最近、通勤しているときにふと目に入った街灯や外壁に対して
「あのオブジェクト、斬りやすそうだな…」とか
「お、この高さならニンジャランで駆け上れるな…」とか
そんなことを考えてしまっているゲームデザイナーの田浦です。
さてさて、
『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』(以下、MGR)の発売が、徐々に迫って参りました。
このゲーム、体験版をプレイされた方はお分かりだと思いますが、戦いの中でカッコよく立ち回るための重要な要素として、『シノギ』というアクションがあります。
今回の『MGR』開発ブログは、アクション部分を担当したワタクシが、この『シノギ』というアクションについて、少し、お話ししたいと思います。
まず『シノギ』とは?
敵の攻撃に対して自らの攻撃を合わせ、ダメージを防ぐアクションのこと。
では『シノギ』の出し方は?
① 攻撃体勢の敵の方に身体を向ける!(敵の方向に左スティックを入力)
② と、同時に弱攻撃(□ボタン)を放つ!
たったこれだけで『シノギ』が成立し、敵の攻撃を完ぺきに凌ぐことができるのです。すばらしい。
また、敵の攻撃がいままさに当たる瞬間のジャストタイミングで『シノギ』を成功させると、凌ぎ後、自動的に反撃が行われます。すげぇ。
この、反撃がヒットすると、チャンスです。
そう、『斬撃モード』で斬り刻む絶好のチャンスなのです。
もうこれでもかというくらいに斬りまくりです。
よほどのストレスが溜まっていたのでしょう。
しかし、たった一度『シノギ』が成功したからといって、浮かれている場合ではありません。
剣術に長けた相手であれば、ジャストタイミングで凌いだ後の反撃を凌ぎ返してくるかもしれないのですから。
というか、返してきます。
こんな感じですね。敵ながらあっぱれです。脱帽。
…さて、どうするか。答えは非常に簡単。
「凌いだあと凌がれたら凌ぎ返せばいいじゃないッ!」
では、凌いで凌がれたあとの凌ぎも凌がれたら。
「凌いで凌がれたあとの凌ぎも凌がれたらまた凌ぎ返せばいいじゃないッ!」
ということでこちら。
そろそろ『シノギ』がゲシュタルト崩壊を起こしてきました。
ただ、ゲシュタルトが崩壊するほどがんばった先に待つのは、凌ぎ合いに打ち勝ったあとの『斬撃モード』での切断。
これは、ただ近づいて斬撃したときと比べ… いやもう比べるのも痴がましいほど、壮快感、抜群です。
抜群です。
モニターに向かって どや! って感じです。
『シノギ』からの『斬撃モード』は、ゲーム本編でもメインとして使える戦い方です。
ここで覚えておいて、損はなし。です。
しかし、ここまで読んでいただいた方の中には、アクションゲームがあまり得意でなく、「敵の攻撃に合わせて入力するなんてとんでもない!」とか、体験版で「無理だわ…」と諦めてしまった方もいるかと思います。
製品版では、難易度『EASY』を選択すると、『イージーアシスト』という機能を使うことができます。(※任意で選べます)
この 『イージーアシスト』を使うと、とにかく攻撃をして、攻め続けるだけで、自動的に『シノギ』が発動する のです。超便利。
タイミングを気にする必要がない為、気軽に、気持ち良く、プレイできる事うけあい。
ぜひ、試してみてください。
と、このような感じでばったばったと敵を斬り刻みながら進む先には、もちろん、さらなる強敵も待ち受けています。
仔月光との連携がいやらしい妖艶な美女。
動きを封じさせて攻撃するなんて… ひどい。
謎の巨大兵器。
この巨体でこのスピードは… ひどい。
どうやって斬れというのだッ! …と嘆きたくなるバラバラ男。
… ひどい。
と、まだまだ強敵はたくさん潜んでいるのですが…
この続きは、発売後にたっぷりと、堪能してください。
それでは、お楽しみに。