皆さんこんにちは!

NINJA GAIDEN 4のプロデューサー/ディレクターの中尾です。

早速ですが先日公開された最新のトレーラーやプレイ動画はご覧いただけたでしょうか?ついにヤクモの第4の武器、そして核心に少しだけ近づいたストーリーなどなど、見ごたえのある映像となっておりますので、まだの方はぜひ一度ご覧ください!

今回は、本作初めてのブログということで少し僕自身の話も交えながら皆さんへ本作に掛ける思いなど、お話させてもらいます。

僕はこれまで、プラチナではベヨネッタ3やThe Wonderful 101: Remasteredなどでプロデューサーを務めてきました。
また、過去プラチナに入社する前もアクションゲームを中心に制作しています。そんな中、今回Xbox Game Studiosさん、コーエーテクモゲームスのTeam NINJAさんとの協業が実現し、NINJA GAIDENの新作に携われることになったということで、真っ先に手を挙げて参加させてもらいました。

また、自分で言うのもおこがましいですが、僕自身、NINJA GAIDENの大ファンでもあります。
学生時代に初めて触れたのが、「NINJA GAIDEN Σ」で、そこから「NINJA GAIDEN 2」、一つ戻って「NINJA GAIDEN Black」、そして「NINJA GAIDEN 3」「NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge」などなど派生作品(Dragon Swordなどもありましたね!懐かしい!)他機種移植版を含めて、ほぼすべてのNINJA GAIDENをプレイしていると思います。なので、今これを見ている特にNINJA GAIDENファンの皆さんに伝えたいのは、「お待たせしました」というより、ある意味シリーズファンの皆さんと同じ目線で「待ってました!」という気持ちのほうが強いです。笑
そんな僕が、実際に最新作を皆さんにお届けできるところまであとわずか、ということで、本当に嬉しく思います。
※画像は個人的にNINJA GAIDEN 2 Blackのフォトモードで撮影したモノです

そんな中作っていった今作「NINJA GAIDEN 4」ですが、今回制作をしていくなかで、僕自身が大事にしていたことがありまして、それは「NINJA GAIDENらしさ」です。プラチナゲームズが作るからには、ということでヤクモの鵺の型、リュウの閃華状態など、外連味たっぷりの我々らしさ、というのはもちろん入れてありますが、何よりもこのゲームが「NINJA GAIDEN」であることは忘れないよう作ってきました。

例えば、鵺の型は一見ダイナミックな技なので、人によっては「NINJA GAIDEN」の繊細さが損なわれるのではないかと思われるかもしれませんが、実際のところこれらの新アクションは、タイランより入手できる「体術」にて、様々なキャンセル技や便利行動、またそれらを使用したいわゆる小テクのようなものまで、多種多様に用意していますので、NINJA GAIDENらしいかっこいい動きができるバリエーションの増加と受け取ってもらえると嬉しいです。

また、過去作にあったテクニックも緻密に研究し、ほとんどは過去作のまま実装しつつ、今作向けに手触りをチューニングしています。手裏剣を利用したキャンセルや、風駆からの飛燕などはもちろんのこと、ここでは語りきれないほどの細かいものまで色々あります。僕と同じ大ファンの皆さんは、今回から追加されたトレーニングモードでぜひ隅々まで触ってみてください。

また、初めてNINJA GAIDENに触れるかもしれない、興味をお持ちでこの記事をご覧になっている皆さん。色々書いてますが、NINJA GAIDENは前述の通り繊細なゲームでありながらなんと「とりあえず触る」だけでも気持ちの良いゲームになっています。今回、そういった部分を強調したのも「鵺の型」です。ワンボタンで派手な攻撃を繰り出せ、ボタンの組み合わせで色々なコンボに派生する導入のお手軽さ、というのも特徴なので、ぜひ触ってみてハードなNINJA GAIDENの世界を堪能してもらえればと思います。

書きすぎてそろそろ怒られそうなので、今回はこの辺で。
3社協業で全員本気で作った本タイトルをぜひお手に取ってもらえればと思います。
改めまして、NINJA GAIDEN 4をよろしくお願いします!

それでは~


中尾裕治 (Yuji Nakao)
前職でディレクターとして複数のキャラクター版権ゲームに携わった後、プラチナゲームズに入社し、プロデューサーへと転向。プラチナゲームズ初の自社パブリッシングタイトル『The Wonderful 101: Remastered』のプロデューサーや、『ソルクレスタ』のコ・プロデューサーを担当。『ベヨネッタ3』ではプロデューサーとしてプロジェクト全体を統括し、最新作となる『NINJA GAIDEN 4』ではプロデューサー兼ディレクターに就任。プロジェクトの運営のみならず、組織を牽引する立場として後進の育成にも尽力している。