こんにちは!広報担当の津熊です。

以前書いた記事『ベヨネッタに学ぶ“いい子は絶対マネしちゃいけない”英会話』に続いて、今回は『ベヨネッタに学ぶ“M男に使える”英会話』をご紹介させていただきます。

恥ずかしながら前回は、少し大人な内容に走りすぎてしまったため、一部ではびっくりされた方も多かったようです。申し訳ありません。。。今回は自主規制して、もう少し日常的に使えそうなセリフを選びました!

英語に興味のある方はどうぞ!

では、早速


LESSON 1

You heard the man.
Finish up in 5 minutes 
or you’re walking home to your cake and candles.

こちらは『BAYONETTA』のプロローグ(序章)のお墓のシーンで、ロダンがエンツォに「エッグマンの埋葬をしてこい!」とシャベルを投げつけた後に、ベヨネッタがエンツォに向かって言ったセリフです。

英語
セリフ 
You heard the man.
Finish up in 5 minutes 
or you’re walking home to your cake and candles.
直訳 あの男が言ったこと聞こえたでしょ
5分で終えないと
ケーキとロウソクがある家まであんたは歩いて帰ることになるわよ
日本語 
字幕
早くして
5分経ったら
歩いて帰ることになるわよ



heardは、hearの過去形で、“hear=聞く/聞こえる” → “heard=聞いた/聞こえた”ですね。文章そのままを訳すと、You heard the man=“あの男が言ったこと聞こえたでしょ”ですが、実際は“聞こえただろ(理解したならさっさとやれよ)”くらいの少しキツめの表現です。親や先生が子供に注意するとき、怒った彼女が彼氏を叱るときによく使われます。

“You heard the man”の”the man”→”your mom”にすると、You heard your mom=“ママの言ったこと聞こえたでしょう!(言うとおりにしなさい)”となり、“me”にすると“You heard me=さっきも言ったでしょ(何度も言わせないで)”という意味で使えます。

“Finish up in xxx(時間)”も便利な表現です。ここでは丁寧に 5 min=“5分で”と言っていますが、minは省略して“finish up in 5”でも大丈夫です。ただ、ここでは、“Finish up in 5 min or ~”と、“or”がついているのがポイントで、“or”以降の文章によって「5分で終わらせないと○○するぞ」という脅し文句となります。少し前にエンツォが「今夜は俺の誕生日で子供がケーキ作って待ってるのに~」と言っていたので、ベヨネッタは、「早くしないとcake and candles (ケーキとキャンドル)がある家まで、おまえは歩いて帰ることになるぞ」と女王風を吹かせたのです。

その後、置いてかれそうになったエンツォは、“What!? Don’t you leave me here!/こんなところに置いてかないでくれよー!”と、シャベルを持って慌てて走っていきましたね。


You heard xxx(人)
Finish up in xxx(時間), or xxxxxxxx

こちらの言い回しだけでも覚えてもらえたら色んな表現ができるようになるので、今日はこの2つを覚えてくださいね!

この表現は、M男さん向けに色々活用できますよ!

《例文》
食べるのが遅いM男さんに・・・
Finish up in 5, or I’m leaving you=5分で食べないと置いてくわよ!

身支度が遅いM男さんに、用意する=be readyを使って・・・
Be ready in 5 minutes, or I’m done with you=5分で用意しないと、アンタとは終わりね!

また、具体的な時間表現“in xxx minutes”の変わりに、直ちにという意味の“immediately”や“right away”を使ったアレンジ表現もできます。
You heard me. Get over here immediately or you’ll be sorry!=何度も言わせるな、さっさと来ないと後悔するよ!

英語は単語だけで覚えるより、言い回しとシチュエーションをパターンで覚えておくと、少し入れ替えるだけで色んな表現ができるようになるので、基本形を覚えて身近なM男さんにぜひ使ってくださいね!次回をお楽しみに~




tsukuma_runr津熊和代 Kazuyo Tsukuma
2010年プラチナゲームズに入社。ゲームはヘタくそですが、英語が話せます。時々こちらで記事を書いています。

過去記事:
PCゲーム初心者が、ごく普通のオフィス向けPCでSteam版『BAYONETTA』をプレイしてみた!
ベヨネッタに学ぶ“いい子は絶対マネしちゃいけない”英会話
突然ですが… ホノルルマラソン、チャレンジします!