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Bayonettaブログを見ている皆さん、はじめまして!こんにちわ!

私は、中村育美です!Bayonettaの世界観を構築するための、コンセプトデザインを担当しています!
いつも世界観というのは、裏方的な役割ですが、ここでは存分にアピールして皆さんにBayonettaの世界を知ってもらおうと思います!
しかし、世界観について語りたいのですが、機密事項がまだまだたくさんあって多くを語れない現状なのでBayonettaの世界観を決める上での神谷ディレクターとのやりとりでもお話しましょう。

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これはどこのステージかはプレイして当ててみてください。

神谷英樹ディレクターとは『大神』から一緒に仕事させてもらっています。
大神は自然や癒しがテーマでしたが、今回はまたこれは・・・ド派手な正反対のゲームになりました(笑)
神谷さんの頭の中のBayonettaの世界観をデザインに落とし込むのは本当に楽しかったです。
だって神谷さんの頭の中はとんでもない事になってるから!
それに負けじと、私自身もとんでもデザインが大好きなのでデザインのネタ出しをしていきました。
でも出しすぎると危ない方向になりかねないので、程よく抑えつつ・・・
大抵、私が「これは無しだな」と思うデザインに、神谷さんは食いつきます。
そして最終ステージに向かうにつれて盛り上がり、良い意味でとんでもない世界観が出来上がっていった・・・
神谷さんとのゲーム作りは世界観が一定ではないので、とても面白いです。ステージによってコロコロ変わります。
しかしBayonettaの世界観の中で決まっているものがいくつかあり、天使、魔女、月、太陽、etc.それらモチーフは揺るぎません。ステージが進むにつれて建築様式や文化の変化などをつけて盛り上げていきました。
主人公が細くセクシーな女性ということもあり、背景は逆に、ダイナミックでシルエット重視に落とし込む事で、ベヨネッタを取り巻く世界を大きく重たく見せることにしました。
モデルスタッフもデザイン画を生かしたステージ製作をしてくれているので、プレイアブルでもそれを感じられると思います。
是非そんな背景にも興味持って頂けると幸いです。
特に背景スタッフの宗さんの作った○○や白井の作った○○なんか、中には「なんだこれー!」となるような仕上がりで、印象的です。詳しく言えないのが歯がゆい!

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何やら怪しげなバー??のデザイン。最新ムービーにも登場しています。
そのムービーはこちら!

神谷ディレクターは細かい部分のデザインにこだわります。キャラにアイテム、アクセサリーに至るまで・・・
この辺の事は次回お話しますがBayonettaのロゴもその一つで、最初私は見やすさ優先でシンプルで固いデザインのロゴばかり考えていました。
「面白くない!」これが神谷ディレクターの第一声でした。
「ちくしょう!!」これが私の心の第一声でした。顔には出しませんが。
デザイン画も同じくでこんなやりとりで仕上げていきます。私は至って物静かですが。
そこで、私はベヨネッタの世界のいくつかのモチーフを思い返しました。月、魔女の使う呪文、ベヨネッタのテーマカラー黒と少しの赤。
そうして出来たロゴが皆さんも見たことのあるであろう↓です。大きな広告に刷られた時は是非近づいて見て下さい。
細かな呪文が読み取れるはず。

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バックの円は魔法陣。本編でもベヨネッタが何かしらで使用します。
女性らしさよりも、悪魔や魔女的なデザインになりました。
文字の端からこぼれ出る文字はベヨネッタの一族が使用していた悪魔文字といわれる言語です。

その他にもたくさんのデザイン画がありますが、今回はここまでとさせて頂きます。
次回はもう少しデザイン画も発表し、核心?に迫れると思います。