今更ですが明けましておめでとうございます。問題発言が多いためか、お上の検閲で引っかかっていつも更新が遅れるためアップトゥデートな情報を皆さんにお伝えすることが出来ない神谷です。
お正月という事で、ファンの方からも年賀状やプレゼントなど、色々頂きました。仕事の活力になります。本当にありがとうございます!
ついに海外でベヨネッタが発売になりましたね~。プレーしている人たちは、楽しんでくれているでしょうか。日本ではもう2ヶ月以上前に発売になってますが、クセのある内容にも関わらず好きな人は本当に好きになってくれているようで、ありがたいことです。
そうそう、なんとアノ「TIME」の1月25日号に、「ベヨネッタ」が掲載されました。「TIME’S PICKS FOR THE WEEK」(TIMEが選ぶ今週のピックアップ)のVIDEO GAMEの項目で紹介されたみたいです。
北米で発行部数330万強を誇る大衆雑誌ですから大したもんです。
ハシモト君は「売り上げでデビル(一作目)越えをしたい」と言っていて、僕は「無理やろ~」と話してたんですけど(笑)、取りあえず今回は“種まき”がうまくいって、これから大きな幹に育てていく足がかりは出来たんじゃないかなと思います。…と言いつつそのまま放置したりして…。なんか世間的には僕は「続編を作らないヤツ」というレッテルを貼られてるみたいですし(笑)。
「大神」では万人ウケを狙った作り方に挑戦してみたんですけど、「ベヨ」のような作り方は本当に性に合ってますね。僕は自分自身が楽しくないとモチベーションが上がらないタイプなので、料理に例えれば“甘口カレー”というよりも“タイ風レッドカレー”(←少し前に妙にハマッて毎日食べてた)のような人を選ぶ出来上がりになっちゃうんですが、そんなクセのある味がタマラナイという方は、今後ともご支援宜しくお願い致します。
ベヨ関連の話題といえば、もうすぐ欧州で攻略本が発売される予定です(ブログがアップされる頃には発売済みかも?)。全編英語なので日本の皆さんには馴染みづらいかも知れませんが…これがスゴイ!! 久しぶりに職人芸というものを見ました。職人といえば、「デビル」や「ジョー」、「大神」などの出版物でお世話になったカリタジアンさんもスゴいんですよね。「ベヨネッタ」でも一緒に仕事をしたくて、個人的にずっとラブコールを送り続けているんですが、大人の事情的・政治的な何か(?)で中々進んでなくて…。カリタジアンさん、何かオモシロ企画お願いします!
…えー、話が逸れましたが、この欧州攻略本、「Future Press」というところが編集したもので、下の画像のように、ハードカバー&ベヨリボンのしおり付という豪華装丁が予定されています。更にオマケとして僕と橋本君のインタビュー記事付き!
写真:まだ仮のデザインですが…この「ベヨの足だけ」の絵、思い切ってていいですね~。
この攻略本、編集陣が(恐らく)超マニアックで、「ベヨネッタ」に関することをありとあらゆる面で調べ尽くしてます。ゲーム中の攻略法はもちろんですが、僕が隠し込んだ小ネタもほとんど暴かれてました。あと、「アンブランスピアでダッヂオフセットが可能」といった、僕も知らなかったようなネタも暴いてます。恐ろしい集団です。
限定版のインタビュー記事にあたっては編集部の方がウチに取材に来られたのですが、質問の内容がとにかくディープ。この手の取材だと「なぜ主人公を女性にしたのですか」的な、定形文のような質問に終始するんですが、「5年3組は…」とか「ジョーのフィンガーサインが最後に…」とか、とにかくマニアックな質問を矢継ぎ早に浴びせられました(笑)。
そうして完成したインタビュー記事は、(海外メディアは往々にしてそういう傾向があるんですが)、こちらが喋ったことを包み隠さず文章に落とし込んでいて、エラいことになってました(笑)。細かい雑談はもちろん、日本では編集側の配慮(?)で校正の段階からカットされてしまっているような発言も遠慮なくドカンと書いてあって…。さすがにヤバ過ぎるところは(僕個人的にはドンと来いなんですが)上層部の指導によって修正されちゃいましたけど、それでも生の雰囲気は伝わる内容になっています。英語の達者な方には、是非その辺も楽しんでいただきたいです。
予告ムービーもある(!)ので、是非ご覧になって下さい。
動画:この作り込み、そしてやり込み…制作陣の愛を感じます。これぞモノ作り!
それにしても日本のインタビュー記事って、なんであんなに刺激が少ないんですかね? 僕はいつももっと面白いことを発言してるハズなんですけど、いつも妙にマイルドに修正されちゃいます。まぁ、中には本気で載せられないだろうな、という発言もありますが(笑)、こちらが事前チェックする段階で既にカットされてるのが不思議です。
コメントの発信を巡っては、最近も海外のネットで公開された僕の一問一答が、部分的にどこかのオトナの都合のいいように無断で改変翻訳されていて、「俺こんなイイ子なこと言ってねえ」的なこともありました。…自分の意図しない言葉が広く伝わるってのはコワイですね。このブログなら、まぁ検閲は入りますけど、少なくともプラチナ責任編集(/翻訳)なので、間違った情報を発信する事は無いですけどね。そんなワケで日々、皆さんに気持ちをお伝えすることの難しさを感じている僕も、今回の欧州攻略本のインタビューは、こちらの意図を正確に汲み取ってくれていて久しぶりに読んでいて楽かったので、皆さんにも是非オススメしたいです。
それからベヨ関連の情報をもう一つ。皆さん『戦場のヴァルキュリア2』というゲームを御存知でしょうか? このゲームの中の“戦車ステッカー”のネタとして、「ベヨネッタ」のロゴを使って頂けることになりました!
画像:こんなカンジで戦車にベヨロゴが燦然と!
このステッカーを貼ると、AP(移動量)が5ポイント、HP(体力)が5ポイントアップする効果が得られるそうです。さすがベヨロゴ…(?)。このステッカーは、公式サイトで公開中のパスワードを入力すると入手可能とのことなので、皆さん是非『戦場のヴァルキュリア2』の公式サイトを訪れてみてください。
今後はアレですね、もっと痛戦車っぽくなるようなベヨステッカーも是非欲しいですね。田中俊太郎さん、宜しくお願いします!
というワケで、今回はこの辺で!
写真:セガのマーケティング関連スタッフの方々から誕生日プレゼントを頂きました。僕のiTunesのリストに泰然と座す至高の一曲「HappyHarrier」。アノHiro師匠アレンジ、アノ光吉猛修さん歌唱! スペハリ風イントロで始まるハッピーバースデーソング! 「デイト~ナ~」の声で「Happy birthday dear Kamiya-san♪」!! 有り得ない…嬉しいを通り越して恐縮至極過ぎてガクブルで聴いてると脂汗が…まさにプライスレス…家宝…本当にありがとうございます!!
オマケ画像:ベヨ抱き枕写真、ついに完成!? ゲーム中には絶対見られないベヨの切ない表情…これは悪いコトに使うバッボーイたちが続出間違いナシですね! 僕もバッボーイになりたいので、いい加減誰か商品化してくれませんか?