はじめまして、プログラマーの天野です。

今回は入社して大体1年程経った私がプログラマーの仕事について書いていきたいと思います。

 
私が担当した部分
主にイベントに関わるシステム周りで、要するにゲームのフラグやイベントの起動・終了処理を実際に作ったりします。
その他にもゲームフラグをエクセルから管理できるようにコンバータを作る、ゲームエンジンに手を加えてイベントを配置しやすくするといった事もしました。

ゲームとして動くためのすべての処理をプログラムのコードとして書くだけでなく、ゲームを作るためのツールも作るというのがプログラマーの仕事です。

プログラマーの仕事の取り組み
プログラマーなんだからとにかくひたすらコードを書くんだと思われる方も居るかもしれませんが、どういうものを作るかをゲームデザイナー(プランナー)やツール使用者とよく話し合う事がとても重要です。
お互いの理解が足りないと求められているものと違うものを作っていたり、足りない部分があったりして作り直しになります。
また、相手にどういうものが欲しいのかはっきりとしたビジョンが無いこともあるので、こちらからドンドン提案していくことも大切です。

そうして作ったものを動かしてみると、更に良いアイデアを思いついたりするので、完璧に整えてから出すのではなく仮レベルのものを早く出していくようにしています。

大勢の人と関わって作るということ
私が学生の時は、主に一人で作っていて相談する相手が居なかったのですが、会社では大勢の人と相談しながら作っていけるし、それが大切なことでもあります。
そうしてデザイナーの人達が作ってくれたデータを自分がプログラムしてゲーム上に出てきた時はとても達成感があります。
その後のプロデューサーチェックで自分の担当部分が出た時は、上手く動くか少し心配に思います。(もちろん十分にチェックしてからデータを出しますが)
しかし同時に自分が作った部分がどういう風に思われているかをチェックするチャンスで、とても刺激的です。
趣味制作では中々多くの人がどう感じているかを間近に見たり、感想を貰ったりする機会が無いので楽しいです。

以上でプログラマーの仕事の紹介を終わります。
読んでいただいてありがとうございました。

最後に私が読んでよかったと思った本を幾つか紹介しておきます。
amano_books1
・独習C++
・Effective C++, More Effective C++, Effective STL
・オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン
・実例で学ぶゲームAIプログラミング
・ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術

ゲームは無料で作れる(C++コンパイラは無料)ので、興味がある方はぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?
貴重な経験が得られると思います。