お久しぶりです、ICHIでございます。

お陰様で『The Wonderful 101』、遊んでくださった皆様からは大変良い評判をいただけているようで、ありがとうございます。

北米ではいよいよ発売寸前ですね! 日本での発売から3週間ほど経っていますが、おそらく本作に隠された要素のすべてを目にした方は、まだほとんどいないでしょう。
この週末はじっくりと腰を据えて、我々の愛情が詰まったこのメガトン級のタイトルに取り組んでいただければと思います。寝袋と夜食をお忘れなく!(冗談抜きで)

さあ、今回はそんな本作を隅から隅まで楽しみたいという方へ向けて、これまでのブログ記事や電子説明書などでは語りきれなかった小ネタを、まとめてご紹介したいと思います。

やり込みプレイに役立つものを筆頭に各種取り揃えておりますので、スデにやり尽くした!と自負される方でも、もう一度遊びたくなるのではないでしょうか。必見ですよ!

【 発見! 高速ワンダ・ライナー 】
ワンダ・ライナーは右スティック派! というヒーローの皆様に朗報。

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実はLボタンを押しながら右スティックを倒した場合は、通常より少し速くワンダ・ライナーを引けるというテクニックがあります。
ゲームを始めてすぐの頃に使っても役立つ小技ですが、購入スキルのスピードライナーと組み合わせればさらに加速!
ここまで来ると初心者の方には手に負えないほどの速度になりますが、やり込み派の皆様が使いこなせば、新たな次元が見えてくる、かもしれません。

【 ダッシュを使いこなせ! 】
ステージでの移動に、戦闘中の回避に、とても便利で使用頻度の高いダッシュ。
Yボタンを押し続けたまま走っている、という方は多いのではないでしょうか。
意外に知られていませんが、実はダッシュはYボタンを押してからすぐに離しても、リーダーが立ち止まるまで継続します

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Yボタンをすぐに離してもダッシュは続く

もちろんYボタンを押しながら走ってもイイのですが、押しっぱなしだと不都合が生まれる場面も、なかにはあります。

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例えば、クライムアタックを狙っている最中など。
敵の攻撃をダッシュで避けつつチームアタックを繰り返していても、Yボタンを押しながら走ってしまうと、敵によじ登っている仲間まで呼び戻してしまいます。
(ピューイ! と口笛が鳴ったら集合をかけた合図ですね)

クライムアタックを中断せずにリーダーをダッシュさせたい、そんな時にはYボタンをチョイと押して、すぐに離してしまいましょう。

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ここはまかせた! 仲間にクライムアタックさせつつダッシュ

この方法でダッシュした場合は、手の空いている者だけがリーダーについてきます。
ただし密集具合はYボタンを押したままのダッシュに劣るため、リーダー以外の隊員は敵の攻撃を受けやすくなってしまうかもしれません。

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Yボタンを押したままでいれば、ギュッと固まってダッシュする

一方でYボタンを押しっぱなしにした場合は、隊員全員がリーダーを中心に固まって移動するため、敵の攻撃を受けにくくなります。しかもYボタンを押し続けている間、隊員たちは敵の攻撃を自動的に回避してくれるというオマケつき。(ただし、この間は敵に触れても隊員達による自動攻撃は行われません)
これなら皆様はリーダーを操ることにだけ集中して敵の攻撃を避けていればOKというわけです。クライムアタックは中断してしまいますが、こちらはより回避に適した移動方法であるといえるでしょう。

Yボタンをすぐに離してクライムアタックを中心に攻めるか、それとも押し続けて回避中心に一撃離脱で戦うか。ダッシュの使い方ひとつとっても、戦い方に広がりが出て面白いですよ。

【 ロックオンと高速ホーミング 】
隊員を敵に突撃させて、よじ登らせるチームアタック。実はこの攻撃には、クライムアタックへの布石としてだけではなく、もうひとつの役割があります。

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チームアタックが敵にヒットした時に表示される、輝く輪っか
これはその敵がロックオン状態であり、ひとたびユナイト・アタックを行えば、自動的にその敵めがけてホーミング攻撃が出来るということを示しています。

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rising2習得スキルのワンダフルライジングも離れた場所からヒットさせられる

遠距離攻撃が出来るユナイト・モーフなら狙い撃ちを。接近戦用のユナイト・モーフであれば、一瞬で間合いを詰めてブン殴ります。
敵が離れていても、先にチームアタックを行ってからユナイト・アタック、という手順を踏めば、いちいち歩いて近づくことなく、次々に高速移動しながら敵を順繰りに殴り倒していくことができるので、クリアタイムの短縮にも大きく役立つことでしょう。
この高速ホーミングは空中の敵にも有効なため、うまく利用すればモノスゴイ空中コンボも……!?

【 洞窟カメラを右スティックで 】
倉庫の中や洞窟の中など、狭い場所に入ると切り替わるサブ画面での操作シーン。
この場面ではWii U GamePadのジャイロセンサーを利用して、プレイヤー自身がパッドを持ったまま動くことで周囲を見回せるようになっています。

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とりあえず視点をリセットするLボタンが便利

しかし皆様のなかにはゲームパッドだけを使用してゴロ寝で遊んでいる方や、そもそもジャイロ操作があまり好きでないという方も、おられることと思います。
そういった場合には、ゲームパッド側での操作シーンに入った時点でRボタンを押し続けてみてください。一時的にジャイロセンサーによるカメラ操作を無効にすることができます。
この状態でもカメラはキャラクターの動きに合わせて自動的に進行方向を向くため、特にカメラ操作を意識することなく遊んでいただけますが、Rボタンを押している間は右スティックを動かすことで上下左右を見回せますので、ぜひ利用してみてください。
ただし洞窟内でワンダ・ライナーを引く時は、Rボタンを離してくださいね!
(Rボタンを離した際にカメラがあらぬ方向を向く場合は、Lボタンで視点をリセットできます)

【 挑発の謎 】
戦闘中に突然リーダーが「来い! 侵略者!」だとか「ヴァリアンチウム・ブレードのサビにしてやるぜ!」などと叫んだことはないでしょうか?
一部ではスデにその存在が囁かれている“挑発”ですが、今回この場でその全容を解き明かしてお伝えしましょう。

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挑発に成功すると、リーダーの周囲にキラキラしたエフェクトが

“挑発”は戦闘中に敵の近くで立ち止まり、敵の方を向いて左スティックボタンを長押しするか、あるいはXボタンとAボタンを同時に長押しすることで行うことができます。
挑発を行った直後はジャンプやダッシュ、攻撃などを行ってしまうと、効果が出る前にキャンセルされてしまうのでご注意ください。

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キメ台詞で気合十分!

挑発の効果は、2つあります。

・ヒーローの攻撃力が上がる
ちなみに挑発を行っても、敵を怒らせたりすることはありません。
むしろヒーローとしての見栄を切ることで気合を入れ、自らの士気を高めるのが目的であると言えましょう。

・Yボタンの連打で「ユナイト・キャンプ」が発動するようになる
通常であればYボタンを一定時間長押しすることで発動できるユナイト・キャンプ。
しかし挑発後はYボタンを連打することで、より速くキャンプを発動できるようになります。ユナイト・キャンプは発動と同時にユナイト・ゲージを全回復しますので、うまく使えばとてつもなく便利に!

【 巨大ムチの脅威 】
トゲトゲの鎧を着込んだゲダイドグー。
ムチでひるませては、引っぺがし、ひるませては、引っぺがし、と非常に時間がかかって倒しにくいと思っている方も多いのではないでしょうか。

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トゲトゲの鎧を1つずつ引っぺがすのは大変だ

実はゲダイドグーがひるんだ時に、なるべく巨大なユナイト・ウィップを形成して叩くようにすると、複数のパーツを一度に引き剥がすことができるのです。
ある程度大きなユナイト・ウィップであれば、一度に大量のパーツを剥がすことができますので、なんと2回ひるませるだけで全裸にできるという。

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大きなユナイト・ウィップで根こそぎ引っこ抜け!

ちなみにゲダイドグーが高速回転を始めた時は、実はチャンスです。体当たりが怖いので思わず逃げてしまいがちですが、回転中にユナイト・ウィップでビシビシ叩けば、簡単にひるませることができるんですね。

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一見ピンチ、しかし死中にこそ活があるもの。すかさず叩くのだ!

隊員の人数をできるだけ増やして行って、ぜひユナイト・ウィップの真の威力を味わってみてください。とっさに大きな図形を描くのが苦手な方には、カスタムブロックのユナイト・チャージをオススメします。

【 ミステリーサークルにまつわるミステリー 】
敵を倒したとき、ごくまれにその場に残されるゲスジャーク軍の武器
いずれも使い捨てではありますが、そのシャレにならない威力の虜になった方も多いのではないでしょうか。

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ビィィィーーーーーーーーーンムッッ!!

「運が良ければ」手に入れることができる敵の武器。もし、これを狙って奪うことができる方法があるとしたら……!?

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ヒントは敵が出現する瞬間にあります。
よーく観察してみましょう。何かの法則に気が付くかもしれません。

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持って行くか捨てるべきか、悩みどころだ

ちなみに敵の武器を担いでいる間は、その重さのせいか移動速度が極端に落ちてしまいます。邪魔になったら左スティックを左右に素早く動かして、その場に振り落としてしまいましょう。

“イヤイヤ、次に出てくる敵に使いたいから、そのまま持っていきたいよ!”という場合には、武器を持ったままでも高速移動が可能なユナイト・ボールがオススメです。

いかがだったでしょうか、『The Wonderful 101』に隠された小ネタの数々。
探せば探すほどアレコレとお伝えしたいことが出てくるもので、結果的にこのような大ボリュームの記事となってしまいました。

……が!

実は、これでも今回紹介しきれずあふれてしまった小ネタがまだまだ残っています。
このため今回の小ネタ集は急遽(前編)と題し、次回の(後編)と2回に分けることにいたしました。

次回も“知って役立つ”小ネタから、“知ってどうする!?”トリビアな小ネタまで幅広く取り揃えておりますので、ぜひご期待ください。

それではまた!