第1回目のブログ読んでいただいた方、面白かったですか?
MADWORLDのこと少しは興味もってもらえたらうれしいです。
今回は1回目の続きの話をしたいと思います。

僕たちのチームは日本で開発を行い、スタッフもほぼ日本人が集まっています。
そんな日本人が海外に「笑い」を提供するなんて難易度が高いことができるのか?
っていう疑問というか不安はずっと付きまとっていました。

けれど、「標識刺し」や「ローズブッシュ」などを見た海外の方はみんな大爆笑だったので
こういうレベルのものを作れば、海外の人は笑ってくれるんだ!と思うようにしました。
そこで僕はチームにこうオーダーしました。
「ぼくたちがやりすぎると思えるような遊びのシーンやリアクションを作ってください。けれど「笑い」を狙ってはダメ!」と・・・。

日本人のコメディアンの人でさえ、海外で受ける笑いを考えようとしてもそれを発表して「大爆笑を取った」というのはあまり聞いたことがありません。
それなのに笑いのプロではない僕たちが「笑い」を狙ってしまっては逆に「笑えない」ものができてしまうと考えたからです。

実際、「標識刺し」を最初に見たチームのリアクションは最低でした。
残虐すぎて気持ち悪いくらいの印象でした。でも、それが日本人の一般的な感覚なんです。
それが海外の人が見ると「大爆笑」になっています。過剰な残虐=大爆笑というまったく正反対な感覚が人、国、文化の違いによって起きるんだと実感した瞬間でした。
だから、日本人のチームにいきなり「海外の人が笑えるものを作れ!」と言っても無理なんです。
けど、「笑いが取れたもの」を軸にしてある程度笑えるかなと予想しながら作ることはできるかなぁと
思いチームにさっき書いたようなオーダーをしたんです。

これを読んでくれている海外の人は「どこが残虐なの?」って思う人結構たくさんいるんじゃないかなぁと
思いますがこれが「感性の違い」なんです。
まあ、僕はチームでただ1人「標識刺し」で大爆笑してたので本当は日本で生まれてないんじゃないかと不安になりましたが・・・。

話はガラッと変わってこないだあるサイトでユーザーが主催になってMADWORLDのポスターデザインをいろいろ作ってくれてました。
まず驚いたことは、どれも「センスがいい!」ってことです。
そしてのアップされたポスターの数もめちゃめちゃ多くてビックリしました!

みんな、自分の時間を使って一生懸命にMADWORLDのデザインを考え作ってくれてたんだと思うと僕もチームも「ゲームももっとよくしよう!」
とモチベーションが最大限に上がっています!作ってくれたみなさん本当にありがとう~~~!!!
(添付のポスターは僕が選んだ中でももっともよかったポスターデザインです!)

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それと、ここのPGTVってもう見てくれましたか?
PGTVのポッドキャストにて僕のインタビューが動画でアップされてるんですけどその中で「好きなゲーム」の話で
僕が一番好きなゲームの話をするのを忘れていました。ちょっとお酒も飲んでたのと最近「DSの脳トレ」をプレイしていなかったからボケてました。
なので、改めて僕が一番好きなゲームを紹介させてもらいます!
それは・・・「GTA」です。

GTAはGTA3から初めてあとは全シリーズ遊んでます。最近ではGTA4を遊んでるところです。
以前カプコンにいたときはローカライズスタッフとして「PSP版 GTA VICECITYSTORIES」に参加したくらいです。

GTAの魅力は説明しなくてもみんな理解してくれてると思うけど、とにかく「自由度が高い」ところが非常に楽しいですね! 
実はMADWORLDもGTAの「自由度」を参考にして遊びやどこでも行けるMAPを作っています。
さすがにあそこまで広大ではないですがWiiの中で1番「自由度が高いゲーム」かなと思ってるんでぜひ、MADWORLDでも「自由」を楽しんでください。