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プラチナゲームズでは「メンター制度」を導入しています。
※メンター制度…後輩社員(メンティー)に別部署の先輩社員(メンター)が付いて、面談などを実施し、キャリア形成上の悩みの解決の手助け・サポートをする制度
社会人1年目は色々と悩みや不安もあるかと思いますが、そのニーズに応える制度であり、社内では好評なメンター制度。
今回は「プラチナゲームズのメンター制度って実際どうなの?」をテーマに、メンター・メンティー・運営メンバーの中から7名にお越しいただき、採用グループからお話を伺いました。
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皆さん本日はお集まりいただきありがとうございます!まずは自己紹介をお願いします。メンター制度での役割も添えていただけますか。

小西:サウンドデザイナー、入社3年目の小西です。昨年は川辺くんのメンターをしていました。

川辺:キャラクターモデリングアーティスト、入社2年目(昨年度メンティー)の川辺です。

中西:ミュージックコンポーザーの中西です。入社4年目です。私はペクさんのメンターをしていました。今まで、新入社員2名のメンター経験があります。

ペク:VFXアーティストで、入社2年目(昨年度メンティー)のペクです。

田中:プログラマーの田中です。メンター制度の運営メンバーで、推進責任者です。

平岩:サウンドデザイナーの平岩です。今年から運営メンバーに加入しました。僕はメンター経験としては過去に5名ほど対応しています。

大野:労務担当を担当している大野です。労務担当は皆、メンター制度の運営メンバーです。

さっそくですが、「メンターメンティー制度」について、実際にどういう活動をされているのか教えてください。頻度、場所など。

田中:メンターとメンティーの面談を、週に1度、30分間行っています。基本的には会議室で実施していますが、外で散歩しながらしたりすることもありますね。

中西:出社している日は、会議室で行うことが多いですね。

平岩:在宅勤務の日は、Zoomを利用しながら行っています。

田中さん、会議室ではなく外で実施する理由は?

田中:社内だとどうしても仕事モードのままになってしまうので、切り替えるために一度外に出てリフレッシュして話せるようにしています。

 

後輩が先輩と話すのは緊張することもあるかと思いますが、会議室で面談をする際にリラックスできる雰囲気作りは心掛けていますか?

中西:おすすめのお菓子を持参したりしています!『これ美味しいから食べてみて!』みたいな感じで話し出すと、リラックスした雰囲気で始める事が出来ますし…。最近ではメンティーの子が自分のお気に入りのお菓子を持ってきてくれることもあって、お互いのおすすめのお菓子の話で盛り上がりました(笑)
あとは、会議室に入っていきなりは面談を始めずに、まずは天気や最近見たTV番組などの雑談から始め、和やかな会話でスタートするように心掛けています。

話しやすい雰囲気作りは大切ですね!ちなみに皆さんのおすすめのお菓子は何ですか?(笑)

中西:前に貰った韓国のお菓子ってなんだっけ?

ペク:『ククダス』ですね!とても柔らかくて、パッケージと密着しているので開けるのが難しいお菓子です。すぐに砕けてミーティングルームが汚れちゃいます(笑)

中西:こういった雑談で盛り上がりました(笑) とっても美味しいお菓子でした!

韓国発で人気のお菓子、ククダス

楽しそうで良いですね!他の方は何か工夫していることはありますか?

小西:僕達の場合は、初めは会議室で行っていました。ただ、話している中で川辺くんが散歩好きだとわかったので、リフレッシュの意味も込めて外を散歩しながら行うようになりました。川辺くんは関東出身なので関西出身の僕が会社近辺を案内したり、そこで見つけたレストランなどの話をしたりして息抜きが出来るように工夫しています。最近はグランフロント大阪の1階にあるカフェの新作ドリンクを購入して、飲みながらオフィスへ帰ってきたりしました。

話しやすいし、外で体を動かすことで体もほぐれて良いですね!
では次はメンティーの方にお話しを聞きたいと思います。メンターとの面談をする中で、話の話題に悩んだりした経験はありますか?

川辺:慣れるまでは時間の使い方に悩みました。30分という限られた時間をどうやって使うか、何の話をするかなど色々と考えてしまったりして…。

田中:平岩先生、何かおすすめの30分の過ごし方とかありますか?

平岩:うーん(笑) 話題作りの向き不向きも人によって違うので、30分という枠に囚われ過ぎないのがいいと思います。特になにも無ければ早めに終わったりしますし。

田中:確かに。『30分まで』とは決められているけど、きっちり時間通りにやる決まりはないですよね。

平岩:特に困っている事とかなければ、会社のお知らせとかで気になることが無いかの確認とかしますね。早めに切り上げることは双方にメリットもありますし、面談をコンパクトに収めることは結構ありました。

話すことが特に無い場合の過ごし方って、他の皆さんにもあったりしますか?

中西:メンター面談の時間を使って、ゲームをしているペアもいると聞いたことがあります。

ゲーム会社ならではですね!
ちなみにメンターの皆さんは普段業務で忙しくされていると思いますが、通常業務との兼ね合いはどうやって付けていますか?
もちろん周りの人の協力や理解もあると思いますが、当日までに仕上げたい仕事がある時などどうやって折り合いをつけているのかな?と…。

中西:私は臨機応変に調整しています。メンター面談の時間はしっかりと取りたいので、週に1度は必ず時間を取れるように時には面談をリスケしたりもします。

メンターが慌ただしくしていると、メンティーの方も何かを察してしまう可能性もありますよね。

中西:そうですね。メンターとメンティー、お互いが落ち着いて話せるよう時間を合わせて柔軟にやっていくのはアリだと思います。

小西:僕らの場合は事前に毎週の日時を決めてしまっているので、会議等が入ったりしたらその週の面談はスキップしていました。面談の時間だけが、メンターとメンティーの関係ではないと思います。川辺くんに辛いことや困ったことがあった時は気軽にSlackで話が出来るようにしていました。
※Slack…社内で社員間の連絡に使用しているチャットツール

中西:お昼ご飯を一緒に食べに行くことも良いですよね。機密情報があるので話せる内容は限られますが、メンターメンティーの枠に囚われすぎずに、より密なコミュニケーションが取れた感じがしました。

では実際に1年間活動されて、上手くいったことや課題だと感じたこと、メンター活動を通して自身が成長したと感じたことを教えていただけますか?

中西:プロジェクト外の他セクションの方との繋がりが出来たことが良かったですね。メンティーを通してコミュニティが広がったように感じました。また自分が新人時代に抱えていた不安や悩みをメンティーが感じているのをみることで、当時の事を思い出すことが出来ました。仕事で部下や後輩に接する際に、より同じ目線に立つ事が出来るのは、こういったメンターの経験があってのものだと感じています。

 

例えばどういった悩みがありますか?

中西:うーん…。『制作した内容等がディレクターや上司から何度もリテイクされ、業務が停滞しているのですがどうしたらいいですか?』という悩みは『あぁ~あったなー!』って感じました。そういう時は、ベタですが『一度、業務から離れてみたらいいよ?』と、アドバイスをしたりします。きっと抽象的な問題に悩んでいることが多いと思うので、『どこが問題になっているか』『どういったものにしたいのか』を見直した方がいいですし、ずっと同じ手順を繰り返すから上手くいっていない事もあります。メンティーから相談される悩みは自分自身でも感じることがありますし、普段の業務の中で後輩を気遣うきっかけにもなっています。

メンター制度を通して色々と学んでいますね!

中西:そうですね!学んだことはいつも頭の片隅においています。

田中:コロナ渦になって、社内イベントが無くなったじゃないですか。忘年会とかボウリング大会とか…。

川辺:そんなのあったんですね…!

田中:色々とやってたんですよ(笑) 社内イベントが無くなった今、仕事以外のコミュニケーションが取りづらくなっていると思います。
他の部署との繋がりも少ないですし。こういった状況だからこそ、メンター制度は社内コミュニケーションの一環として一役買っていると感じます。

小西:僕も中西さんと同じような意見ですね。やっぱり年数を重ねると、自分が入社当初に悩んでいた事を忘れていってしまうので…。新入社員が入った時に、抱えやすい悩みを理解した上で接することが出来るというのは重要なことだと思います。