こんにちは、ゲームデザイナーのティナリ・アビビです。
先日、他の4人のプラチナゲームズのスタッフと一緒に、ドイツのケルンで行われた「Gamescom 2017 (ゲームズコム)」に行ってきました。Gamescomは、E3やTGSと並ぶ世界最大規模のゲームショウで、インディゲームからトリプルAまで、様々な会社がゲームを展示します。
出発の朝は早い。左から:西村さん、田中さん、仲さん、ティナリ(このブログ記事の筆者)。この出張のカメラマン(非公式)の木村君が写っていない。
長い旅の後にやっとケルンに到着しました。夜の9時ごろですが、まだちょっと明るいです。
駅を出るとバンッと大聖堂がそびえ立っています!
早速レストランに入り、無事な到着をビールで祝いました。
観光する暇もなく、次の日の朝からGamescomへ!(ま、出張だから当たり前なことですがw)
会場の中は「ウォーリーを探せ!」の実写版のようでした。
待ち時間の短いゲームを見つけてちょっとプレイできました。
私が列に並んでいるときに、たまたま仲さんと木村君が通りました。
Gamescomの第一印象は、とにかく人が多いということです。未発売のゲームをプレイするために何時間も並んでいるファンの姿を見て、皆のゲームに対するパッションを感じます。
ESports、VR、斬新なインディゲーム等、ゲーム業界の傾向を見ることができます。
『NieR:Automata』のコスプレは国内のファンに人気があるようですが、ドイツでも発見!
Gamescomの会場に行くために毎日この橋を渡りました。恋人と一緒に橋に鍵をつけると永遠の愛を得ることができるという言い伝えがあります。
御覧の通り永遠の愛を求めるカップルが多いようです。鍵は無数についていました。
朝の街並み
Gamescomへの道
空き時間があまりなかったのですが、せっかくドイツまできましたのでケルンの観光地もちょっと見に行きました。一番有名な場所はケルン大聖堂です。まさにゲームに出てきそうな風景でした。
外から眺めても、中に入っても迫力がすごいです。
木村君の芸術的な写真1位
大聖堂の上から1
大聖堂の上から2
ケルンに有名なアナログゲームの店があります。仲さんと木村君が様子を見に行きました。流石ドイツですね、ボリュームがすごかったそうです。
日本では入手困難なスイッチが沢山店頭に並んでいました。
ドイツ料理は形が多少変わっても、だいたい肉とジャガイモが出てきましたね。おいしかったです!
やっぱり国際的なイベントに参加することや、他の国の文化を味わうことは印象に残る体験でした。プラチナゲームズのゲームは日本国内だけでなく、複数の言語に翻訳され、世界中のアクションゲームファンにプレイされています。他の地域でゲームがどう思われているのか?どう売られているのか?どう楽しまれているのか?ということを肌で感じることができ、貴重な経験をさせてもらいました。
今回のような視察は、毎年違うメンバーで行くことが多いので、自分は次いつどこに行けるのか分かりませんが、とりあえず日々の仕事を頑張って、次の機会を楽しみにしています!
ティナリ・アビビ Abebe Tinari
カナダ出身のゲームデザイナー。2013年にプラチナゲームズに入社。『ベヨネッタ2』『The Legend of Korra』(日本未発売)では、ローカライズのサポートを担当。その後、ゲームデザイナーに転向し、『スターフォックス ガード』の開発に携わる。現在は新規プロジェクトを鋭意制作中。