プラチナゲームズの佐藤です。

Apple Arcade (アップルアーケード )で新作タイトルをリリースいたしました。

『百鬼魔道』。英語名『World of Demons』。

なんの予告もなく突然のリリースで驚かれた方も多いと思います。そうです。以前DeNAさんとプラチナゲームズでiOS用に共同開発していたタイトルです。これをApple Arcade 向けにチューニング。プラチナゲームズのオリジナルタイトルとして投入いたしました!販売中の『The Wonderful 101: Remastered』に続く、プラチナゲームズ自社IP第二弾!!

これはApple Arcadeというプラットフォームへの初参入ですが、同時に当社にとってはiOS向けタイトルへの初参入でもあります。実は僕がよく聞かれる質問のひとつに、「プラチナゲームズはスマホのゲームはやらないんですか?」というものがあります。もちろんそんなことはなく、スマホ向けのいいアイデアや題材など、条件が揃ったらいつでもスマホタイトルを市場投入しますよ、とお答えしていたんですが、これでやっと実物をお見せできました。

Apple Arcade はご存知のようにサブスクリプション(略して「サブスク」)型サービス。つまり、定額の月額料金でたくさんのゲームを遊び放題というサービスです。この「サブスク」型サービスに参加するのも当社は初めてです。
「サブスク」は時代の流れのひとつです。サブスク型サービスの代表例は何と言っても「Netflix」や「Amazon Prime Video」などの動画系。それに音楽系や雑誌系など多くのコンテンツ系のサブスク型サービスがあります。近年これが特に盛り上がってきたのは、今さら言うまでもないでしょうが、スマホやタブレットの普及がその大前提です。つまり自宅のテレビだけでなく、移動中にはスマホで、ベッドの上ではタブレットで、人々はコンテンツを楽しむようになりました。スマホでちょっとだけ見て気になったコンテンツをとりあえず登録しておいて、自宅のテレビでゆっくり楽しむ……。そんな使い方に合っているのが、複数のデバイスで楽しめて定額制という、近年盛り上がっているサブスク型コンテンツサービスなのです。この時代の流れに、当社も当然乗せていただきます。

実はゲームというコンテンツは、手に取って遊んでもらうまでに結構、時間がかかります。シリーズもののゲームならすぐ受け入れてもらえますが、完全新作だとそうではありません。ゲームメーカーは通常、宣伝や販促に力を入れて新作ゲームを知ってもらい、興味を持ってもらい、買ってもらおう、と頑張るものです。サブスク型は「なにこれ?」と思った瞬間にプレイすることができます。このスピード感が時代の流れだと感じます。

ぜひ「なにこれ?」からすぐのプレイをお楽しみください!

さて季節は春になりました。プラチナゲームズでは今年も新入社員を迎えてもろもろの社内行事が始まっています。この模様はまた次回・・・

ではまた。

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佐藤賢一
代表取締役社長

1962年 東京都生まれ。
1986年に株式会社伊勢丹に入社後、1996年にゲーム業界に転身。株式会社セガ・エンタープライゼス(現:株式会社セガ)にて、ドリームキャストのマーケティング業務に携わったのち、2000年に株式会社キャビア(現:株式会社マーベラス)の設立メンバーとして招聘され、会社運営全般の業務に携わる。2006年に有限会社ODD(現:プラチナゲームズ株式会社)を設立。取締役/管理本部長として、経営部門全般の責任者を務め、2016年4月代表取締役に就任。