みなさん、こんにちは。
池田秀一さんナレーションの『ベヨネッタ2』TVCM「魔女ですから」がヘビロテ中のディレクター橋本です。
『敵デザインについて』後編となる今回は、いつもの天使ではなく今回から初登場となる悪魔についてサクッとお話ししたいと思います。
ちなみに、前回の小話に出たウルトラコラボアーティストとは『鉄のラインバレル』『ULTRAMAN』を連載されている清水栄一さんなのでしたぁぁぁ!!!
清水さんの描かれるデザインはシャープで妖しくてカッコ良くて気持ちいいんです…
詳しくは清水さんのHP(なんと清水さん描き下ろしのベヨが観れるぅぅぅ!)を是非チェックしてみてくださいね!
それでは、話を悪魔のデザインに戻しまして…
悪魔は天使たちのような階級社会とは違って、“弱肉強食”の魔界に生息している生物たちというイメージで、容姿としてはよくある禍々しい雰囲気ではなく、どこか無機質といったキーワードをコンセプトにデザインをまとめています。
憎悪が具現化(結晶化?)したような雰囲気と、魔界を徘徊する動物のようなイメージでデザインしました。アクセプタンス(馬天使)と違って、かなり早めに仕上がったキャラクターだったように思います(たぶん…)
目玉から発する魔力を浴びるとプレイヤーの動きをスローにしてしまうというキャラクター。“眼力→金縛り”みたいなキーワードからデザインしました。デザイン的には攻撃のON/OFFが分かりやすいかなと思い、ちょっとした変形要素?を盛り込んでいます。
天使でいうビラブド級に位置するキャラクターです。
墓から変形したら面白いかなということと、出来るだけ人型から外したデザインにして、バトルに新鮮味を与えられるようにデザインしました。担当してくれたモーションスタッフが特徴ある動きにしてくれたこともあり、なかなか強力な敵になっております。
前作をプレイした方なら名前を聞いてピンと来るかもしれませんが、この敵は天使でも悪魔でもなく、形態が変化する敵となっています。
次は悪魔といっても、ベヨネッタと契約している魔獣たちを紹介したいと思います。
まずは、前作の代表格であったこの魔獣!
前作のデザインを引き継ぎ、今回は全身をデザインしました。
ゲーム中では担当したモデラーの素晴らしい造形とアレンジによって強大な禍々しさが前面に押し出されたボスキャラクターとなっています。
続いて、前作で言うとゴモラのポジションでもあるライオン魔獣!
生まれながらにして両手、両足に顔がついているので、獲物とか取り合いになるんだろうなぁと妄想しながらデザインしました。
変わって頭に長剣がついている馬魔獣!
この他にも、『2』から初登場となる魔獣がたくさんいますよ。
魔獣と言えば、『ベヨネッタ2』の新しいシステムである「アンブラン・クライマックス」。「アンブラン・クライマックス」では、武器や技によって出現する魔人や魔獣の攻撃が変化します。自分のお気に入りの武器を装備して、多種多様な魔獣がどのように出現するのか?といった部分にも注目していただければと思います!