ドーモ、皆さん再びこんにちは。
ベヨネッタでモデリングを担当しているヨッシーこと吉村と申します。

今回は前回とうって変わってエンツォというオジサンの顔を中心に製作過程を見ていきたいと思います。
女の人を作るのも楽しいのですが、オジサンは色々と無茶ができてこれまた楽しいのです。

まず、どんな顔にするのかラフスケッチをします。
神谷から来たオーダーは小悪党、ブルース○ラザーズ、ダ○ーデビート成金等のキーワードです。
個人的なこだわりとしては受け口と二重あご。

スケッチを元に努力と根性でレッツモデリング！
コネコネして出来上がったのがコレ。

チョット可愛すぎますね。おめめがつぶらでおにぎり好きそう。
人に見せるたびに笑いが起きました。
神谷Ｄからも、その辺のリテイクがきました。
んで、修正。

こんなカンジになりました。口を大きく、まぶたを下げていやらしい顔つきになりました。
ヨコからのあごのラインがだらしなくって気に入ってます。
おおむねＯＫをもらったので作りこんでいきます。

Ｚbrushでシワやたるみをつける。コレをノーマルマップという凹凸情報として使用します。前回のベヨネッタと作り方は同じですね。

テクスチャ、質感設定をして出来上がり！
赤ら顔でダメなオッサンってカンジです。
右頬のイボはなんとコダワリの立体！
…サングラスで隠れてしまいました。

全身はこんなカンジ。
体系はハンプティーダンプティーみたい。動くとカワイイです。
服はヨレヨレでちょっと汚れてます。

いやーオッサンは楽しい！！ゲーム中でもオモシロイキャラクターなので
ぜひ注目してあげてくださいね！

あとですね、前回「四角形ポリゴンのままなの？」という質問がありましたが、はい、四角形のままです。ＰＳ２以前のポリゴン数のモデルでは確かに面のゆがみをコントロールするために手動で三角形に分割していましたが、このポリゴン数になるともう無理です。死んじゃいます。
さらに、Zbrushでモデリングする際に三角形ポリゴンがあると、ゆがんでしまって都合が悪いのです。
この２つの理由で四角形ポリゴンなんですね。

では！