こんにちは。
『VANQUISH』では、イベントシーン※を担当しました津田です。

今回イベントシーンを制作するに当たり、ゲームがかなりテンポ良くスピーディーな作りの為、イベントシーンにおいてもそのテンポを止めないように心がけました。(続きを読む…)基本イベントシーンを制作する場合、シナリオを元にさまざまな演出を付け広げていく事が多いのですが、『VANQUISH』においては、オープニングやアクションシーンなど、ど派手かつ見せ場となるシーンとゲーム進行上必要となる会話系のシーンとで演出の仕方、というか演出のボリュームに若干変化を付けています。

後者では、極力無駄な演出はいれず、シンプルに・・・というと手抜きな感じもしますがそういうわけではありません。長尺のデモシーンにならないよう、カットチェンジのタイミングや無意味な間をなくすことによって、テンポ良く、ギュっと密度を高めた感じになるよう心がけました。

また、無駄なムービーは挿まず、プレイアブルの中で様々な事象を起こすことによって臨場感を演出していますので、ゲームのテンポ、デモとしての内容面など、さまざまな理由からカットされたムービーが幾つかあります。折角の機会なのでカットされたプレビズムービーを見て頂き、実際の製品と比べてもらえるとよくわかると思います。

最初のアルゴス戦後に挿入予定だったムービー
この近辺は結構ムービーが密集してしまった事と内容的にもかなりゆったりした感じの為、ゲームのテンポが悪くなり臨場感を損ねるとの判断からカット。

と言うようにゲーム全体を通して気持ちよくプレイできるように設計されていると思いますので、まだプレイされていない方も是非一度プレイして頂ければと思います。

※イベントシーン・・・ゲームのストーリーを語るためのドラマ的演出のこと。