前回までのあらすじ：
宇宙より現れた「ゲスジャーク星団連合無敵艦隊」の総攻撃を前に、歯車の噛み合わないワンダ・レッドとワンダ・ブルー。新たに登場した現役中学生ヒーローの「ワンダ・グリーン」にさえ先輩面をされるワンダ・レッドであったが、落ち込んでいるヒマはない。持ち前の生真面目さで、果敢に敵に立ち向かうのだ！

ICHIでございます。
新米リーダーのワンダ・レッド、勝手気ままなワンダ・ブルーに、口の減らないワンダ・グリーンが加わり、これまで以上に部隊は騒がしくなってまいりました。
自由すぎる特務戦闘兵団ワンダフル・ワンダブルオー、この先も一筋縄ではいかないメンバーばかりが待ち受けていそうです。

そんな中に満を持して登場する女性隊員。殺伐とした戦場に咲く一輪の花として、果たして皆様の癒しになるものやら、どうなのやら。

ご紹介しましょう。
ワンダ・ピンクです！

『お仕置き女王』ワンダ・ピンク
（声：内山 由貴　/　英語：Tara Strong）
　

ハイスクールに通う女子高生ながら、新体操のオリンピック代表にも選ばれるほど、チーム中でも随一の身体能力を誇るワンダフル・ワン。
打撃系武器の扱いにおいて卓越したセンスを発揮し、新世代形状記憶合金「ベルモンド合金」のワイヤーで編み上げたムチ「ビューティフル・ウィップ」を扱わせたら、右に出るものはいない。

天真爛漫な性格で、過酷な作戦中であっても明るく能天気に振舞い、まるでクラブ活動でも楽しむかのように任務をこなすが、その緊張感のなさが災いをもたらすこともしばしば。また流行に敏感で、支給された武器にアクセサリーを付けて飾るなど、オシャレには並々ならぬこだわりを持っており、そうした趣味を時に任務より優先させることも、首脳陣の頭を悩ませている。
しかし、優れた身体能力と得意の体術を活かし、数々の作戦を成功へと導いてきた功績もまた、計り知れない。

喜怒哀楽が激しく、怒ると豹変して気性の荒い地が出る。特にグリーンの言動にはキレやすく、相手が子供であろうと容赦なくムチを振って制裁する。

オシャレが第一、任務は第二。流行に敏感なワンダ・ピンクは、年頃の女の子らしく色恋沙汰にも目がありません。任務中にもケータイ電話は手放さず、友達との恋バナに興じる事もしばしば。普通の女子高生となんら変わりない普段の彼女からは、凶悪な侵略者の群れと最前線で戦っている姿など、とても想像できません。しかしてその実態は……！？
　
　
新体操を得意とするワンダ・ピンクの武器は「ビューティフル・ウィップ」。長い射程と変幻自在の動きで敵を翻弄する「ユナイト・ウィップ」は、“お仕置き女王”の異名に違わず、敵の心までヘシ折る威力を持っています。

波型の隊列を描いてユナイトすると、ユナイト・ウィップ！

Aボタンでしばき倒せ！

射程の長さがウリのユナイト・ウィップは、攻撃の速度こそ速くはないものの、侮れない破壊力を秘めています。
さらにクライムアタックなどで敵をひるませれば、そのまま縛り上げて地面へ叩き付けることも可能。より大人数で巨大なムチへユナイトすれば、大型の敵さえも絡め取ることができるでしょう。

縛り上げて叩き付ければ大ダメージを与えられる

敵をひるませるには、いくつかの方法があります。
前述したように、隊員をよじ登らせて攻撃する「クライムアタック」を利用する方法。あるいは敵の攻撃をうまく弾き返すことでも、体勢を崩してひるませられるかもしれません。

チャンス！

しかし敵のなかには、触れることすら困難な「トゲだらけの敵」も存在します。

こんなヤツには、チームアタックが通用しない。ってことは、クライムアタックも無理。
しかも恐ろしいことに、いかに強靭な結束力を持ったユナイト・モーフといえど、マトモにぶつかればトゲトゲの前に弾き返されてしまうのです。

痛い！　触れるな危険、トゲトゲの鎧

しかし、ユナイト・ウィップがあればそんな心配は無用。
ワンダ・ピンクによる絶妙のムチさばきで、なんとトゲに直接触れることなく装甲を掴んで引っぺがすことができるのです。

スッポーン！と爽快に引っこ抜ける

しかもユナイト・ウィップの持つチカラは、それだけではない。

道は途切れているが・・・？

足場が全く無いような断崖の先の高所。ユナイト・ビルドでは届かなくても、ユナイト・ウィップをうまく利用すれば、先へ進むことができるでしょう。

度重なるワンダ・グリーンのセクハラ発言がいちいち癇に障るワンダ・ピンク。自慢のムチさばきでビシバシ容赦なくしつけを施すその形相は、般若のごとし。

そんな彼女ですが、幼い子供を気遣う優しい一面を見せることも。ときには子供たちを導くしっかり者のお姉さんとして。また、ときには恋多き年頃の女子高生として。
物語が進むにつれ、めくるめく展開するノンストップ・ザ・乙女心が、皆様の前にその全貌を露わにする日は果たして訪れるのでしょうか。

しかし、本作はそんな甘酸っぱい青春ラブロマンス物語ではないのでありました。
人類が絶滅してしまえば、青春もラブもロマンスもあったものではありません。恋に障害はつきものと言いますが、ワンダフル・ワンダブルオーの一員としての、彼女の前に立ち塞がる障害は、なかなかの難敵・難関ぞろいのようです。

解決の糸口となるのは、彼女らに託された力「ユナイト・モーフ」。
次回は、秘められたユナイト・モーフのさらなる可能性についてご紹介しましょう。刮目して、ご覧ください。
　
　
次 回 予 告
「すごいぞ！　ユナイト・モーフ」

お楽しみに！