2018年に入社し、現在はプロデューサーとして現場の第一線で活躍する中尾裕治さんに、プラチナゲームズの働く環境やチーム内のコミュニケーションについて訊きました。

―自分の強みを知り、転職を決意
前職には新卒として入社し、ゲーム業界でプランナーやディレクターなどの経験を積みました。その時の仕事内容は総合職という側面が強く、工数管理や編成、予算の管理など、作り手以外の業務を幅広く経験しました。
そんな幅広い業務を数年にわたって担当する中で、自分の得意不得意が明確になったんです。ある時「今後も企画を続けていくのか?」と考えた際に、マネジメントで全体を俯瞰して、ゲームの商品価値を最大化させることこそが自分の強みを生かせると考え、プロデューサー職への転職を決断しました。

受けるしかないと思い突撃しました
転職活動を始める際、「デベロッパーであること」「今よりも規模の大きいタイトルに関われるということ」の2つを会社選びの軸としました。デベロッパーでプロデューサーを募集している企業はかなり限られており、その数少ない中の1社がプラチナゲームズでした。
元々プラチナゲームズのことは1ファンとして知っていて、2009年にリリースされたアクションゲーム『BAYONETTA』をプレイして、当時としては全く新しいゲームがでてきたなと衝撃を受けたことを覚えています。昔からのファンだった会社がプロデューサーを募集している。受けるしかないと思い突撃しました。結果として最初に受けたプラチナゲームズに無事内定をもらい、現在に至ります。

クオリティを上げるため、ポジティブな方向に時間消費を
入社前から稲葉(代表取締役社長)のインタビューなどで見ていた通り、プラチナゲームズは開発全体のパッションが強く、実際の現場でもストイックなものづくりをしていました。そういった意味でも入社後の大きなギャップはありませんでしたね。
働く環境についても、ゲーム開発なのでハードな時期はもちろんあるのですが、最低限のことをするのに時間を使ってるというよりは、ゲームのクオリティを上げるためにポジティブな方向に時間を使っている…という想像通りの環境でした。
僕の最初のミッションは自社IPタイトルの1本目である「The Wonderful 101:Remastered」のプロデューサーでした。自社IPタイトルの制作自体がプラチナゲームズとして初めてで、プロデューサーとして入社したのも僕は初めてだったので、当時はよちよち歩きで色々挑戦していたのが今でも懐かしいですね(笑)。
一般的にはディレクターやプロデューサーというのは、長期キャリアの先にようやくなれる役割…というイメージがあると思いますが、プラチナゲームズの場合は少しでも可能性があるなら「やってみよう」とチャレンジすることは多いです。成長していく意思表示ができれば、任せてもらえることや責任範囲はどんどん広げていける環境だと思います。

意見を生産的に出し合い合意を取っていく現場
プラチナゲームズでは、プロデューサーやディレクターが上位ということはなく、フラットなコミュニケーションが当たり前になっています。実際に僕がプロデューサーを担当しているプロジェクトの場合は、基本的に「指示を出して何かをやってもらう」というよりも、「実現したいことを伝え、それに対してどういうやり方が取れるのか」という意見を生産的に出し合い合意を取っていくという形で進めています。
開発全体を通して「面白いゲームを作りたい」という想いが非常に強く、メンバーそれぞれが専門性を生かして最終的に「どうゲームを面白くするのか」というマインドで動いているのが大きな強みです。だからこそ、共通の目的に対して立場関係なく議論できる環境が大事になってきますし、こういった意見出しや議論はフロア内で日常的に見られますね。

―プラチナゲームズのスタッフ達と一緒に面白いアクションゲームを作っていきたい
今後成し遂げたいことは、僕がまだ経験したことの無い「完全新規のオリジナルタイトル」のプロデューサーです。これまで前職で経験したディレクター職や、「The Wonderful 101:Remastered」「ベヨネッタ3」でのプロデューサーの経験を活かし、今後は完全オリジナルタイトルを1から積み上げて完成させることを目指しています。
また、やはりプラチナゲームズの大きな強みはアクションゲームです。ここで働く開発スタッフ達と一緒に面白いアクションゲームを作っていきたいというのが大きな目標です。最終的には、稲葉たちが産み出してきたタイトルを超えるようなものを作っていきたいですね。
プラチナゲームズは創業から現在まで「最強のクリエイティブ集団」を目指しています。コミュニケーションを通して、作品を育てていくという実感を楽しく感じてもらえる会社だと思いますので、ぜひご挑戦いただけると嬉しく思います。

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