プラチナゲームズ代表の佐藤です。

2月2日は当社の創業記念日です。
そして2021年2月2日、プラチナゲームズは創業15周年を迎えることができました。

会社を設立したのは2006年。トリノオリンピックの年。第一回WBCの年。ゲーム機でいえばプレイステーション3とWiiが発売されたのがこの年の年末商戦。スマホはなくてガラケー。こう書くとすごく昔のことなんですね。でも感覚的にはそこまで昔のことではなく、4、5年前のような気もします。この15年間で、14タイトルのゲームを世の中に送りだすことができました。これは、プラチナゲームズの社員全員の努力、またいろいろなご縁で繋がったお取引先のご尽力のおかげと感謝しています。

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思い返すと、会社を立ち上げた当時は、当たり前ですが会社の知名度はゼロ。幸いなことにゲーム業界内の人脈によってゲームのプロジェクトが決まり、会社は少しずつ動き始めたのですが、それでも世の中的にはやはり知名度がゼロ。ゲームタイトルを発表して、それを発売するまではその状態が続きました。ゲーム会社ですからゲームによって知名度が上がるのは当然のこと。1本もゲームを発売していないのに知名度はありません。それはそうなんですが、知名度がなくていろいろ苦労することもありました。
たとえば、人材採用です。やはり多くの人が「有名な会社に就職したい」と思うものです。本人だけでなく、ご両親やご家族もそれを望んでいることは多いでしょう。ですから会社説明会や採用募集では、いかに会社の実質を伝えるか、熱意を伝えるか、ということに力を入れました。知名度のない当時のプラチナゲームズを志望してくれた人たち全員に心から感謝、そして入社して会社の創成期を作ってくれた社員たちにも感謝です!

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プラチナゲームズを創業したときに、「会社を大きくすることを目的にしない」というように考えました。結果的に大きくなるなら良いのですが、それを目的にしてしまうとどこかに無理が来ると思います。一番大事なものはゲームの品質であり、これを守るには、少数精鋭でゲーム作りに没頭するために大きくなりすぎない方がいい、というのも当時考えた理由のひとつでした。したがって採用活動は常に「量より質」が基本でした。
現在、当社は創業時からすると社員数が4倍くらいに増えているのですが、これは結果的なものです。振り返ってみると、拡大は必要に応じて慎重に行ってきたと思っています。
お蔭さまで今日では、プラチナゲームズを志望してくださる方は増え、採用活動も昔のような苦労は減りました。半面、志望して入社してくれた社員が期待以上の充実感を感じられるようにしたいという思いが増えました。この15年間の大きな変化の一つです。
これからも当社は、ゲームの品質を高めるための会社はどうあるべきか、という発想を基本として会社運営を進めていきたいと思います。そして、ユーザーの皆さんに笑顔になってもらえるような、あっという驚きを与えられるようなゲームを作り続けていきたいと思っています。

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さて、先月もお伝えしましたが、忘年会、仕事始め式、お花見やボーリング大会など、当社は社内行事にも力を入れています。これも15年間で内容が少しずつパワーアップしてきました。エンターテインメント産業の一員として、社内行事は楽しくやりたいものですし、社員にそういう場を提供するのも会社のミッションのひとつと考えているからです。ここ数年は社員数の増加にともなって宴会の会場確保も一苦労。でも今後も力を入れていきます。
幸か不幸かこの1年は社内行事もリモート開催を余儀なくされています。ZOOM開催ならむしろ何百人でも会場いらず。喜んでいいのかどうかわからない最近の事情です。

そしていま、「4月の花見をどうするか」で頭がいっぱいです。

ではまた。

佐藤賢一
代表取締役社長

1962年 東京都生まれ。
1986年に株式会社伊勢丹に入社後、1996年にゲーム業界に転身。株式会社セガ・エンタープライゼス(現:株式会社セガ)にて、ドリームキャストのマーケティング業務に携わったのち、2000年に株式会社キャビア(現:株式会社マーベラス)の設立メンバーとして招聘され、会社運営全般の業務に携わる。2006年に有限会社ODD(現:プラチナゲームズ株式会社)を設立。取締役/管理本部長として、経営部門全般の責任者を務め、2016年4月代表取締役に就任。