こんにちは、プログラマーの齋藤健治です。
『ベヨネッタ』では、メインプログラマーとして仕事をしていました。

今回は、“プログラマー”についてみなさんに知っておいてほしいので、プログラマーのお仕事を説明させてもらいたいと思います。

“プログラマー”は、ディレクターやプランナーの立てた企画を基にデザイナーやサウンドの作成した素材(CG,SEなど)を使用して、“ゲームを組み上げる”というのが基本的なお仕事です。それとデザイナーやサウンドの開発環境を整えるのもプログラマーのお仕事です。基本的には表に出ないこの仕事、まさに縁の下の力持ちです。

プログラムとは、実際どういうものなのか?というのを簡単に説明するとディレクターの考えをプログラム言語を使用してコンピュータに分かるように翻訳をする作業です。その翻訳の良し悪しがプログラマーの技量になるわけです。

まぁ『ベヨネッタ』規模のゲームになると、その翻訳する量もとんでもない事になっています。『ベヨネッタ』で実際に使用されているプログラムファイルの一部を見てもらいましょう。

これはプレイヤーのプログラムファイルの一部ですが大体13000行くらいあります。ベヨネッタ全体では約1800000行ほど・・・。(原稿用紙でいうと約17万枚)

神谷ディレクターのこだわりがたくさん詰まった『ベヨネッタ』はイロイロな要素が詰まっています。
ぜひとも、手に取り遊んでみてください。