前回までのあらすじ：
突如地球を襲った侵略者に対抗するため、全地球の変身ヒーロー100人を招集して結成された特務戦闘兵団「ワンダフル・ワンダブルオー」。
一人ひとりの力は襲い来る未曾有の軍勢に及ぶべくもないが、彼ら100人には身も心もひとつに束ねて一点突破を可能とする、団結の力があった。その名も「ユナイト・モーフ」！

　
ICHIでございます。

100人の仲間の心と身体が一体になった時に発揮される団結の力、ユナイト・モーフ。
しかし彼らひとりひとりは、クローンでもなければ量産型のロボットでもない。いずれの変身ヒーローも、本来は世界各地の支部で自らの持ち場の平和を守っているのです。たったひとりで――。
……ということは、実は彼らにとって“チームプレイ”というものは、最も縁遠いものであるのかもしれません。
　

なかには協調性の高いヒーローも居るのでしょうが、ヒーローの任務とは瞬時の判断が生死を分けるもの。いちいち他人の顔色をうかがって戦うようなヤツは、生き残っていないでしょう。となると、もうどいつもこいつも自己主張が激しいワケです。

さあ、そんなひとクセもふたクセもあるような奴らを、どうやって束ねていくのか？ むしろ、束ねていけるのか？　大丈夫か！？

なんと今回、このワンダフル・ワンダブルオーのリーダーに任命されたのは、たった一年前に訓練を終えて現場に着任したばかりの、新人ヒーローだったのです。
　
　
ご紹介しましょう。
ワンダ・レッドです！

『紅蓮の拳』ワンダ・レッド
（声：木村 良平　/　英語：Charlie Schlatter）
　

ワンダフル ワンダブルオーの若きリーダー。一年前に訓練を終えてワンダフル・ワンに就任したばかりで、今回の第三次地球防衛大戦で初めて実戦に挑む。
経験は浅いが成績優秀で、入隊試験では実技、筆記ともにセンチネルズ始まって以来の高得点を記録した。情熱溢れる熱血漢で、平和を脅かす敵には毅然とした態度で立ち向かうが、真面目一辺倒の四角四面な性格で、頭が固いのがたまに傷。度が過ぎるほどの生真面さが祟って、時に周囲と会話が噛み合わないことも。

深紅のセンチネル・スーツの性能はバランスに優れ、いかなる任務においてもオールマイティにその力を発揮。両腕に装備した「ヴォルカン・ナックルズ」は、高い打撃力と機械のような精密さを誇り、「ユナイト・ハンド」を形成して更に強力な打撃を繰り出すことも出来る。

未来を担う子供たちの事を想い、世を忍ぶ仮の姿として日常はブロッサム・シティの小学校で教鞭を執る。
桁外れに優れた記憶力を持ち、一度聞いたことは絶対に忘れない。

日頃はブロッサム・シティの小学校で教師として働いているワンダ・レッド。
ヒーローとしてだけでなく、教師としての責任感からも、自らの教え子たちを守ろうとする思いは人一倍強いようです。

“クソ”が付くほどマジメなワンダ・レッドは、優等生でいかにもリーダー向きの性格ですね。しかし、ほとんど実績のない新人からの抜擢であるということが、他のメンバーたちからの反感を買うことになるのかもしれません……。

そして、100人の隊員すべてに与えられている「二つ名」。
彼の場合は“紅蓮の拳”ワンダ・レッドと呼ばれており、まさしく燃えさかる二つの手甲「ヴォルカン・ナックルズ」が彼の武器であるというのがその由来です。巨大な拳「ユナイト・ハンド」は高い状況判断力を持つワンダ・レッドにふさわしく、さまざまな場面で活用されることになるでしょう。

円形の隊列を描いてユナイトすると、ユナイト・ハンド！

そのままAボタンを押せば、ユナイト・アタック！

ユナイト・ハンドは高い威力と素早い連続攻撃で、扱いやすいユナイト・モーフです。
攻撃範囲はやや狭いので、十分に近寄って殴りましょう。
もちろん大勢の仲間で合体して巨大な拳となれば、威力だけでなく攻撃範囲も格段にアップします。

敵の火炎放射も、なんのその

ユナイト・ハンドの持つチカラは、それだけではありません。
敵が火炎放射を行ってきても、火炎以上に熱い血潮の通ったユナイト・ハンドの前には一切通用しないのです。
“紅蓮の拳”はダテではない。そのうえ、拳に炎をまとうこともできるとか……？

こう見えて意外に器用

掌の形をしているだけに、もちろん殴るだけではない。
巨大な歯車を直接わしづかみにして回すことも出来る。なんたるパワー。
歯車を回すことで、人力では到底動かせない大がかりな仕掛けすら、動かせるかもしれません。

掴んで、引っ張ることもお手のもの

ユナイト・ハンドなら、取っ手の付いた物を掴んで動かすことも可能。
障害物を排除したり、あるいは仕掛けを動かすために活躍しそうです。
　
　
　
生真面目で子供想いの先生として、生徒たちからも慕われているウィル・ウェッジウッドことワンダ・レッド。その正体は誰にも知られていませんが、正義の味方ワンダフル・ワンダブルオーの一員としても、子供たちからは大人気です。

しかし、そんなワンダ・レッドは自らの子供時代の“ある出来事”が心の奥底でトラウマとなっており、現在も苦しんでいる様子。

やがて彼は、戦いのさなか、生徒の一人と思わぬ場所で遭遇することになります。
今まさに心に深い傷を抱えている少年に対し、ウェッジウッド先生としてではなく、ワンダ・レッドとして、彼はどう接してゆくのでしょうか――。

さあ、次回は最初にワンダ・レッドと合流することになるメンバーで、「剣」のユナイト・モーフを操るワンダ・ブルーをご紹介しましょう。
プライドが高く、叩き上げの刑事として多くの経験を積んできた彼にとって、ルーキーのレッドに指図されるというのは、さぞ鼻持ちならないことでしょう。
何やら、波乱の予感がします。
　
　
次 回 予 告
「音速の斬撃！　その名はブルー」

お楽しみに！
　
　
　
　
　
はみだし情報：
実は本作、神谷英樹ディレクター作品としては初の日本語音声収録作品となります（！）
そしてもちろん、これまで通り英語音声も同時に収録。皆様には日本語と英語、どちらでもお好みの音声を選択してゲームをお楽しみいただける豪華仕様となっております。

しかも今回はなんと、日本語音声のセリフとは別に、英語音声用の日本語字幕も収録！
英語音声＋日本語字幕に設定すると、キャラクターが会話する際に表示されるフキダシの中のテキストも、英語テキスト＆日本語字幕に自動的に切り替わるという優れもの。

英語音声＋日本語字幕

シナリオ原文のニュアンスをそのまま採り入れた日本語音声に対し、映像を見ながらでも一瞬で内容を理解できるよう、原文のエッセンスを端的に凝縮した日本語字幕。
いずれも神谷ディレクターが、スリ切れるほどに頭を絞り睡眠時間を削って言葉を選んだ渾身の出来栄えとなっております。同じ場面でも音声と字幕で微妙に違う表現になっている部分も結構ありますので、1周クリアした後は、音声を変えてもう1周、間違いなく新鮮な気分でお楽しみいただけることでしょう。お得ですよ！

The Wonderful 101 言語仕様：
日本国内版および北米版……日本語音声＆英語音声、日本語字幕＆英語字幕（いずれも自由に選択可）
欧州版……日本語音声＆英語音声、英語字幕＆仏語字幕＆伊語字幕＆独語字幕＆西語字幕（いずれも自由に選択可）