みなさんこんにちは。プログラマーの金高です。
新人として働いてもう半年以上が経ちました。毎年のことかもしれませんが、本当にあっという間です。
私たちの会社では、プログラマーは大きく分けて2種類あります。
「アプリプログラマー」と「システムプログラマー」です。
私は前者のアプリプログラマーです。
アプリプログラマーとしての主な仕事は「ゲームに登場する物のプログラミング」をすることで、プレイヤーや敵キャラクター、ステージギミックなどなど、主にゲームに実際に登場する物を中心にプログラミングを行います。
僕は今現在、敵キャラクター・ステージギミックを中心に仕事をしています。たまーにシステムっぽいこともしてますよ。
今回はそんな今の自分だから分かる、入社前にやって良かったと思うことや、やっておきたかったことを話してみようと思います。
まず前提として、そんなに難しい話をするつもりはありません。
どっちかっていうと僕は技術的なことには弱い方です……恥ずかしながら。
だからこそ、そういう点で不安を抱えている人にも是非聴いてもらいたいと思っています。
まず一つ、やって良かったと思うことについて。
ゲームです。これに尽きます。たぶん過去の記事でも散々言われているのではないでしょうか。
これは本当に大事なことで、たとえば自分がプレイしていて
「これ面倒くさいな~。別に楽しいわけでもないし・・・」
「え、どこ行けばいいの?MAPも案内も不足してて全く分からない・・・」
「どこにメニューあるの?は?こんなとこにあるの?気付く訳ないじゃん!!」
「この敵強すぎる!!いくらなんでも無理!!」
とかとかとか・・・みなさんも一度や二度は思ったことがあるのでは?と思います。
これ、みなさんのゲーム作りの武器になります。
これと同じことに注意して仕事を進めればいいのです。
例外もありますが、基本こういう自分が不満に感じた瞬間が生まれないようにゲームを作り続けることが出来れば、それは最終的に立派な自分の長所になります。
今の僕のプロジェクト内では、制作する時に先輩から
「ええ感じにしといて~」とよく言われます。
まさにこれに繋がるわけです。仕事ではこれを常に求められます。
またこれとは逆に
「お、このアクション面白いな~」
「これ操作しやすくて便利だしいいなー」
「お、これカッコイイ・・・」
「これなんかやってて楽しいなぁ」
というように思ったこともあると思います。
これも全部自分の武器になります。この瞬間をしっかり覚えておくのです。
こういう楽しいと思った瞬間や感覚をゲーム制作に反映できるチャンスは結構多いです。特にウチの会社は新人でもバンバン意見を言うチャンスや機会が沢山あります。
そんな時、こういったゲームをプレイした知識の量が多ければ多いほど現場では重宝します。
実際に敵キャラクターを作っていて、アニメーションの担当の方と「こういう動きの方がいいと思います!」といった提案をして、それが実際に採用されたこともありますし、「こういう感じの攻撃が欲しいので作って下さい!」とお願いして、実際にそれを作ってもらって製品に実装することも多いです。
ディレクターやゲームデザイナーの方とギミックや敵の仕様を相談する時も、「○○○に登場した○○○みたいな感じ」と、話をする時にお互い知っていると非常に分かりやすくて考えているゴールのズレも少なくなるので非常に役立ちます。
とまぁ、適当にお話しさせて頂きましたが、結論「ゲームするだけ」でこんなにも仕事に役立てることができます。大事なのはそれをちゃんと自分で覚えておくことです。(自分で何故面白いのか・面白くないのかも考えるとなお良し!)
そして続いて、僕がやっておきたかったことですが・・・
自分が普段あまり手を出さないジャンルのゲームもやりたかった。
有名所のゲームはとりあえず全部やっておきたかった。
といった所です。結局ゲームです。
仕事の時の話し合いや相談で、有名所のゲームの内容や話題は当たり前のようによく出てきます。前述の話と被る部分もありますが、こういった所で自分がプレイしていない・知らないゲームが話題になったり、相談の時に持ち出されたりするとなかなかイメージを掴みにくく、自分が仕事をする時のマイナスになってしまいます。
だから本当に「ゲームをプレイする」ってことは大事なのです。
社会人になると、まとまった時間を取るのが学生に比べると難しくなってきます。
だからこそ、今だからこそゲームもしっかりプレイして欲しいと思うのです。
有名なソフトや最新ハードのソフトはもちろん、たまにはゲームセンターに行ったり、あまりやったことがないジャンルのゲームとかにも是非チャレンジしてみて欲しいです。
今日お話ししたことはゲーム制作のどんな職種の方でも役に立つと思いますが、アプリプログラマー的には存在意義直結くらい大事です。これが分かって無いとゲームは作れないと言っても過言ではないかもしれません。僕もまだまだですが・・・(苦笑)
そんな自分もまだまだ勉強することだらけ。やりたいゲームだらけ。
みなさんも一緒に頑張っていきましょう。それでは。