プラチナゲームズ代表の佐藤です。

4月に入りました。プラチナゲームズは会計年度の開始を6月にしているのですが、やはり世の中が動き出すこの4月。気持ちが新しくなります。新型コロナウイルスは、相変わらず終息の気配を見せず、世界中が不安な日々を送っています。お亡くなりになった方に追悼の意を表しますとともに、感染された皆さまの一日の早い回復を祈るばかりです。
プラチナゲームズの社員に対しては、毎日の検温を義務付け、体調が少しでも悪いと感じたら休むようにお願いをしています。とはいえ、あまり過敏になりすぎないように、気を付けることには気を付けながら、やるべき仕事を進めていきたいと思っています。(4月6日現在)

さて、Webサイトでお伝えしているように、東京における開発拠点『プラチナゲームズTOKYO』を準備中です。

東京における開発拠点の新設の一番の目的は、「開発力強化」です。
創業以来14年間、大阪を拠点にゲーム開発を行ってきましたが、優秀なクリエイターとの出会いの機会をより広げていくため、これから大阪と東京の二拠点体制で開発を展開していきます。

場所はお茶の水。JR御茶ノ水駅から徒歩3分の好立地です。
お茶の水は明治大学を中心とした学生の街として知られています。また古書店や大型書店なども集中するエリアでもあり、学生街と相まってアカデミックな雰囲気を醸し出していますが、秋葉原も徒歩で行けるほど近く、ゲーム文化の情報収集には便利な場所だと思っています。また東京駅も近いため、大阪・東京二拠点での事業展開には非常に都合が良い場所です。

この『プラチナゲームズTOKYO』ではゲーム開発の実作業を行う一方、大阪所属のスタッフが東京でお取引先様と会議などを行う、あるいは東京でイベントなどを行う、そういった際にも拠点のオフィスとして使用しますので、いままで以上に機動力がアップするものと思います。東京勤務をご希望のゲームクリエイターの方でプラチナゲームズにご興味おありの方は、ぜひ弊社までご連絡ください

4月ということでもうひとつ。ニューフェイスの合流です。
4月1日、新入社員の入社式を行いました。
本来であれば全社員が出席して新人を迎えたかったのですが、このご時世ですので、先輩社員側の出席者の数を限定して開催いたしました。新人にとって入社式は大事なイベントです。このような形でも開催してよかったと思います。

入社式の内容は堅苦しいものではなく、新入社員たちが持ち時間を使って自分をアピールして、先輩社員に顔を覚えてもらうというものでした。

 

新入社員と既存社員の交流がスタートする最初の日。新入社員にとって大事なことは、自分を知ってもらうこと。自分がどんな得意技を持っているのか、どんなことに興味があるのか、それをアピールすることが第一歩であり、他のスタッフとの連携がうまくいくことこそ、開発力の強化になると思っています。

この日入社した社員は33名。プラチナゲームズにとって過去最大の受け入れ人数です。これもまた開発力強化という構想のひとつの現れです。
33名はいずれも、面白いゲームを作ってやろうと当社を志望してくれた頼もしい若者たちです。何年か先、いやもう少し早く、彼らの作ったゲームが必ずや世の中で人々を楽しませてくれることを期待しています。

さて、プラチナゲームズでは今年度を「第二創業元年」と位置づけています。会社を立ち上げたとき以上の思い入れを持って、プラチナゲームズを次のステージに押し上げていこうという想いを込めて名付けました。しかしながら、一連の開発体制の強化を目的とした体制作りはあくまで手段にすぎません。これらの成果が上がるのはもう少し先のことだと思いますが、引き続き社員一同頑張ってまいります。

ではまた。

 

佐藤賢一
代表取締役社長

1962年 東京都生まれ。
1986年に株式会社伊勢丹に入社後、1996年にゲーム業界に転身。株式会社セガ・エンタープライゼス(現:株式会社セガ)にて、ドリームキャストのマーケティング業務に携わったのち、2000年に株式会社キャビア(現:株式会社マーベラス)の設立メンバーとして招聘され、会社運営全般の業務に携わる。2006年に有限会社ODD(現:プラチナゲームズ株式会社)を設立。取締役/管理本部長として、経営部門全般の責任者を務め、2016年4月代表取締役に就任。