「アフターバーナークライマックス」の配信決定のニュースを聞き、興奮のあまり公式ホームページのブログについコメントを書き込んでしまった神谷です。本当に移植されるなんてマジすげえ! …僕はですねぇ、「アフターバーナークライマックス」こそ、次世代機の何たるかを最もシンプルかつ的確に知らしめることが出来る逸材だとズーッと訴えてきたんですよ。だって戦闘機でフツーじゃ有り得ない場所をカッ飛ばし、向かってくる敵戦闘機の編隊にミサイルを連射してブチ込むなんて、実にゲームらしいロマンとスペクタクルに満ちてるじゃないですか。これを家電量販店の大型テレビコーナーでデモンストレーションしたら、爺ちゃん婆ちゃんも足を止めますよ。リアルにすりゃいいってもんじゃない! 誇張最高! …これでやっとゲームに興味の無い親父にも「これが次世代のゲームだジ(松本弁)」とドヤ顔できます。

でもXbox360版800MSP/PS3版900円なんて、そんなに安くていいんですか? 僕はパッケージでフルプライス販売でも買いましたけどね…。仕舞い込んでたプロジェクターも引っ張り出さないと…。いままで散々「移植しろ!」と騒いできたので、100インチのスクリーンで遊ぶくらいの誠意を見せないと失礼ですからね。

そんなワケで、今春配信予定の「アフターバーナークライマックス」、クライマックス仲間ということで今後も要注目ですね。開発スタッフの皆さん、頑張って下さい! あと「モンスターランド」のバーチャルコンソール・アーケードの配信もお願いしますね。

「アフターバーナークライマックス」公式サイトはこちら!

…コーフンして長くなりました…そろそろ本題に移りましょう。去る1月30日(土)、プラチナゲームズの公式オフ会「PLATINUM TWILIGHT」が、梅田スカイビル39階、本格広東料理の展望レストラン「燦宮(さんぐう)」で開催されました!
32人ものファンの方々が集ってくれて、ぼくたちプラチナのスタッフも楽しいひと時を過ごすことが出来ました。みなさん礼儀正しくてあんまり際どい質問もなく(もっとガンガンきてもらっても良かったんですけどね~)、始終和やかな雰囲気でしたね。多くの方から熱烈な応援の言葉も頂き、ゲーム作りに人生を捧げてきて良かったなぁ…としみじみ感じました。
こうしたファンの方々とのイベントは、クローバースタジオ時代にも何度か行いましたが、今回は開発スタジオの入ったビル内での開催という事で、せっかくなので特別に開発フロアのプチ見学ツアーも敢行しました。普段業界のお客さんが来社される時でさえ情報の取り扱いに注意している開発フロアへ、今回初めて一般の方を御案内。今の時期は先日発表したばかりで詳細は未公開の完全新作「VANQUISH」が絶賛開発中で、説明して回った僕も緊張してしまいました(笑)。
フロアをお見せできたのは短時間でしたが、パーテーションを取っ払ってコミュニケーションを大切にしている開発スタイルと、スタッフみんなオモチャ大好きだってことは、何となく感じていただけたのではないでしょうか。…僕の散らかった机も見られちゃいましたね。
ともかく、普段は顔の見えないユーザーの方々と実際にお会いして、お話することが出来たことは、一言では言い表せないくらい意義深い経験でした。

僕たちの本分は「面白いゲームを送り出すこと」ですが、僕たちはゲームを作るだけの機械ではありません。スタッフそれぞれ、れっきとした一人の人間です。皆さんがゲームに興味を持ってくれるのと同様、僕たちも遊んでくれるユーザーの方々に興味を持っています。
ゲームの種類、規模、また作ったクリエイター(会社?)によって違うかとは思いますが、僕には「工業製品ではなく、人の温もりのこもった民芸品のようなゲーム作りをしたい」という想いもあります。ただの“メーカー”“お客”ではなく、お互いの人となりを知ることができ、お互いに“人”であることを実感できるイベントは、これからもやって行きたいですね。

…というワケで、備忘録。
● 「ベヨネッタは発売日に30時間ブッ続けでプレーした」 → 俺もスーファミ発売初日にマリオワールドクリアした!
● あのブログ書いてる人はこんな人なのか~
● バレンタインのチョコゲット
● 海外限定仕様特典のスカボロウフェア、刻印間違っててスンマセン…
● ベヨのコスプレ…プフフフフ!
● 自作スカボロウフェアすげェ
● 「バイオ2大好き」 → リアルタイムポリゴンキャラ(多分)初キスシーンを搭載したのが自慢
● 「バイオ1より2の方が好き」 → 俺は1のが好き(笑)
● 「ベヨネッタの続編を作って!」 → タイミングが合えば…
● 「シューティングゲームを作って!」 → やぶさかではないですね~
● 「ジョー3を作って!」 → 遊ぶ人いる?(笑)
● 「大神の続編は?」 → ストーリーはちゃんと頭の中にあったけど…
● 「私の神ゲーはゴッドハンドとベイグラント」 → 僕も精進します…
● 「デビル2も好き」 → !?
● 「ベヨネッタのMAPのコマ人形が欲しい」 → 是非「たのみこむ」に…
● 「ベヨネッタの抱き枕が欲しい」 → 是非「たのみこむ」に…
● 「ベヨネッタのメガネが欲しい」 → フフフ
● AC版初代グラディウス最高!
● 十三に住んでるなら駅前のラーメン屋「よかにせ」に行くべき
●「ベヨのストーリー分かりにくい」 → すんません…

…と、公式オフ会のご報告が終わったところで、今回はもう一つお話があります。巷ではベヨの実況プレー動画なんかが賑わっているようですが、「ベヨネッタ」のディレクターである不肖、神谷英樹も、実況プレー的なことをやってみたくなりました。…で、試しに冒頭チャプターをもう収録してみました。

Youtubeでの配信はこちら→ Vol. 1 | Vol. 2 | Vol. 3 | Vol. 4
ニコニコ動画での配信はこちら→ Vol. 1 | Vol. 2 | Vol. 3 | Vol. 4

自宅で一人でやっててテンション激低&収録環境劣悪&テクニックグダグダですけど、制作中のエピソードや隠れた設定など、裏話的なことを中心に喋ってますので、興味のある方はご覧下さい。発売から3ヶ月が過ぎて、そろそろ皆さん遊びつくした頃じゃないかと思うので、ネタバレOKということでこの先も続けていけたらと思ってます。普段やる気のない僕がどこまで続けられるか分かりませんが(笑)、どうぞよろしくお願いします。

それではまた!

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写真:デザイナーの193から誕生日にもらったプレゼント。デザインした本人による、ハンドメイドのコマ人形! でもなぜジャンヌではなくゼロ…