どうもー!『ベヨネッタ2』では背景を担当した亀岡です。
開発ブログを書くのは初めてなので緊張しますね。
それでは早速ですが、内容に入っていきます。

『ベヨネッタ2』では背景の中でも、ライティングや、水、空、などの不定形なものを中心に制作していました。
その中でも一番時間を割いたのがライティングだったので、それについてお話しします。

ライティングは字のごとく光で照らす作業なので照らされる対象が必要です。
そしてその対象をより魅力的に見せるというのがライティングの役割です。

『ベヨネッタ2』は舞台が水の都なので、魅力的な水に見えるようにしたいと思いました。
それにはどのような要素があるかを考えたとき、
透明感、綺麗さ、きらきら、清涼感、触りたくなる、入りたくなる
などがキーワードとして挙がりました。

次にどのようにライティングすれば魅力的な水にみえるのかを考えます。
先ほどのキーワードを整理すると

「透明感、綺麗さ、きらきら」は、
見通しがよく、光が強いイメージがあります。

「清涼感、触りたくなる、入りたくなる」は、
気温が高いイメージがあります。

以上の点から晴れていて日射しが強いと意図通りになりそうです。
大まかな方針が決まりました。

文字ばかりではつまらないので実際の画を見てみましょう。

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①:何もライティングしていない状態です。
影がないのでのっぺりしていて、この状態だと立体感がありません。

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②:ライティングだけの画です。
影の形や濃さ、メインの建物の立体感などを意識してライティングします。
歩き回ることができるので他の場所がおかしくなっていないかも確認します。

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③:①と②を合わせるとこんなかんじになります。この時点でほぼ完成です。

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④:最後に仕上げの処理を入れた画です。
色味調整やグレアなどを入れて光を強調します。

日射しが強い感じになりました。
光が強いので水に反射してきらきらしていて綺麗な感じがします。
また、水中にも光が強く当たることによって透明感が強調されます。
なかなか入りたい感じの水になっているのではないでしょうか?

以上、ライティングの話でした!
『ベヨネッタ2』には他にもたくさんのシチュエーションがあるので、何をメインにライティングをしているかを観察してみてもおもしろいかもしれません!!

それではーまたどこかで!!