こんにちは、アニメーターの山口です。

8/31から9/1の3日間、CEDEC 2017 (Computer Entertainment Developers Conference)に行ってきました!

CEDECというのはゲームを中心としたエンターテインメント業界の開発者が集まり、技術交流、共有を行うことで業界全体の開発力を上げていくことを目的としたカンファレンスです。

非常に学びが多く有益なため、僕はできる限り毎年参加するようにしていて、プラチナゲームズとしても多くのスタッフを毎年参加させています。近年高度化するゲーム開発技術に対応するため、見聞を広め、最新技術を学んでもらいたいと、今年は特に多く、40名近くの開発社員が参加し多くのことを学んできました。

そしてさらに僕は今回、セッション講演者としても参加してきました!
そのセッションがこちら!

アクションゲーム・アニメーションの極意!
 -制作環境とこだわりについて-

いままで多くのセッションから刺激を受け、自身もスキルアップさせてもらってきたので、その恩返しの意味も込めて、「アクションゲーム開発の得意なプラチナゲームズのアニメーターならではのセッションをしてみたい!」と思い立ち、登壇の機会をいただきました。

実際の講演内容はメディアの皆さんが記事にしてくださっていますので割愛しますが、やはりセッションを自ら行うとなると、いままで明文化していなかったことなども人に伝わるように整理して、明らかにしなくてはなりません。

特に今回はプラチナゲームズの制作スタイルを伝えるといった内容となり、資料制作を進める中でかなり大きな範囲の話題を扱うこととなってしまい、時間内に分かり易く内容をまとめ上げるために頭を悩ませました。

社内でも練習として実際に講演してみて調整を加えるなど、一朝一夕にセッションが形になることはなかったのですが、改めて自分たちの制作スタイルを確認することとなり、自分自身の成長にもつなげることができました。

緊張の中で行った講演でしたが、終了後も参加者の皆さんより多くの視点からのフィードバックをいただき、ここでも新しい知見を得ることができました。

このように受講者としてだけでなく講演者としての参加も非常に学びの多いCEDECですので、今後とも機会を作って積極的に参加していきたいと考えています。もちろんプラチナゲームズのスタッフの中には講演できそうなネタがある人が多くいますので、当社からの講演者がどんどん増えて業界に貢献していけると良いなぁと考えています。
それでは!





tabuchi山口 孝明 Takaaki Yamaguchi
2000年にカプコンに入社。『デビルメイクライ』『大神』などの開発に携わった後、プラチナゲームズへ。プラチナゲームズの創立当時から、アクションゲームの要とも呼べるアニメーション制作に従事し、『ベヨネッタ』『ヴァンキッシュ』『ベヨネッタ2』『TRANSFORMERS: Devastation』(日本未リリース)などを担当。3Dアクションゲームの黎明期から現在まで、アニメーション制作の現場に携わっており、プラチナゲームズ流アクションの技術力を支えている。