前回までのあらすじ
異星人の地球侵略に対抗するため、100人のヒーローを集めて結成された特務戦闘兵団「ワンダフル・ワンダブルオー」。団結の力「ユナイト・モーフ」を最大の武器とする彼らだったが、リーダーに任命されたのは新人隊員。メンバーの中には、あからさまに反発してみせる者もいた……。

ICHIでございます。

侵略者の本隊がすぐソコまでせまってきているというのに、身内同士で争っている場合ではない。リーダーであるワンダ・レッドは何とかして皆の心をひとつにまとめ上げる必要に迫られるわけですが……そもそも「侵略者」っていったい何者なのか?

今回は、いよいよ我らが地球に迫る敵「ゲスジャーク星団連合無敵艦隊」について、現在判明していることをお伝えしましょう。


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ゲスジャーク星団連合無敵艦隊が地球に現れたのは、今から40年も前にさかのぼります。しかし、なぜ地球を狙うのか。侵略してどうしようというのか。その目的については、未だに明らかになっておりません。
未知の科学力に大変な苦戦を強いられた地球防衛軍でしたが、辛くもこの戦いでは敵を退けることに成功します。

次に敵が現れたのは、20年前。
第二次地球防衛大戦と呼ばれているこの戦いが、ワンダフル・ワンダブルオーの所属する組織「地球連合秘密防衛機構 センチネルズ」の初陣となりました。
単なる偵察にすぎなかった40年前の襲撃に比べ、格段の規模を誇る大軍勢で本格的に地球を制圧しにかかってきたゲスジャークの前に、一時は全世界の約半分が敵の手に陥ちてしまいますが、この時も地球防衛軍とセンチネルズによる決死の攻撃作戦により、侵略軍を撤退させることに成功しています。

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そして現在。
“敵は20年周期で発生する「宇宙エネルギー潮流」を利用して次元転移を行っている”という研究者の予測通りに、侵略者は姿を現しました。過去最大となる軍勢を引き連れて――。

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さて、ひとくちに侵略者といっても奴らは「ゲスジャーク星団」の「連合無敵艦隊」を名乗っているわけでして、これは“単独の惑星から構成された軍隊ではない”ということを示しています。おそらくは、星団中のあらゆる惑星、あらゆる種族から屈強な軍隊を集めて艦隊を構成しているのでしょう。
本作には、実にさまざまなバリエーションの敵が登場します。

まずは、もっともよく見かけるゲスジャークの一般的な歩兵部隊から紹介しましょう。

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戦闘歩兵 ドグー & 戦闘歩兵長 チュドグー

小さいほうが戦闘歩兵ドグー、大きいほうが戦闘歩兵長チュドグー
数こそ力」と言わんばかりに、群れをなして襲ってくる。

89あなどりがたし!

見た目はカワイイですが、油断していると思わぬところから不意の一撃を食らうかもしれません。
数が多いだけに、全方位に注意が必要です。

2526ワンダ・ドグー……?

サイズ的にもっとも人間に近い彼らは、とある方法で仲間に引き入れることも……?

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人型装甲戦闘重歩兵 ダイドグー

こちらはダイドグー。このあたりのサイズになると、敵の主力と言えるでしょう。
動きは鈍いですが、うかつに近づくと全員まとめて吹っ飛ばされます。
隙をみて背後からチクチク攻撃するのがいいでしょう。
隊員をよじ登らせて動きを封じるクライムアタックも有効です。

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あちちちちちち!!

なんと、このような大技も。
敵の攻撃を受けて気絶した隊員は、リーダーがタッチすることですぐに復帰させられますが、こんな状態では、炎がおさまるまで近づけない。
ある隊員の力を借りることで、炎を防ぎつつ戦うのもひとつの手段です。

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強襲揚陸艦 コフン

敵はロボットばかりではありません。
このような巨大艦艇と戦うハメになるのも、一度や二度ではないでしょう。
コフンは、とにかく艦首に装備されたレーザーの一撃に注意が必要です。
しかし、うまくやれば敵のレーザーを逆に利用することができるかもしれません。

GAH-GOOJINベラグレス級 人型機動強襲制圧兵器 ガグージン

そして巨大兵器の極めつけがコイツです。
これまでに公開された動画などでも何度か姿を現していますが、その圧倒的な火力、パワー、そして威容。まさしく侵略相手に対して絶望を与え、ひれ伏させるために作られたのではないかと思わせる存在感。
「ワンダフル・ワンダブルオー」100人がかりで立ち向かっても、そのスケールの違いは如何ともしがたい。どうやって倒すんだ!?

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しかし、ここ地球に至るまでにも、さまざまな星々を破壊し尽してきたゲスジャーク星団連合無敵艦隊。まだまだこんなものではない。

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ガグージンをさらに上回る巨大怪獣に、恐るべき敵の幹部
どうやらこの幹部、20年前の侵略戦争でも「ワンダフル・ワンダブルオー」と刃を交えたことがあるようです。
地球軍の奇跡的な逆転劇の影で一体何があったのか? 歴史を形作った張本人のひとりであることは間違いないでしょう。
 
 
今回紹介した敵の数々は、いずれも物語の序盤に登場する、敵の先遣隊の一部にすぎません。この後にも続々と待ち構えている敵の新兵器、そして人類撲滅のため着々と策を張り巡らせる、より凶悪かつ無慈悲な幹部の面々。さらには謎を秘めたもう一つの影も――。

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向かうところ“敵だらけ”のワンダフル・ワンダブルオー。しかし、たった100人のチームといっても、彼らは完全に孤立無援というわけではありません。

彼らの属する組織「地球連合秘密防衛機構 センチネルズ」があるからです。

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世界各国に支部を持ち、それぞれの地域で選び抜いた人材を育成しては、ヒーローとしての秘密任務にあたらせているセンチネルズ。

地上にひそむゲスジャーク軍残存勢力の殲滅や街の治安維持がその目的ですが、そのほかにも、侵略者の次なる侵攻に備えた新たな兵器の研究開発や防衛計画の策定、そして何よりワンダフル・ワンたちが身に付ける「センチネル・スーツ」のメンテナンスや改良も日々行っています。

次回は、そんなセンチネルズが誇る人類の叡智の結晶「センチネル・スーツ」のさらなる秘密に迫りましょう。
 
 
次 回 予 告
「いま明かされる! センチネル・スーツの秘密」

お楽しみに!