前回までのあらすじ:
異星人による地球侵略の危機に立ち向かうため、100人のヒーローによって結成された特務戦闘兵団『ワンダフル・ワンダブルオー』。しかしそのリーダーに任命されたのは、着任たった1年の新米隊員「ワンダ・レッド」だった!
ICHIでございます。
団結の力「ユナイト・モーフ」を最大の武器とするワンダフル・ワンダブルオーですが、そのリーダーであるワンダ・レッドは、どうやら新米隊員のようです。
果たして彼は、曲者揃いのヒーローチームを、まとめ切ることが出来るのか!?
実はその最大の障害となるのが、他ならぬチームメイトの、この人物だったりします。
ご紹介しましょう。
ワンダ・ブルー!
『音速の斬撃』ワンダ・ブルー
(声:江川 大輔 / 英語:Roger Craig Smith)
ロス市警の刑事を表向きの職業とするワンダフル・ワン。テロリストやマフィアの抗争の鎮圧、また軍との共同作戦にも参加するなど、若くして多くの任務を経験し、数々の成功を収めている実戦派。自尊心が強くルールに縛られるのを嫌い、組織に於いては扱いづらい面もあるが、大胆な決断力と迅速な行動力で、厳しい任務を幾度となく成功へと導いてきた。しかし直情的な性格のため怒りに任せて我を忘れる傾向があり、失敗の逸話も枚挙にいとまがない。
また体裁にこだわるタイプで、戦闘においても敵に尊大な態度を取ったり、軽口を叩いてキザに振舞うが、なぜかイマイチ決まらない。チームワークが苦手で単独行動を好み、他人とも積極的に馴染もうとしないが、実力を認めた者に対しては心を許し、深い敬意を払って絆を深める。
武器は使い込むほどに切れ味を増し、銀河系で斬れぬものなしと謳われる特殊合金製の大剣「ヴァリアンチウム・ブレード」。「ユナイト・ソード」を形成すれば、戦艦に致命傷を与えることさえ可能である。
刑事として、そしてまたワンダフル・ワンとして数々の修羅場を潜り抜けてきたワンダ・ブルーには、プロフェッショナルとしての自負が人並み以上にあり、着任して間もない新人隊員ワンダ・レッドをリーダーに迎え入れることには抵抗を示します。
何かにつけレッドを挑発するような行動に出るブルー。
しかしレッドを受け入れられないのは、経験の浅いリーダーへの反発だけが理由でしょうか……?
そのプライドの高さゆえ、どんな時でも恰好をつけなければ気が済まないキザ野郎のワンダ・ブルーですが、残念ながら間が悪いのか間が抜けているのか、何をどうやってもイマイチ決まらず、笑いを誘ってしまいます。
しかし常に軽口を叩いているものの、剣の腕前は超一流。
その名も“音速の斬撃”ワンダ・ブルー。
言うまでもなく彼の武器「ヴァリアンチウム・ブレード」にちなんだ二つ名であり、彼の操る「ユナイト・ソード」は抜群の切れ味を誇ります。
攻撃範囲が広く、適当に振り回しているだけでも周囲の敵をズバズバ斬りまくることができる、強力なユナイト・アタック。
直線を描くだけという、ユナイトのしやすさも魅力のひとつです。
曇りのない刀身を持つユナイト・ソードは、なんと敵のレーザーを反射することができます。剣の届かない位置から撃たれたレーザーを、ハネ返して逆に撃墜してやるのも一興。
また雷の属性を持つため、電撃にも無傷で耐えることができます。刀身に雷を帯びることもできるとか……?
行く手を阻む障害も、ユナイト・ソードにかかれば一刀両断。
斬れそうなものを見かけたら、片っ端からブッタ斬ってやりましょう。
隊員達みずからで形成するユナイト・ソードは、どんな鍵穴にもジャストフィット。ヒーローパワーによって仕掛けを作動させれば、思わぬ道が開けるかもしれません。
単独行動を好み、誰に対しても斜に構えた態度を取るワンダ・ブルー。彼には過去に何か、他人を信じることが出来なくなった理由があるのかもしれません。
「チームワーク」という言葉がもっとも似合わない男、ワンダ・ブルーの行く末はいかに!?
そして、そんな隊員達の間に鳴り響く不協和音をヨソに、ゲスジャーク軍団は次々と地球の各地を魔の手に陥れてゆくのです。
どうなる!?ワンダフル・ワンダブルオー!
次 回 予 告
「恐怖! 地球を狙う侵略者軍団」
お楽しみに!