プラチナゲームズのアウトソーシングマネジメントグループマネージャー・西岡です。

ゲームに携わる全ての人に向けたイベント「OPEN GAME FEST」(主催:Indie-us Games)が京都コンピュータ学院京都駅前校で初開催され、プラチナゲームズを代表して講演をおこないました。当日の様子を、体験談を交えながら紹介させていただきます。

「OPEN GAME FEST」は、新たな刺激や発見が生まれる場を提供し、ゲーム開発者ならびにゲーム業界を目指す学生のモチベーション向上などを目的としたイベントです。

実施内容としては、「インディーズゲームの展示・試遊」「スポンサー企業ブースの技術相談窓口、紹介・体験」「プロから学べるハンズオン体験」など、ゲーム開発者だけではなくゲームファンも楽しめる内容となっており、既存イベントの趣旨とバッティングしない方向性を目指して開催されました。

私が参加したセッションのステージでは、1日を通して9種の企業講演や対談が用意されており、そのなかで私は「プラチナゲームズによる外部発注のノウハウ」を題材にお話させていただきました。学生向けのイベントと言いつつ、比較的業界関係者向けの内容になってしまい反省しています(笑)

講演内容の主題は、私がマネージャーをしているプラチナゲームズの外部発注専任チーム・アウトソーシングマネジメントグループの取り組みについてです。
昨今のゲーム開発は、制作物量の増加の影響などに伴い、外部発注(アウトソーシング)なしでゲームを完成させることは難しくなっていると感じます。今回の講演では、そういった渦中でのアウトソーシングの必要性、役割などを紹介。また、プラチナゲームズでも、パートナーである協力会社のみなさんと連携を取りながらゲーム開発を進めています。そこから見える課題やノウハウもトピックごとに取り上げて解説をしました。

実際に講演内では複数の取り組みについてお話をさせていただいたのですが、講演を通して伝えたい内容としては「協力会社との信頼関係の構築の重要性」です。アウトソーシング経験を通してお互いに学びがあり、将来的には両社の開発力の向上を目指せるような関係を構築が求められてくると思っています。

講演後には会場内にて「興味深かった」「こういうときはどうされていますか?」といった質問や共感を、同業界の外部発注担当の方からいただく機会があり、やはりみんな悩んでいるポイントは同じなんだなと改めて感じさせられました。
だからこそ私たちが外部発注を進行する上でぶつかった障壁や、それをどのように乗り越えてきたかというノウハウについて、今回の講演を通して少しでもゲーム業界の役に立てれば嬉しいなと感じました。

初めてのイベント開催、且つ当日は雨模様だったものの、会場には500名以上が参加しており、ゲームに対する熱を感じる機会となりました。ぜひ第二回、第三回と続いていくイベントになってほしいと思います。