃波に当たった時の倍、ダメージを与える

隠し要素のインフレ価格に驚かれたお客様もおられることでしょう。
しかしご安心を・・・我々がご案内します・・・黄金の山の麓へ・・・！
短時間・・・目もくらむ大金を手に出来る・・・そんなビッグチャンス・・・！
というわけで、開発チームお墨付きのお金（ヘイロウ）稼ぎ方法は以下の通り。

・プレイするのはプロローグのVERSE 1
・キャラクターは「ローサ」を選択
　（ローサが使用できない場合は、アクセサリー「破滅の耳飾り」で代用）
・アクセサリーに「絶望の眼差し」をセット
　（ローサ使用時であれば、もう１つは好きなものを装着してOK）

POINT：
戦闘機上の戦闘では、出現する敵の数に上限がありません（！）
一定時間で次のステージに進むため、敵を素早く倒せば倒すほど稼げます。
とにかくどんどん敵を倒して魔力を溜め、アンブラン・クライマックスに突入！

アンブランアーマーのK長押し攻撃なら、敵を一撃で吹き飛ばして倒せます。
ウィッチタイム中ならコンボポイントは1.5倍、敵が怒り中ならさらに1.5倍、そこへ「ロリポップ ブラディローズ」も使えば攻撃力が上がるため、オーバーキルでさらに稼げます！

※ オーバーキル・・・必要以上の大ダメージを与えて敵を倒すこと。『ベヨネッタ2』では、与えたダメージがそのままコンボポイントに反映されるため、同じ敵でもフィニッシュ時により大きなダメージを与えて倒したほうが、余剰分のコンボポイントを稼げる。隠しキャラクター「ローサ」は攻撃力がベヨネッタの2倍（！）あるため、尋常ではない量のポイントを獲得可能。

ぜひジャンジャンバリバリ稼いでいただいて、この機会にすべての隠し要素をお楽しみください！

稼ぎのコツその5：
VERSE1のリザルト表示時点で、すでにヘイロウが加算されているため、チャプターセレクトに戻っても問題ありません。VERSE1だけを何度も繰り返すことで、効率よく稼げます。（目安として、ベヨネッタ使用時であれば1回あたりおおよそ五十～百数十万ヘイロウ。ローサ使用時であれば1回で数百万ヘイロウを稼ぐことができます）

『ベヨネッタ２』が発売されてから、今日でちょうど1年。制作スタッフみんなで記念日をお祝いしました！！

特注ベヨネッタケーキ！！ 想像を遥かに超えるクオリティに、お披露目した瞬間、歓声が上がりました！(パウンドハウスさんにつくっていただきました！ありがとうございます♪)

発売から１年――。今ではスタッフもそれぞれ別のチームに配属されているため、こうして『ベヨネッタ２』メンバーで一同に集まるのは久しぶり！ サウンドトラックをBGMに、思い出話に花が咲きます。

そして、ここでサプライズ！ｗ(°0°)ｗ

実は、橋本Dのお誕生日が今週だったそうで、スタッフたちがサプライズプレゼントを用意していました♡

中身はなんと、何カ月も前から内緒で用意していたという、一点もののコマ人形セット！！


※コマ人形は、「アトリエ朝香」の朝香裕樹さんとcokets.さんにつくっていただきました！ヽ(＾∀＾）ﾉ

★コマ人形素体制作
木の人形工房「アトリエ朝香」 朝香裕樹さん
Webサイト / ブログ
★仕上げ（着色、髪の毛や服の制作）
cokets.（コケッツ）
Webサイト / ツイッター

普段は“死んだ目俳優“として人気の“新○浩○さん”に似ていると噂される程、リアクションが薄い橋本Dですが、今日ばかりは口元がニヤけてますｗｗ

ケーキも皆で美味しくいただきました！

さて、ここでディレクターの橋本から、皆さんにメッセージを預かりましたのでご紹介させていただきます。

皆さん、お元気ですか？『ベヨネッタ2』ディレクターの橋本です。

『ベヨネッタ2』発売から1年･･･早いものですね。
現在もユーザーの皆さんからプレイ感想などのメッセージをいただき、開発者としては嬉しいかぎりです！ありがとうございます！！

今回は少し振り返ってオマケ要素についてお話ししたいと思います。
Wii Uで発売するにあたり、せっかくだからオマケは任天堂とのコラボにしてはどうか？という話がでました（この時点で既にピーチ姫、リンク、サムスはWii U版『ベヨネッタ』のオマケ衣装として神谷さんに取られていたという･･･（笑））

そこで、『ベヨネッタ2』では衣装重視のコラボではなく、プレイ感覚が変化する要素でいこうと考えました。『ベヨネッタ』は足に武器を装備するというのが特徴なので、足で猛獣を扱うようなイメージから、マリオやゼルダに登場するワンワンを足専用武器にしました。『ベヨネッタ2』のワンワンはコンボのフィニッシュで飛んでいって大爆発するのですが、任天堂さんからはすんなりOKをいただけて少し驚きました（笑）。

そして、個人的に思い入れのあった『スターフォックス』から衣装と武器を入れることにしたのですが･･･そういえば、『ベヨネッタ2』にもシューティングステージがあるなと。そこをアーウィン（『スターフォックス』に登場する超高性能全領域戦闘機）でもプレイしたい！！という欲求が止まらなくなり、スタッフに無茶を言ってアーウィンを入れてもらいました（ちなみにアーウィンでシューティングステージをクリアすると終了イベントで３機のアーウィンが登場しますよ）

結果的には、この『ベヨネッタ2』で動いているアーウィンが関係者の目に止まり、
『スターフォックス』の次回作を作るならプラチナゲームズに相談してみては？という話になったのだとか･･････正直、ギリギリのスケジュールで、よくあれだけの物量を詰め込んでくれたなと思いますし、開発メンバーの妥協しないクオリティが次の『スターフォックス ゼロ』に繋がったのかなと、改めて思います。現在開発中の『スターフォックス ゼロ』では更に磨きをかけて、2画面ならではのプレイ体験に挑戦していますので、楽しみにしていてくださいね。

余談ですが、スケジュールの都合でオマケに落とし込めなかったタイトルがあります。
それが『ファミコン探偵倶楽部』（自分が生まれて初めてクリアしたゲーム）です。
『ファミコン探偵倶楽部』の衣装を着ると、武器からセリフが飛んで行く（長押しでセリフが変化する）とか、水の都「ノアトゥーン」でアドベンチャー風に事件が起こるとか考えていましたが、かなり素材が増えるのでダメでしたね（笑）

それでは、最後にココだけの話･･･
現在も様々な商品化が行われている『ベヨネッタ』ですが、アッと驚くようなものも含めて、これからも怒涛の展開が続きますので、ご期待ください！！

『ベヨネッタ2』ディレクター
橋本祐介

最後に、『ベヨネッタ』＆『ベヨネッタ2』の関連商品のアップデート情報をお伝えします！『ベヨネッタ』発売からもうすぐ６年になりますが、皆さんの応援があって、今でもこうして商品化のお話をいただけることは本当に嬉しいです。これからも“新鮮な驚き”をお届けできるよう、スタッフ一同がんばって参ります！
今後もベヨ姉さんの活躍に是非ご期待ください！ヽ(＾∀＾）ﾉ

＝＝＝BAYONETTA＝＝＝

なんと、ベヨ姉さんがついにパチスロ界に降臨！ 次世代型新筐体「INFINITY VISION」の全画面液晶で暴れ回るそうです！ 詳しくはHPをご覧ください♪

正式名称：パチスロ ベヨネッタ
発売元：サミー株式会社
© SEGA © Sammy

長らくお待たせしました！ 原型師・吉沢光正(REFLECT)さんによるPVCフィギュアがいよいよ来月発売です！

商品名：ベヨネッタ
作品名：BAYONETTA
発売元：株式会社フレア
商品形態：PVC塗装済完成品／原型：吉沢光正（REFLECT）／付属品：ABS製専用台座／発売時期：2015年10月予定／サイズ：全高約 340 mm／価格：28,000円（税抜）／彩色：吉沢光正（REFLECT）
© SEGA

＝＝＝BAYONETTA 2＝＝＝

今年の3月には、｢コウブツヤ ベヨネッタ2 ピアス｣が発売されました。
※現在は売り切れとなり、販売を終了しています。

商品名：ベヨネッタ２ ピアス
発売元：コウブツヤ
サイズ：約6ｃｍ×5ｃｍ（パーツ部分のみ）／重さ：約17.6ｇ（片方のみの重さ）素材：合金・樹脂（ポスト部分はチタン）／型版：4571384655064／販売価格：17,500円(税込18,900円)
※商品の色は、お使いのモニターにより実際と異なる場合がございます。ご了承ください。
© 2015 Nintendo © SEGA

そして全曲解説付きの豪華5枚組サウンドトラック(全183曲)！ こちらは現在も絶賛発売中です！

商品名：BAYONETTA 2 Original Soundtrack (CD5枚組)
価格：5,143円 (税込）

≪ご注意≫
iTunes Store、Amazonデジタルミュージックストアなどの音楽配信サイトにて、デジタル版のダウンロード販売も行われていますが、デジタル版には『Moon River』『Moon River（∞ Climax Mix）』が含まれておりません。また、『Theme Of Bayonetta 2 – Tomorrow Is Mine』はアルバムの一部としてのみご購入いただけます。
© 2015 Nintendo © SEGA

天界・魔界・人間界合わせて推定2億人のベヨネッタファンの皆様、大変お待たせいたしました。『ベヨネッタ2』発売日にもディレクターの橋本からチラッとお伝えしていた『ベヨネッタ2』ピアス商品化の続報です。

なんと先週末（1月23日）よりコウブツヤオンラインショップにて
予約受付が開始されました！
詳しくは以下をご覧ください。

商品名：コウブツヤ ベヨネッタ2 ピアス
商品説明：
美しく残酷な魔女ベヨネッタのピアスを完全再現！！
強大無比な魔力を持ち、時を超えて現代に生きる魔女、ベヨネッタ。
漆黒と白銀が織りなすソリッドなコスチュームに、
ひときわの華やぎを添えていたあの青いピアスが、満を持しての登場です。
ベヨネッタ様の美しく残酷な輝きを、あなたの耳元にも添えてください。
左右セット/日本製
販売価格：17,500円（税別）
本体サイズ：約60mｍ×50mｍ（パーツ部分のみ）、約17.6ｇ（片方のみの重さ）
素材：合金・樹脂（ポスト部分はチタン）
パッケージサイズ：125mm×105mm×47mm

【コウブツヤURL】
http://koubutsu-ya.com/bayonetta/

もちろん監修にあたっては『ベヨネッタ2』眼鏡と同様に、キャラクターデザイナーの島崎麻里さんにもご協力いただいております。私も監修に立ち会いましたが、コウブツヤさんに何度も修正と試行錯誤を行っていただけた結果、素晴らしい再現度となりました。大きさ、重量ともにビッグサイズとなっておりますが、お部屋のインテリアとしてもお役立ていただけるのではないかと思いますよ！

予約の受付は3月16日（月）までとなっております。
ご興味のある方は、どうぞお早目に！

メリークリスマス！ 皆様楽しいイブを過ごせましたでしょうか？
今年も残すところ数日となりました。

『ベヨネッタ2』発売から３ヵ月が経ちましたが、ゲームの中の世界ではちょうどこのクリスマスシーズンの街並みを舞台に物語が始まります。もし皆様のお近くに “クリスマスプレゼントでWii Uを手に入れた” という幸運な方がおられるようでしたら、この機に乗じて『ベヨネッタ2』もオススメいただけますと！ 大変喜ばれるかと思います（おもに私に）。

さて、本日はプロデューサーの黒田より皆様へのメッセージを預かっております。

『ベヨネッタ2」発売前から約7カ月に渡って毎週更新を行い、ファンのみなさんにご愛読いただいておりました開発者ブログですが、今回をもって毎週更新を終了させていただきます。

長い間ご愛読いただき、また沢山の温かい声をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
皆様のご声援や反響が、開発メンバーにとっては非常に大きな励みになりました。

今後も不定期に情報更新は行っていきますし、『ベヨネッタ』に関連する展開は来年も続いていきますので、引き続き、応援いただけますよう宜しくお願い致します！

さらに、本日よりプラチナゲームズ公式Facebookでは来年のカレンダー壁紙の配信が始まりました。2015年の1月~2月を飾るのはもちろん『ベヨネッタ2』！
PC用＆スマホ用ともにご用意しておりますので、ぜひお役立てください。

当開発者ブログへの反響はTwitterなどで拝見することが多いですが、お楽しみいただけている様子を見るにつけ「続けてきて良かった」と胸をなでおろす日々でした。
少々マニアックな内容に偏ることもありましたが、こういったゲーム開発の裏側ともいえる部分を束の間ご覧いただいたことで、皆様のお手元の『ベヨネッタ2』がより価値を増し、愛着の持てる作品となれたのであれば、これに勝る喜びはありません。

また皆様にお伝えできる新しい情報などが得られましたら、当ブログにて紹介させていただきたいと思います。長らくのお付き合い、大変ありがとうございました。

それではまた！ よいお年を！

前回の当ブログでも紹介させていただきましたが、『ベヨネッタ2』の公式設定資料集「THE EYES OF BAYONETTA 2」が先週末の土曜日に発売されました！

既に全国の書店やオンラインショッピングサイトなどでご購入いただけるようになっておりますが、今回の設定資料集はなんと電子書籍版も同時に発売。

大判の紙面一杯に印刷されたコンセプトアートをご自宅でじっくり楽しむもよし、タブレット端末にダウンロードして持ち運び、好きな時間に好きな場所で少しずつ眺めては読み進めるもよし、という実によい時代となりました。

さて肝心の収録内容ですが、前作の設定資料集と同様に各キャラクターのパブリシティ用アートワークのほか、デザイン決定に至るまでに描かれたデザイン画の準備稿や決定稿、各ステージを形作った大量のイメージボードから各種武器、アイテム、イベントシーンのために作られた小道具まで、担当デザイナーによるコメント付きでの掲載という充実っぷり。さらには「手帳の記憶」や敵紹介のテキスト、制作スタッフからのメッセージも収録されておりますので、活字中毒の方にも安心してオススメできる読み応えと言えましょう。

そして同じく先週末に発売されました電撃Nintendo（2月号）、今月も『ベヨネッタ2』の記事が掲載されております。
今回の「ベヨネッタの小部屋」はなんと前月比200%となるフルカラー見開き2P！ ゲーム中のコレクション要素に加えクリア後のお楽しみまで紹介されており、右ページでは気になる設定資料集の一部もカラーページでチラッと掲載。

この年末は攻略本片手に『ベヨネッタ2』をやり込みつつ、時には設定資料集のアートと実際のゲームを見比べながら旅行気分でブラリ魔界歩き、と洒落込んでみてはいかがでしょうか。

もちろん『ベヨネッタ2』ならクリスマスの贈り物としてもお喜びいただけること間違いなし！ 17歳以上の大きなお子様をお持ちの方は、ぜひご検討ください。
恋人同士のプレゼントとしても、開き直った雰囲気作りに一役買うのではないでしょうか(*)。 Wii U2台＆ソフト2本でタッグ・クライマックスをお楽しみいただければ幸いです！ (*効果には個人差があります)

こんにちは、コンセプチュアルデザイナーの大倉です。
前作では新人でUI（*）担当として携わっていました。当時プロデューサーで、新人の私に大変手を焼いたであろう橋本ディレクターと、まさかこんな形で再び仕事をすることになろうとは、思いもよりませんでした。
『ベヨネッタ』は１も２もとても思い出深い作品です。
（*ユーザーインターフェース。体力・魔力・コンボのゲージや操作説明、メニュー画面のデザインなど）

ところで、コンセプチュアルデザイナーってなにする人？

そうなんです。わかりにくいとは思いますが…
ゲームだけではなく映画とかでも言えることですが、“ベヨネッタ”というゲームの中にもさらに世界がいくつかあり、それぞれの世界観に合わせて、キャラクターや敵、オブジェデザインはもちろんUIデザインに至るまで決められたデザインルールのようなものがあります。
ざっくり言えば、そのルールをまとめ「この世界はこういうデザインなんだ」と見る人がしっくりくるようにすることが仕事なんです。
前作ではコンセプチュアルデザインを担当したわけではありませんが、UIを制作するにあたってコンセプチュアルデザイナーの先輩から、いかにコンセプトをきちんと決めて世界観を構築することが大事であるかを学びました。
まだコンセプチュアルデザイナーとしては新米で今は雑用係なようなものですが(笑)このブログで少しでも皆さんに『ベヨネッタ2』の世界観の魅力についてお話できたらなと思います。

大きくは２つあるんですが、
まず、コンセプトカラーについて前作は赤・黒が基調でしたが、本作ではロゴからも見て取れるようにベヨ自身の青と、敵側の金が基調になっていて、全体的にもより鮮やかな印象に仕上がってます。

ここで難しかったのがベヨサイドの青を基調にしたのはいいものの、エーシルの力のイメージカラーも青であったことです。
結局、「謎の力のイメージ」→「エメラルドグリーン」と、少し青とは違う印象のカラーに落ち着きましたが、それだけではやはりプレイされる方には伝わりづらいので。エーシルをイメージするライン（図形）でフォローしています。

あとは画面全体のコントラストです。全体的に前作の少し浅いコントラストからはっきりくっきりと明るくなっている印象です。前作ではヨーロッパの古き良き時代の空気感と、画家のミュシャや建築家ガウディの作品にみられる曲線の美しさを意識した、優雅なアールヌーヴォー調のデザインがメインでした。
しかし、今回ではエーシルのデザインにもみられるように、直線で構成された幾何学的な模様が印象に残ります。またベヨ自身のイメージチェンジもそうですが、キャラ本体のカラーはもちろん特殊効果もUIもカラーのバリエーションも前作に比べて多くなっています。
新たなキャラクターが増えたこともその印象を強める一つの要因といえますね。
前作とは違い、クラシカルなイメージからより現代的で艶やかなイメージに仕上がってるのがお判りいただけるかと思います。

上：『ベヨネッタ』、下：『ベヨネッタ 2』
まだ細かく言い出すとこだわりの部分はたくさんあるのですが…とりあえずここまで。

同じ作品、同じ主人公であっても違う魅力がある作品に仕上げたつもりです。
ゆっくりじっくり『ベヨネッタ2』の世界観をご堪能ください。

ではでは。

※『ベヨネッタ2』の公式設定資料集「THE EYES OF BAYONETTA 2」は明日（12月20日）発売！
キャラクターCG、設定画稿のほか、「ラグナ位階論」「偽典レメゲトン」などに記されているテキストの数々に加え、開発スタッフによる解説やメッセージも収録。
コンセプチュアルデザイナー大倉の描いたコンセプトアートも多数掲載されています。お見逃しなく！

みなさん、こんにちは。
最近、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』とハンディブレンダーを購入して、プライベート時間でのゲームと料理をしている時間の比率が極端に上がっているプロデューサーの黒田です。

ちょっとタイミングが遅くなりましたが、何枚かの写真を入手したので披露しましょう。

さて、このお店の外まで伸びた行列はなんでしょう？

正解は、『ベヨネッタ 2』の発売開始待ちの列でした。
『ベヨネッタ2』の発売日にロシアで行われた発売イベント会場の様子です。

ソフトを持っている皆さん嬉しそうで、見ている私も嬉しくなります。
『ベヨネッタ２』を選んでくれてありがとうございます！ 楽しんでいただけていますでしょうか？！

実はこのイベントでは、ロシア限定で作成された『ロキのカード』がタイトル購入者に配られました。

これはゲーム内でロキが使用しているタロット風のカードを再現したものです。
キャラクターデザイン担当の島崎麻里さんに描いていただいた大アルカナ22枚が1セットになっています。

このカードを使って、ぜひロキになりきってゲーム内の名シーンを再現していただきたいですね！
そして、正式に製品化して欲しいなぁ…！！！

さぁ、また別の写真をご紹介しましょう。
こちらは、ニューヨークで行われた発売日イベントの一幕です。

会場では、魔女料理が振る舞われたり、ベヨネッタとの撮影会が行われました。
私も行きたかった！

他の国での発売日の様子も任天堂さんからいろいろご共有いただきまして、海外でも盛り上がっている様子にホッとすると共に、本タイトルを楽しみにしてくださっていて実際に手に取ってくださった皆様に本当に感謝です！

ご購入くださった皆様への感謝を込めまして、また前回ブログで公開した小ネタが好評でしたので、今回も新しいネタを公開させていただきます。(情報提供者：ゲームデザイナーのサカベくん)

■タッチでヘイロー
普段、何気なく通り過ぎている街並みですが、実はWii U ゲームパッド上でステージ内のオブジェクトをタッチすると、隠されたヘイローが出てくる場所がいくつもあります。ステージ中をくまなく調べたら、貴方も億万長者になれるかも？！

(この画面写真内にもタッチするとヘイローがポロポロっと出てくる場所がありますよ)

■エースパイロットとジャンヌ

コラボコスチュームの一つである、「雇われ遊撃隊のエースコスチューム」。
このコスチュームを装備している時に、ゲーム内に出てくる戦闘機があのエースパイロット愛用の機体に変わることはもう皆さんご存じだと思います。
ですが、このコスチュームには更にもう一つ仕掛けがあることに気づかれていますでしょうか？

ゲーム内のシチュエーションで、ジャンヌが操縦する戦闘機の上にベヨネッタが乗る場面があるのですが、その際に耳を澄ませてみてください。なんと、ジャンヌの台詞が変わっています！
なんだかちょっと懐かしいような、胸が熱くなるような…。

今回は以上です。
小ネタはご好評いただければ、第三弾があるかも…？
それではまた！

○月×日：大阪府内某ビルの一室。本来であれば来客用の応接室であるが、今回はとある事情のため部外者の立ち入りは一切禁じられている。

最初に扉を開けて部屋に足を踏み入れた女性は『ベヨネッタ2』プロデューサーの黒田であった。緊張のためか忙しなく両目をしばたたかせながら、後続の男達を部屋に招き入れる。

呼び掛けに応じ、扉の陰からヌッと姿を現したのは高身長を誇る『ベヨネッタ2』ディレクターの橋本だ。黒田の隣に立った姿が “娘の進路相談に来た父親” のようにも見える、すさまじい身長差。そして顔は笑顔だが目が笑っていない、と来ればこれは “通知表を見せられる前の父親” の形相か。

続いて黒地にドクロマーク、「RISING」とロゴの入った物々しいパーカーで現れたのは齋藤。『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』のディレクターだが、今回は日本刀を携えておらず、丸腰での登場だ。少なくとも今ここで誰かを自由切断するつもりはないらしい。

最後に登場したのは『ベヨネッタ』『The Wonderful 101』のディレクター、神谷。
現在も次のプロジェクトの作業に追われている最中のはずだが、その色ツヤとズッシリした肉体的物理的存在感の前には人目を忍んだ何かしらのトレーニングの存在を疑わずにはいられない。ギヌロ、と効果音を口頭で発しながら睨みを一巡させると、ソファに腰を下ろした。戦闘態勢である。気温が２℃ほど上がり、室内は不穏な熱気に包まれた。

「それじゃ写真撮りますんで…」

沈黙に耐え切れず口火を切ったのはカメラマンだった。一同の視線が集まる。
カメラを向けられた黒田プロデューサーの心拍数が跳ね上がった。まばたきが唸りを上げて加速する―― 否、これはまばたきではない。超高速両目ウインクだ。地球の男にはそれが視認できないだけなのだ。しかしこの超高速両目ウインクのスイートスポットを地球ごときのカメラで捉えるのは困難を極める。カメラマンの指先も負けじと唸りを上げ、立て続けにシャッターが切りまくられた――。

本日、この錚々たる面々が各々の仕事の合間を縫って一堂に会した重大事とは一体何か。

“『ベヨネッタ（Wii U版）』および『ベヨネッタ2』の日本語音声収録が、どのように行われたのか” 当事者同士の記憶が忘却の彼方に追いやられる前に再び集まり、真実を突き止めることを目的とした秘密の会合……。

本来であれば音声収録にまつわる裏事情や、門外不出のノウハウが含まれるこれらの情報は闇から闇へと葬り去られてしかるべきところだが、そうした歴史の闇にこそ真実を暴く一筋の光明が必要と判断した私、にわかジャーナリストICHIが多方面に協力を仰ぎつつ秘密裏に事を進めた結果が、この一触即発の緊張状態なのである。

以下、これより起こる出来事を余すところなく記すつもりだが、この私の長年の経験によって磨き上げられた勘によれば、この雑談―― いや、密談が信じ難いほどの長時間に及ぶことは確実だろう。どうか覚悟を決めて読み進めていただきたい。

– 日本語音声収録秘話 –

	では始めさせていただきます。まず最初に、なぜ日本語ボイスを入れることになったのか、という経緯の説明から。
もともと『ベヨネッタ（前作）』から日本語ボイスを入れたかったんですけど、出来なかったので、今回入れました。

	“『ベヨネッタ2』では日本語を入れる” ということがまず決まっていて、その後で『ベヨネッタ（Wii U版）』の移植が決定したので、“そっちにも日本語ボイスを入れよう” ということになった…ですよね？
	それで、じゃあ声優を選定しましょう、って。
	アニメが絡んでたんじゃなかった？
	アニメの話も並行してありましたが、一番先行して収録が必要になったのは『ベヨネッタ（Wii U版）』です。それで声優の選定をしなければならないという話になった時に “アニメも決めなきゃ。どうせなら一緒の声優さんがいいよね” ということで、任天堂さん経由でセガさんに打診をしてもらって。そうしたらスケジュール的にほぼ一緒だったので、じゃあ合同でオーディションをやりましょう、ということになりました。

	俺、日本語の収録ってしたことなかったから、日本語収録の現場って体験したことなかったし、ずっと英語ばっかりだったから、すげー新鮮で。やっぱり母国語で喋ってる声が聴こえてくるのって一番スッと入ってくるっていうか。素直に声優さんの表現している感情が入ってきて、「ああ、こんなカンジなんや、日本語の収録っていいなぁ」って思って。 で、「１（前作）」の時は俺と橋本くんはディレクター、プロデューサーという関係だったから…。当時から「日本語音声欲しかった」という声はあったじゃん。ファンから。で、席で話をしてて「ベヨをやるなら誰？」という話をしてて、吉村くんにしろ島崎にしろ２chのカキコミとかにしろ、みんな「田中敦子さん」って言ってたんだよね。
	僕もやっぱりいいなぁと思ってて、「ハマるんじゃないですかね」って話をしてたんですよね。
	俺だけ全然声優に明るくないから知らなくて。
	「じゃあ、いいんじゃない？（神谷）」って。
一同	（笑）
	そんなにもみんなが言うんだったら「じゃあ、田中敦子さんだよね」って。あ！ そんで、そういうのがあったから、「１（前作）」の時の…
	MTV！（※2009年10月28日よりオンエアされたMTVのスペシャル・プログラム「MTV GAME SPOT supported by BAYONETTA」。田中敦子さんがベヨネッタ役としてMCを務めた）
	そうですよね、MTVともう一個、特番のやつとTVCMがあって、僕と神谷さんが一緒に同席して収録した時に「めっちゃいい！」ってなって。
	あのねぇ～、容姿もめっちゃ良かった。
	めっちゃ綺麗ですからね。本当に。
	収録ブースに入る前に、打ち合わせじゃないけど…
	“ベヨネッタとは”、とかキャラクターのイメージを伝える話をしていて、それを聞いている時は結構可愛いカンジの、か細いカンジなんですよね。
	細くて、声も全然あんなカンジじゃなくて、優しい、おとなしいカンジで。で、いざブースに入ったら、ものすごいイキオイで…。
	最初３パターンくらい喋ってもらって、その後神谷さんが「もう少しこんなカンジです」っていったら、ほぼ瞬間的にピントを合わせるカンジで。すぐに「あ、そのカンジで」ってなって、あとはチェックしやすかったです。
	チェックっていうか、その後俺、後ろの席で聴いてただけだから（笑）
	担当の音響監督さんが「どうですか？」って聞いても神谷さん「うん、うん」って頷くだけで。

	そんな…。何年目なんですか（笑）
	確かに（笑）
	声優ってスゲーなぁって。
	改めて？
	改めて（笑）日本語っていいなぁって。やっぱり、英語で聴いている時と違う感動があったよね。
	英語だとカッコイイですからね、普通に喋っててちゃんと。
	それがあって、完全に田中敦子さんという存在が、もう我々の中に定着して「ベヨは田中敦子さん」って。
	“田中敦子さん＝ベヨネッタ” になりましたよね。みんなは攻殻機動隊とかいろいろな形で知っているんですけど、改めて「ベヨの田中さん、やな」みたいな。
	あと、２ch読んでたら「バルドルは若本さんやな」ってみんな言ってるから 「じゃあ、若本さんで」 って（笑）
	驚愕の事実ですね。
	２chから…。
	２chと、あとニコ動から。
	バルドルは美輪さんって案もありましたよね。
	あった！ あれは、もともと英語のオーディションをする時に、美輪明宏さんみたいな人、あるいはベルク・カッツェ（＊）みたいな感じの中性的な雰囲気が欲しいって言って。実際に美輪さんが演ったら、良いかどうかは俺には分からん！ （＊ ベルク・カッツェ：アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の悪玉。秘密結社ギャラクターの首領）
	ファンタジーですね（笑）
	若本さんはオモシロかったなー。
	オモシロかったですね。
	違ったバルドルになったよね。
	だいぶ違った、クセのあるバルドルですね。中性的ではない…
	ただもう、聴いたら忘れないですよね。 あれ、神谷さんがボイスチェックされてたじゃないですか。離れたとこにいたのに、声に引き寄せられていきましたからね。「あれ、これ、喋ってるの、どのキャラなんやろうな？」って思ったら、バルドルやった（笑）
	若本さん、リズムありますからね。
	もう若本さんのリズムのままに表現されているというのが一番…若本さん＝バルドルになったというか。

	やられ声を収録する時に「ぐあぁぁぁ！って感じで」って、俺も一応、演じて言うからさ、そしたら「そんなの漫画みたいだろ」って言われて「ずあぁぁぁぁ！で行こう、ずあぁぁぁぁ！で」って（笑）
	「この人（バルドル）、こんな喋り方しないよな？」ってことでした。
	これ、イイですよね。これブログの文章にして、実際ゲームでどんな感じで話してるのかなって、聴いてもらいたいですよね。
	あの音声って結局どこに使ったんだったか…。

	エンツォ役の高木さんもめちゃくちゃ上手かったですよね。
	ハマってましたね。アドリブも面白かったですし。
	アドリブ、「１（Wii U版）」ではどうでした？
	すごい良かったよ。
	僕、「１（Wii U版）」の収録は一緒に居なかったので分からなかったんですが、「２」で尺が合わないところを結構アドリブを入れてもらってたんですよね。
	そうや！ アドリブやってた！ 「ハッとした！」とか。すごいな、アレ！

	尺にピッタリ合わすアドリブを完璧にこなす手腕ってすごいな、って。
	バリエーションもいろいろでした。
	何パターンもやってくれるというか。
	車にエンツォがドスンと落ちて後から帽子が落ちてくるシーンで「あ、ハットした！」って（笑） そこに気付きのリアクションボイスを入れてくれ、って言ったら、勝手に「ハットした！」て言ったから、じゃあそれいただきで、って。
	「ＯＫですかね？」って仰ってましたね（笑）

	あれ、これ何のハナシだっけ？
	どういう風に決まったか、ですよね。
	ああ、それで……「１（Wii U版）」の時は、ほぼケンジ（齋藤）に丸投げだったよね。
	僕の方からまず「この人はどうですか？」というリストを送ったんですよ。
	声優の選定マスター。
	橋本くんも声優、詳しくないの？
	全然。最近、調べるようになりました。
	俺も全然知らなくて。ケンジは声優選定に立候補したの？
	声優を起用するんだったら、「候補出させてください。選定やりたいです」って橋本さんに最初に言ってたんですよ。

	「１（Wii U版）」の日本語声優さんをアテるとしたら誰？というのを最初に出してもらって。
	「１（Wii U版）」はディレクターが根岸で、僕はそのサポート役でチームに入ってたので。で、根岸も声優に詳しくないって言うし、僕も（選定を）したかったっていうのがあったので。
	日本語ボイスも要るよね、ってボンヤリ話してるときから、そうは言われても俺全然分かんないから。どういう風に選んでいいものかも。 とりあえずオーディションテープをたくさん用意してもらって、そこで聴くしかないのかな、英語の時もそうしてるから―― でも、本当は “この人が合っている” と思う人からちゃんとピックアップして打診した方がイメージ通りの人が見つかるから。全部お任せよりも。 とはいえ、そういうこともやりようがないしな、と思ってたら、いつの間にかケンジが選んでくれるみたい、ってことになってたんで。
	僕、ケンジが「選びたい」って言ってたのを覚えてたというのと、後はライジング（＊）で選定にすごいこだわりを持ってたんで、意見を聞きたいな、と思って…で、今回の流れに。 （＊ ライジング：『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』）
	昔から吹き替えが好きで、吹き替えばっかり見てて。ライジングの時もキャラ決める段階から「声優はこの人じゃないとイヤだ！」というのがあって。キャラの姿かたちも決まってないのに声優だけ決まってるという。ベヨの方も「やるならこの人がいいな」というのを「１（前作）」の時から考えてたんで。
	温めてたんや。コトコトと。ちなみにその時、ケンジの中でベヨは誰だったの？
	ベヨは田中敦子さんです。田中さんしか思いつかなかったです。
	ロダンも結構確定してたかなと…。
	ロダンは玄田哲章さんしか居ないな、と俺も思ってたんだけど、そうすると『○○○・オブ・○○○』でクレ○トスとロダンが共演する時に一人二役になるな、どうしようかな？ みたいな。カンゼンに一人芝居になるな、っていうのはあったよね。
	共演することあるんですか！？
	これからあるかもしれない！！（力強く）
	僕もうアーノルド・シュワルツェネッガーが大好きで。で、あの人に合う声って玄田さんしか居ないじゃないですか。それで育ったんで、感無量でした。実際に声を聴けて話ができたっていうのは。
	だからさ、そうそうたるメンバーが「１（Wii U版）」の収録にも来るわけだから。本当に収録現場に行きたかった（＊）よな～。声優に明るくない俺でも、玄田さんや若本さんは知ってるもん、そりゃあ。 （＊収録は東京で行われたが、監修は大阪の本社内からSkype越しに行われた）

	ベテランって風格があって、すごく緊張しましたけどね。
	皆さん、お忙しい方なのに、きちんと練習もしてきてくださってましたし。
	台本も読み込んで意見もくださったんで、ありがたかったです。

	ルカの浪川さんはどうでした？
	ルカも良かったね。
	浪川さんは、選定する時にちょっと迷ってて、三枚目なところもあるけど割とカッコイイ声のほうがいいのかな、というのもあって、バリエーション的にはいろいろ（候補を）出させてもらったんですけども。
	いや、でも浪川さんで良かったよ。キザっぽくって言ったらキザになり過ぎるんですけど、カッコつけのニュアンスって難しいじゃないですか。ルカってそこが重要というか、でも優しさもあって、浪川さんはそこに非常にハマっていたと思いますね。 「２」の収録でも最初の時は、たぶんいつもカッコイイ役が多いんだと思うんですけど、すごいカッコイイ声になりがちだったんですよね。キザになり過ぎというか、構え過ぎというか。
	浪川さんってコミカルな役も演ってるの？
	コミカルな役もされてますよ。けど、最近はカッコイイ役が多いんで。二枚目、イケメンキャラですね。
	オナラできないキャラが多いですよね。逆にルカってオナラしても大丈夫なキャラじゃないですか？
	オナラって例がすごいな（笑）
	でも、そのニュアンスって結構大事やなって思って。
	大事。

	ジャンヌ役の園崎さんはどうでした？ 劇場版関連の記事で読みましたが、園崎さんは元々『ベヨネッタ』に興味をもってくださっていたそうで、そこにオーディションの話が来て、受かって。すごく喜んでいただけたらしいです。
	僕は「１（Wii U版）」の収録を聞けなくて、アニメで初めて園崎さんのジャンヌを聴いたんですよね。「すげぇな」と思って。めちゃめちゃハマってるわ、って。
	確かにね。俺も「１（Wii U版）」の収録の時は自分がディレクションしながらなのであんまり客観的に見れないじゃん。だから、むしろ映画観た時の方が一観客として客観的に観れて。自分のディレクションでも自分の台本でもない喋りをしているベヨとジャンヌを見て、改めて「すげーいい！」って、やっぱ思ったよね。
	ベヨネッタとジャンヌ、って居るキャラクターが二人、ちゃんと出てましたよね。相互の良さが全開で出てたので、良かったですね。
	園崎さんも華奢な方ですけど、演じられる時はパワフルな声ですよね。
	かっこいいですよね。
	ベヨとは違う色っぽさが出てますよね。ちゃんと。
	皆さん、見た目と声の演技のイメージが違うよね。田中さんはあんな凄い大人しい感じで、ああいうベヨのキャラクターの声出せるし。園崎さんは…どっちかというとジャンヌは冷静でクールな感じなんだけど、本人は元気で明るくって、チャキチャキしてるっていうか。みんな当たり前なんだけどイメージ違うんだな、って。
	そうなんですよね。勝手なイメージがあるけど、本人は全然印象違うんで。
	若本さんはまんまでしたけどね。
	そうですか？僕は、思ってたよりも細かったですね。細いのにあんなに低い声が出るんだな、って。
	玄田さんも優しい感じで…渋いんですよ、声が。柔らかい感じなんですけど、喋る時はビシっとなる、みたいな。
	僕、玄田さんの姿かたちって絶対アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな…って思ってたんですけど、全然違いましたね。ムキムキのスキンヘッドで怖いッ！ っていう人かと思ってたのに（笑）すげー優しい方でした。

	仮面の賢者の子安さんはどうでしたか？
	まだキャスト発表していないのに、トレーラーの声を聴いてユーザーにはすぐ分かったみたいだね。
	そうですね。声ちょっと聴いてこれは子安さんだろう、みたいな。
	特徴的な声の方ですね。わりとアニメでは脇を固める男前キャラが多いんですけど。
	一回聴くと忘れない声なんですよね。
	橋本さんは初めから「仮面の賢者は子安さん」て言ってましたよね。
	最終的に候補が２人に絞られて、どっちがいいのかなって話している時に橋本くんが｢子安さん｣って言ってたから「じゃあ橋本くんの好きでいいんじゃないの？」ってなったんだよね。
	カッコ良すぎる声の方ばっかりだったんですよね。その中で子安さんって、カッコいい中にも優しさみたいなのがあって、そこが魅力的でした。

僕が最初に橋本さんと打合せで仮面の賢者の絵を見せてもらった時に、「これ絶対、子安キャラやん！」って思ったんで、子安さんをずっと推してたんですよ。

	預言の者の山崎さんはどうでしたか？
	ああ、もうねぇ、山崎さんは良かったですねぇ～。 若本さんは前作のバルドルで中性的なキャラされてるじゃないですか？ ○○○が入ってあの○○○になって○○○っていうネタだったんで、元々やっぱり中性的だよね、って設定をデザイン含めて神谷さんと詰めてた時、「誰か居ないかな？」って思ってケンジに相談して、カッコイイ役も気持ち悪い役もできる、っていうので山崎さんの名前が挙がって。 で、山崎さんに「どんな感じで行きましょうか？」って聞かれて「あ、中性的で」って言ったら「あぁ～、気持ち悪い方ね」って。で、一発で現在のキャラになったという（笑）
	山崎さんは仮面の賢者と預言の者の両方のオーディションに参加してくださったんですけど、本人も絶対こっち（預言の者）の方だと思ってらして。オーディション合格の連絡をしたら「こっちの方でしょ？」って当てられたそうです。
	バルドルで若本さん、というのがまずあったので、そことは被らないようにしないとダメだな、というのは意識したところですね。
	あれに負けないキャラを出さんとアカンな、って。
	結構振り切って、気持ち悪い押しというか中性押しというか。若本さんは声が太い方ですよね。だから逆に声が優しいというか、通る声の方の気持ち悪い感じ（笑）、中性的な感じが出来る人がいいな、って思ってましたね。
	「1」のバルドルはもう、半ばギャグキャラになってきてるもんね（笑）それがいいかなと思ってさ。もう笑えるもんな。「我が名はバ～ル～ド～ル～」て。 最高に良かったな、アレ。
	タイトルコールにも。
	入ってます入ってます。
	若本さんのあの喋り、あの人しか出来ないよね。もう。

	日本語の中で特に気に入っているセリフとかありますか？
	カタコトじゃない、ちゃんとした「10年早いんだよ！」が日本語版は聴けます。
	それでいいんですか（笑）
	俺はそれでいいよ（笑） 最近ネットで、前作の「10年早いんだよ！」を久々に聞く機会があって、「ジュネン、ハヤインダヨ！」ってこんなにカタコトやったっけ！？ カタコト過ぎるやろ！（笑）って。その可愛さが…！ 演じてくれたヘレナさんも、綺麗な人なのよ。なぜかベヨの人って綺麗なんだよね。あの美貌であの声でしょ…その人がだよ。「ジュネン、ハヤインダヨ！」って（笑）この拙いカンジが！ そこまでパーフェクトだったのに！ 容姿も！仕事も！

	腰砕けますよね（笑）
	腰砕ける（笑） さすがに日本語は無理だったか、さすがに日本語は俺の方が上手いんだと思ったら、ゾクゾクするモンがあったよ。
	からの～、田中さんの。
	今回（日本語音声）は、ある意味ちゃんとしちゃったんだけど、それはそれでね。ちゃんとしたヤツが聴けるからね。イイよ、っていう（笑） あ、あと！ 田中敦子さんの、Fly Me To The Moonの鼻歌の子守唄が聴けるっていうのが良かったよね。
	自分が望んだとおりの配役になったんで…かなり僕としては満足してるので。あと、本当に僕がベヨネッタを作ってた時から望んでたことがようやく叶ったので。
	その時からそんなこと妄想しとったんや。ケンジがそんな声優オタなんて知らなかったから…恐ろしい男やなぁ…。何考えてるかわかんないよ、裏でね。プログラミングしながら、クスクスッ、みたいなね（笑）
	“斬” されますよ、コレ！（笑）

	「１（Wii U版）」からちゃんとプレイしてもらえればいいかな、と（笑）
	あ、あともう一個。「我が名はバ～ル～ド～ル～」これ最ッ高！
	英語版とは違う “完璧な仕上がり” になってるのが、本当に。
	英語版の吹き替え、って感じではないんだよ。もう一回、リブートした感じだよね、俺の気持ち的には。日本語にするにあたって、日本の声優さんなりの演じ方を演出したから、必ずしも英語のコピーではなくて。特にバルドルとかはもう別キャラになってるっていう（笑）
	本当に一から録って……神谷さんに書いてもらって、全部監修もして収録もして、新しい世界観の「ベヨ」が。本当に楽しいと思う。
	「１（前作）」のプロデューサーをやっている時から日本語の音声を入れたかったんですよ。でも実現できなくって…念願叶って、個人的にも嬉しいというのと。あと今の話にもあったんですけど、聴いてみると…もう別物？ 要は、全然別のクオリティが二つ入っているような感覚で楽しめる内容になってるというのが、自分自身でも驚きというか。
	Wii Uに移植するというこの機会がなかったら実現しなかったんだよね、「１」の日本語は。
	そういう機会があったというのは、プロデューサーというか、ベヨネッタを作っている一制作者として、ものすごく嬉しいことですね。「２」はその世界をさらに広げた形になっているので、魅力的な新しいキャラも増えてるし。
	「１（Wii U版）」も「２」も両方、英語と日本語の両方入っているお得感がありますね。

というわけで、お楽しみいただけましたでしょうか。
『ベヨネッタ（Wii U版）』と『ベヨネッタ2』のダブル収録だけでなく、日本語と英語のダブル収録まで実現した経緯と、その舞台裏のお話でした。

いずれも2周目はぜひ別音声で……スコアアタックの合間にでも、たまにはムービーをスキップせずにじっくりと豪華声優陣コダワリの演技を聴き込んでみると、新たな発見があるかもしれません。

それではまた！

みなさんこんにちは。プロデューサーの黒田です。
最近、お菓子作りばかりで（その1,その2,その3）仕事してないんじゃないか？と疑惑の目を向けられていますが、ちゃんと仕事もしていますよ！
というアピールのためではありませんが、久しぶりにブログを書かせていただきました。

普段はプロデューサーという立場上、プロモーションにまつわるお話をさせていただくことが多いのですが、今回はちょっと趣向を変えて、ツイッターで時々呟いてご好評いただいているゲーム内の小ネタを紹介したいと思います。

■「ワンワン」のヒミツ

もう既に手に入れた方も多いのではないでしょうか？任天堂さんとのコラボ武器の「ワンワン」！
ワンコ好きの私としては、ピョンピョンとび跳ねながらついてくる姿やワンワンという鳴き声、自ら攻撃を仕掛ける獰猛さ、ちょっと立ち止まると退屈して寝てしまう姿の愛らしさ、全てに夢中です！大好きです！！！

日なたでお昼寝…

ついテンションが上がってしまいましたが、ワンワンは敵を攻撃してくれる以外にも、もう一つお役立ち行動をしてくれます。
それは何かというと、、、

ステージ上にある宝箱を感知して教えてくれます！

ワンワンを装備した状態でステージ内を走り回っていると、急に鎖を引っ張りながら吠える時があります。そういう時はワンワンが吠える方向を探してみてください。宝箱があるはずです！
なかなか便利なスキルですので、宝箱の回収にぜひお役立てください。

あ、ただし、時空の宝箱には反応しませんので(匂いで感知してるんですかね～)、、それはご自分の力で見つけ出してください…！

近くに宝箱があると反応します。いわゆる「ここ○れ、ワンワン」というヤツですね…

ワンワンとのコラボについては、最初に橋本Dから企画概要の資料(どういうことをやりたいか記載された資料)を見せられた時に「これはやりたい！」と思いましたが、任天堂さんの看板タイトルの人気キャラクターを武器にしてしまうという荒唐無稽な内容ですから、内心OK出ないのではとダメモトで打診させていただいたのですが、予想外にあっさりとOKしていただけて実現した企画です。

その後、ゲーム内に実装されて喜び勇んでプレイしたのですが、

「え、ワンワン爆発してるんだけど…」

任天堂さんの看板～(以下略)ですから、これはさすがに駄目でしょう。とダメモトと言えるほどの期待値も持たずにオズオズと確認したところ、まさかのOK！！
コラボコスチュームの内容のオファーの時もそうでしたが、任天堂さんノリ良すぎですよ。ありがとうございます。

■アンブラン・クライマックスの中断方法
ツイッターでそっと呟いて反響が大きかったので、改めて紹介します。

アンブラン・クライマックスを発動した際に、すぐに敵を倒してしまい、せっかく溜めた魔力ゲージが無駄に減っていき切ない想いをした経験が、誰しも一度はあると思います。

アンブラン・クライマックスを発動した途端にVerseをクリアしてしまい、ゲージを持て余しながら佇む図。
天使もっと出てこーい

そんな状況になった時は、もう一度アンブラン・クライマックス発動ボタン(Lボタン)を押してください。
魔力解放状態(オーラが出た状態)が中断されて、魔力ゲージの消費も止まります。
再度魔力ゲージが満タンになるまで、アンブラン・クライマックスを発動することはできませんが、発動までに溜める魔力は少なくてすむので、より効率的にアンブラン・クライマックスを発動することができますよ。

■カブトムシ
知る人ぞ知る、プラチナゲームズタイトルのカブトムシ！(ゲーム内にそっとカブトムシを忍ばせています)

まだ目撃情報は届いていませんが、実はいるんです。『ベヨネッタ2』にも！

証拠写真

写真内にはいくつかヒントが含まれているので、それを頼りに探してみてはいかがでしょう♪
あ、もちろん『ベヨネッタ』にもカブトムシはいます。両方のカブトムシを見た人には幸運が訪れる、かも…？

さてさて、書きながらもどんどん小ネタが思い浮かんできますが、長くなりそうなので今回はこの辺で。続きはまた次の機会に…。

寒くなってきましたので、皆さん体調には気をつけてくださいね。
それでは、また！