はじめまして~!2017年度新人プログラマーの田渕晶紀です。

先日、静岡県の東富士演習場で行われた富士総合火力演習に行ってきました!

『富士総合火力演習』とは?
陸上自衛隊が、戦車や火砲などを用いて行う実戦形式の演習の一つで、年に1回一般公開されています。今回の演習には、なんと隊員約2,300名、戦車・装甲車約80両、各種火砲約60門、航空機約20機などが参加していたということですから、ものすごい規模です!

あの日憧れ焦がれた戦車や戦闘ヘリが動く姿を、眼に直接焼き付けることが出来るイベントとあって、入場券には応募者が殺到し、当選確率もかなりの倍率だったそうですが、幸運にも2名が当選!合計8名が参加できることになりました。

しかも、ゲーム制作の勉強になればということで、なんと会社が交通費や宿泊費用を全額負担してくれました!プログラマーの僕まで行かせてもらえるなんて本当に有難いです。

早速、現地の模様をお伝え致します。当日、良い席を取るために、前日入りしました。

場所は静岡県、清水駅です。ここからは天候が良ければ富士山が眺められるとのことで、楽しみにしていたのですが、この日は天候に恵まれず、残念。

夜は琵琶の音が街中に響き、提灯が街道を飾る、美しく、幻想的な街です。

朝は3時起き。4時のタクシーに間に合うように、ホテルを出ます。時間の割には皆さんビンビンしてました。タクシーの運転手さん、早朝から有難う御座いました。

6時ごろ、長時間のタクシー移動を物ともせず、軽やかな足取りで現地入り!

既に現地は人で溢れかえっていました。自衛官の方々がたくさんいて、僕にとっては「非現実的」。そんな世界です。

標高が高く、朝日がこんなに美しい。まるで『ゼ●ダの伝説』のハイラル平原のよう。始まる前から、すでに、感動。。

開場までは、しばしの間、待機です。この間に、屋台に寄って飲食物やお土産を確保。。

そして開場!!自衛隊 総合火力演習の始まり!!!ここからはノンストップで当時の模様を振り返ります。

いかがでしたか!僕は、ただただ、圧倒されました。いつも遊ぶシューティングゲームでの光景が、そこにあるのです!これを非現実的と言わずしてなんと言いましょう!序盤はカメラを構えることに必死な僕でしたが、途中からはそれすら忘れ、見惚れてしまいました。

有名アイドルのコンサートかと言わんばかりの人々で溢れかえるのもなるほど納得。演習が終了した後も、しばらく歓声が止みません。この後はお楽しみ。「展示会」です!!

「展示会」準備の間、自衛官の方々による演奏が始まります。『残酷な天使のテーゼ』やプリキュアの曲など、サブカルチャーを取り入れた曲のチョイスでがっちり観客の心を掴みます。最前列の小さな女の子が手をたたいて喜んでいたのが印象的でした。

そしていよいよ、展示会の始まりです!

つい先程まで業火を吹き、轟音を鳴らしていた戦車を目の前で見学できます。その機構を研究する人、ただそのフォルムに見惚れる人、ここを逃したら一生シャッターチャンスは無いぞとシャッターを切りまくる人。。気づけば1時間近くここに。。

生で戦車を見て、カメラに収めたい!そんな思いで参加したこの総合火力演習。本当に、参加出来て良かったです。写真を撮りまくるつもりが、途中からそれを放棄して見惚れてしまった。リアルな『兵器の迫力』は、実物を目にした者しか知りません。

そして僕は知る立場になりました。ゲームづくりで活かせるのは、この「リアルさ」への追求心です。ゲームクリエイターを目指すのであれば、この自衛隊の総合火力演習は、人生に一度は経験しておくべきなのではないかと思います。

ここからは、来年行くかもしれない人へのお話です。まず、日焼け対策は必要です。生半可な日焼け止めとかじゃダメです。暑い時期ですが、長袖着用も視野に入れましょう。女性の方は特に注意。現地(席)は傘禁止です。つまり日傘も出来ません。とても暑いです。熱中症対策もしっかりと。塩分を多分に含んだ飲み物を持っていきましょう。おやつは100円まで。とは言いませんが、塩タブレットおすすめです。

では、また来年。(来年も当たるといいな・・・)

最後に、演習の映像をご紹介しておきます!






tabuchi田渕晶紀 Akinori Tabuchi
2017年にプラチナゲームズに入社。プログラマーとして、現在は新規プロジェクトのUI周りを担当している。