MADWORLD

“突き抜けたバイオレンス”と“モノクロを基調としたグラフィックスタイル”という2つのテーマに挑んだ異色作。

白と黒、そして血の赤だけで構成された鮮烈なグラフィックによる過剰なまでの残虐アクションは、独特のコミカルさを生み出している。

暴力が支配する“狂気の世界”をゲームならではのアプローチで描き出し、エンターテイメントへと昇華させた作品だ。

Wii専用タイトルとしては異例の過激な表現を多く含むため日本での発売は困難を極め、欧米での発売から約1年遅れとなる2010年2月、ようやく日本での発売が実現した。Wiiソフトとしては唯一のCERO Z指定(18歳以上のみ対象)(2012年6月現在)。

対応機種 : WiiU | ジャンル : アクション | 発売日 : 2010年2月10日 | 希望小売価格 : 7,140円(税込) | 発売元 : 株式会社スパイク | 開発元 : プラチナゲームズ株式会社 | 著作権表記 : ©SEGA

世界観

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Game in Gameの設定

テロリストに占領され、外界から隔離された都市、「ジェファーソン島」。この島で、全世界の富豪たちに中継されているのが、狂気のサバイバルゲーム「デスウォッチ」だ。そのテレビショウの中の出来事として本作は進行していく。

“Death Watch (デスウォッチ)”

殺戮ゲームの企画に“デスウォッチ”と名付けたのは、シナリオを担当したゲームクリエイターの松野泰己氏※。死刑囚の死刑の瞬間を見送るという海外での習慣が、”Death Watch (デスウォッチ)”と呼ばれることに由来する。

本作の「デスウォッチ」でも、町中に設置された監視カメラによってこの殺戮ゲームの動向は見守られている。

松野氏によるシナリオ


単なる無秩序な殺戮世界では無く、“バイオレンスをエンターテインメントに昇華する”チャレンジと、“デスウォッチ”の設定について、松野氏はこう答えている。

最初にいただいたオーダーが2つありました。主人公のジャックは絶対的な悪であり、暴力を振るうことをためらったりしないという事。 一方で暴力を否定しなければならないという事。この相矛盾する課題には大いに悩まされました(笑)。
悩んだあげくにその課題をそのまま設定にあてはめようと。まず、普通の社会に突如テロリストを名乗る者達が街を占拠し殺戮ゲームを開始する。 そのゲームの中では殺戮が推奨されている。つまり、主人公の行為はデスウォッチの中では極めて当たり前であるが、そもそもデスウォッチ=暴力自体は否定されているわけです。
この二重構造の中に、さらに嘘と真実が交差する物語をはめ込んでみました。

※松野泰己氏
『オウガバトル』シリーズや『イヴァリース』シリーズ、『ベイグラントストーリー』、『GUILD01』など数多くのヒット作を手掛けたゲームクリエイター。シナリオや設定にこだわった独自のシステムでゲームユーザーに絶大な支持を受けている。本作のシナリオを担当した。

グラフィックスタイル

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『MADWORLD』のグラフィックは、海外コミックのモノクロアートのようなビジュアルを再現するため、キャラクターからステージまで全て白と黒と赤だけで表現されている。 一般的に、ゲームのビジュアルには向かないとされるモノクロのビジュアルだが、彩度の低い色を明るい部分に入れたり、背景の奥のコントラストを高めたり、様々な工夫を行うことで2階調のコントラストが持つソリッド感を犠牲にすることなく、視認性を向上させることに成功した。

まさに『遊ぶコミック』と呼べるグラフィックスタイルになっている。

主人公ジャック

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コンセプトアート

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ゲーム画面のスクリーンショット

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アクション

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Wiiコントローラーをバイオレンスという1点に集中して使用。Wiiコントローラーとヌンチャクを使った直感的な操作で、血しぶきが飛ぶアクションを体感できる。

回す!

コントローラーを回すと、ジャイアントスイングをかけることができる!

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斬る!

コントローラを左から右へ振ると、チェーンソウで敵を真っ二つにできる!

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引っこ抜く!

コントローラーを下から上へ振ると、敵の頭を脊髄もろとも引っこ抜ける!

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ぶっ飛ばす!

コントローラーを右から左に振ると、的にめがけて相手をぶっ飛ばせる!

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より刺激的な戦いで観客を魅了

狂気のTVショー“DeathWatch(デスウォッチ)”では、観客の満足度が全て。観客を楽しませるため、プレイヤーにはより刺激的で独創的な倒し方を求められる。ステージ上のアイテムやギミックを駆使し、観客の度肝を抜くような過激なフィニッシュをキメることが肝要だ。

デスウォッチの人気コーナー
BLOODBATH CHALLENGE

デスウォッチで一定ポイントを獲得したプレイヤーが参加出来る人気コーナー。大がかりな装置を使い独創的な設定とルールのもとで特典を稼ぐボーナスチャレンジ。BBCレポーターのブラック・バロンとマチルダによるクレイジーなルール解説も見どころ。

HISTORY

2012.06.05

企画初期のゲーム動画

『MADWORLD』 企画初期段階の映像をチラっとお見せしちゃいます!この段階では、まだ「棒人間」のキャラクター達。本作完成版の彼らと、棒人間の彼らを見比べるのも面白いかもしれませんね!

2012.06.05

過激なゲームアクション

過激で爽快なフィニッシュアクション
行き過ぎ?やりすぎ?超絶フィニッシュ!

2012.06.05

ESRB審査の裏話

ESRB審査により、一部残虐表現のカット指示があった『MADWORLD』トレーラー。 しかし、あえて派手に“CENCORED”テープで画面の一部を隠すことで、内容の過激さをアピール!

2010.02.01

Wii専用タイトルで
唯一の「CERO Z」指定

Wii専用タイトルとしては異例の過激な表現を多く含むため、欧米での発売から約1年遅れとなる2010年2月、ようやく日本での発売が実現しました。
Wiiフトとしては唯一のCERO Z指定(18歳以上のみ対象)(2012年6月現在)。

2009.06.30

オリジナル楽曲のこだわり

ゲームのために書き下ろされたオリジナル・ラップミュージックは、ゲーム音楽の機能性と親しみやすさ、そしてラップのクールなテイストを融合させたユニークな音楽になりました。

2010.02.05

LAUNCH TRAILER

※本映像には一部、暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。映像の視聴にはご注意ください。

2009.08.09

IGN 30daysキャンペーン

北米の大手ゲームサイト「IGN」で30日間にわたって、『MADWORLD』の情報を毎日更新するというキャンペーンを実施。

2009.06.30

MADWORLD Original Soundtrack

当初は予約特典としてのみ入手出来たのですが、ゲーム発売後にユーザーの要望に応えるべく一般販売されました。

2009.06.01

オリジナルピンバッチ

海外の販促グッズとして作られたピンバッジです。ゲーム中のシーンがモチーフになっています。

2009.03.20

Wii デカール

欧米限定で『MADWORLD』オリジナル Wiiデカールが発売され制作され『MADWORLD』発売を記念した様々なコンテストで、賞品として配布されました。

2009.03.06

海外攻略本

Madworld Official Ultra Violence Game Guide
Future Press

2009.03.06

オリジナルパーカー

胸元にはJACKのジャケットにもデザインされているドクロが描かれています。
手元には『MADWORLD』のロゴをあしらいました。

2009.03.01

Gore in London

『MADWORLD』発売にあたって、ロンドンでは大規模なストリート・キャンペーンが行われました。

2008.07.14

E3 2008 TRAILER

※本映像には一部、暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。映像の視聴にはご注意ください。