はじめまして。 新人ミュージックコンポーザーの五十嵐です。

これから1年間、このフレッシュマンブログを書かせていただくことになりました。
宜しくお願いします。

今年の新人でサウンドセクションは僕ひとりだけなので少し寂しかったりするのですが、サウンドの新人ならではのプラチナゲームズでの日常を伝えていけたらと思います!
自分の第一回目の記事ということで、簡単な自己紹介とプラチナゲームズに入った経緯について書かせていただこうかと思います。

出身は神奈川県で、音楽歴は6才くらいからピアノ、高校でヘビィメタルに目覚めギターをはじめ、そして大学ではプログラミングなどのIT分野を専攻していました。
…はい、僕はサウンドクリエイターです。プログラマーではありません。なぜかっていうと高校生の当時、漠然と将来ゲーム音楽が作りたいなぁ、とか思っていて。

ただその時高校生の僕は楽器こそ弾いていたものの、曲を作る知識も機材も何もなく、「将来音楽やりたい!」なんて周囲にいう勇気はありませんでした。そして「プログラムってゲームに関係あるよね?」なんて理由でIT系の専攻に。
作曲をはじめたのは高校卒業後で、趣味として独学でコソコソと曲を作っていました。しかし心のなかでは、もしもいけるならゲーム会社で音楽を作りたい、とそのころから思っていました。サウンドクリエイターは僕がはじめて具体的にもった夢でした。

そんな学生時代を共にしたギターがこちら。フジゲンの黒いレスポールカスタム!常にドロップCチューニングでスタンバイしております。(ドロップCチューニングとは普通のギターのチューニングより全弦1音下げ、さらに6弦のみ1音下げのメタルとかヘビィな音楽でよくつかわれるチューニングです。)
とはいっても僕ギターはうまくないのでレコーディングするときは1小節ずつ区切って録ったりとかしてましたけどね!

マイギター

そんなわけでゲーム業界を目指して大学生活の裏でこそこそと曲作りを続けていたわけですが、なぜ数あるゲーム会社の中でプラチナゲームズに入社することになったのか。そもそも僕は就職活動においてエントリーしたのは3社のゲーム会社のみで、そしてデモテープを聴いてもらうにまで至ったのはプラチナゲームズのみ…
そのデモテープも〆切に間に合うのかどうなのかギリギリのとこで送ってヒヤヒヤしたのも懐かしい思い出。

みなさんプラチナゲームズのゲームってどのようなイメージをお持ちですか?

僕はとにかくプラチナゲームズのゲームはクオリティが高いというイメージがありました。僕がプラチナゲームズを知ったきっかけはベヨネッタでしたが、もうそのクオリティの高さに圧倒されました。

すごくないですか?
あのスケール感、迫力。

音楽の面でいえば高クオリティなことはもちろん、すごくオリジナリティにあふれていて製作者のこだわりを感じました。
僕は映画のような壮大なオーケストラなど迫力ある音楽が作りたかったので、プラチナゲームズならそれができるのではないだろうか! と。
それが志望理由でした。

会社説明会でもクオリティに妥協しない姿勢、というのはひしひしと感じられました。
この説明会ですが、すごく印象的でした。僕はそんなに多くの会社の説明会に出席したわけではありませんが、ダントツで印象に残っています。あのピリッとした緊張感。モノづくりに対するストイックな姿勢などが空気を通してものすごい伝わってきたのを覚えています。 あの説明会に出たことで「この会社に行きたい」と確信できました。

そしてその時感じたイメージは、実際入社した今でも変わりません。本当にとことんクオリティにこだわる姿勢がすごい。先輩の話を聞いていてもわかりますし、もう日々そこらじゅうで感じ取れます。 僕はBGM製作を行っていますが、任されたシーンに「合うモノ」を汲み取るのが本当に難しい。自分ではこれはいける!と思っても上司に指摘されて「ああ、確かにちょっと違うな」と納得してしまいます。 こういった、シーンに合ったものを掴む力っていうのは実際にゲーム開発に携わってみないと絶対身に付かないなぁ、と新人ながら感じています。

このへんの実際のBGM製作に関してはまたの機会にもっと詳しく書こうかなって思います!!
こんな環境で働かせてもらっているためか、日々自分の成長を実感できます。
今はとにかく学んで吸収し、はやく一社員として活躍できるようがんばります!