プラチナゲームズ代表の佐藤です。

暑くなりました。みなさんお元気ですか?

7月になり、東京オリンピックは無観客開催に決定、東京では4度目の緊急事態宣言の発令、と事態が慌ただしく動きました。正直言って、この「緊急事態」で「開催」という組み合わせは予想していませんでしたので驚きましたが、それだけギリギリのところで調整が進んでいるということなのでしょう。
無観客のスポーツというのは非常に寂しいものがありますが、「開催される」という事実を率直にうれしく思います。エンターテインメント産業の一員としてスポーツや芸能の分野には憧憬に似た強い関心がありますし、そこで生み出される「本気の勝負の結果」は、何か示唆をくれる、大げさに言えば「道を開いてくれる」、と思っています。
東京オリンピック開催は歓迎です。

7月7日。日本では「七夕」です。プラチナゲームズ本社のある大阪の梅田スカイビルでは七夕の飾り付けが行われました。これは7月7日を含む夏の期間中、8月まで、毎年恒例で行われているものです。

この催しも15年目。この界隈には定着しており、私もこの飾り付けで毎年夏を感じています。これが終わると以前なら盆踊りイベントも行われていたのですが、おそらく今年の開催はないでしょう。昨年も行われませんでした。寂しいですが仕方がありません。

コロナウイルスのための行動制限でイベントの類は様々な形で変貌を遂げました。「中止」「無観客開催」「リモート開催」などなど。イベントというのは元来何か目的があって行うものです。簡単に中止というわけにはいきません。コロナ状況下であってもそれが好転することを想定してまずは実施する前提でイベントの計画をたて、あるタイミングでそれをどうするかをジャッジするのが大半のはずです。中止するのも苦しいし、コロナ状況下で実施するのも大変。この判断には日本中の会社や団体など、イベントを企画運営する側の方々はたいへん苦労しているのは間違いありません。精神的にもそれは大きなストレスのはずです。そしてその最たるものが4年に一度の世界イベント、オリンピックです。
そういうわけですから、東京オリンピックが開催されることを、政府やJOC含め、運営に携わる方々、出場する選手すべてに私は感謝し、期間中は自宅のテレビで力いっぱい応援することにします。

さて弊社は、大阪の本社と東京オフィス「プラチナゲームズTOKYO」の二拠点体制で活動を行っています。開発力強化のために開発ラインを増強すること、そして大阪だけでなく東京に勤務場所が存在することで、以前よりも多くの方にジョインしていただきやすくなるだろう、と考えてのことです。もちろん、海外からのご応募も歓迎していますよ。日本と東京に興味を持った世界のクリエイターのみなさん、東京オリンピックで「TOKYO」に耳目が集まるこの時期、「プラチナゲームズTOKYO」もよろしくお願いします。 Join me! (ちょっと宣伝)

ではまた。

 

佐藤賢一
代表取締役社長

1962年 東京都生まれ。
1986年に株式会社伊勢丹に入社後、1996年にゲーム業界に転身。株式会社セガ・エンタープライゼス(現:株式会社セガ)にて、ドリームキャストのマーケティング業務に携わったのち、2000年に株式会社キャビア(現:株式会社マーベラス)の設立メンバーとして招聘され、会社運営全般の業務に携わる。2006年に有限会社ODD(現:プラチナゲームズ株式会社)を設立。取締役/管理本部長として、経営部門全般の責任者を務め、2016年4月代表取締役に就任。