前回までのあらすじ:
20年の時を経て、3度目にして過去最大の侵略軍を送り込んできたゲスジャーク星団連合無敵艦隊。立ち向かう地球防衛軍とセンチネルズは、この時のために各地で数々の物資と新たな装備をヒーローたちに補給できるよう、準備を整えていた。しかし決戦に備えていたのは敵も同様、さらに手強くなった兵器群が待ち受けているに違いない。戦え、ワンダフル・ワンダブルオー! 油断は禁物だ!
ICHIでございます。
前回はゲスジャーク軍のなかでも特に個性の強い敵をご紹介したわけですが、怪しさだけで言うなら、最後に現れた謎の男に並ぶものはないでしょう。
怪しさその1:人間?なのに敵?
怪しさその2:なにやら禍々しいマスクを付けている
怪しさその3:顔色がわるい
怪しさその4:ユナイト・モーフ!??
彼から感じる怪しさを順に挙げてみると、こんな感じでしょうか。
とりわけ気になるのは4番、彼がユナイト・モーフとおぼしき技を使っているという点ですね。最新トレイラーでもその様子を垣間見ることができましたが、アレはまさしくユナイト・モーフに相違ありません。彼は人類なのでしょうか? 彼もワンダフル・ワンの一員なのでしょうか? そして、ゲスジャーク軍とはどのような関わりがあるのでしょうか。
今回は、謎に包まれたこの男と、その周辺に現れる登場人物について迫りたいと思います。
宇宙海賊ガイゾック 頭首
プリンス・ヴォークン
(声:須藤 翔 / 英語:Quinton Flynn)彗星ルロー出身の宇宙人。
100人からなる強大な武装集団「宇宙海賊ガイゾック」を結成し、その頭首として頂点に君臨するならず者。自分が誰よりも優れていると信じて疑わない傲岸不遜な性格で、他者のことは塵ほどにも気に掛けない。
強い戦士を探して星々を巡り、力ずくで屈服させては自分の配下に加え、ひたすら戦力の増強に明け暮れている。生まれ持った抜群の戦闘センスに加え、彗星ルローの科学の粋を集めて作られた強化外装「ヴァンゼン・スーツ」に身を包み、ユナイト・モーフと同等、あるいはそれ以上の威力を誇る合体技「ユニファイ・モーフ」を操る。帯同している情報端末ロボット「ブイスター」は、高密度ホログラフィックメモリを搭載し、より複雑かつ高機能なユニファイ・モーフデータをインストールして、ヴォークンを強力にサポートする。
ワンダフル・ワンダブルオーを影から観察しているプリンス・ヴォークン。
どうやらワンダフル・ワンダブルオーを「軍門に下らせる」ことを目論んでいるようですが……。
一糸乱れぬ足並みはワンダフル・ワンダブルオーのそれに勝るとも劣らない
彗星ルローは地球と非常によく似た化学文明を持っているのか、ユナイト・モーフと同様の力を持った合体技「ユニファイ・モーフ」を操るプリンス・ヴォークン。その姿も戦いぶりも、ゲスジャーク軍とは一線を画したものを感じさせます。宇宙海賊の頭首として地球を訪れた理由は一切謎に包まれていますが、ゲスジャークの襲撃と無関係ではないでしょう。
やがて彼はワンダフル・ワンダブルオーの前に姿を現し、その力を見せつけるように戦いを挑んでくることになります。
ユナイト・モーフVSユニファイ・モーフ。この戦いの行方は、単なる力や技術のぶつかり合いだけではなく、互いのチームの絆の強さによって命運が分かたれることになるでしょう。果たして、その決着やいかに。
宇宙海賊ガイゾック 参謀
チューギ
(声:梁田 清之 / 英語:Fred Tatasciore)プリンス・ヴォークン率いる武装集団「宇宙海賊ガイゾック」の屈強な戦士。
参謀を務め、ヴォークンの右腕として常に付き従っている。ガイゾック一を誇る腕力の持ち主だが、物静かで口数は少ない。戦いに礼儀を重んじるタイプで、強い相手には敬意を払い、正々堂々勝負を挑む。パワーを活かした肉弾戦はもちろん、武器を使った巧みな攻撃も得意とし、愛用する双刀の大薙刀「旋風鬼(せんぷうき)」は、鋭い切れ味を有するだけでなく、高速で回転させれば何物をも跳ね返す無敵の盾と化す。
ワンダフル・ワンダブルオーについてヴォークンと言葉を交わしていた男、チューギ。
忠実な参謀としてヴォークンに付き従っている物静かな男ですが、その実力は折り紙付きの剛将。彼自身、独自のユニファイ・モーフを使いこなすようで、その必殺技ユニファイ・ナギナタは広い攻撃範囲に加え、凄まじい回転速度で近づくものを寄せ付けません。
義をわきまえ、なおかつこれだけの力を持ちながら、ヴォークンの下で宇宙海賊に身をやつしているチューギ。彼とヴォークンを結び付けるものは、いったい何なのでしょうか。
そして、トレイラー映像をご覧になられた方であれば、少しだけ登場している謎の女性についても気になるところかと思います。
ご紹介しましょう。
彼女の名はイモータ!
“謎の女”
イモータ
(声:品田 美穂 / 英語:Stephanie Lemelin)
ワンダフル・ワンダブルオーの行く先々に姿を現しては、挑発的な態度を取る彼女。
どうやらゲスジャーク軍の一員というわけではなさそうですが、かといって味方であるとも言い切れない。戦闘に関して高い能力を持っているようですが、にもかかわらず自ら戦う姿を見せることはなく、現れたと思えば、去ってゆく。彼女もまた、その目的が謎に包まれた人物の一人というわけです。
突如として地球を襲ったゲスジャーク星団連合無敵艦隊。
この侵略に真っ向から立ち向かい、戦い続けている地球防衛軍とセンチネルズ。
そして、この危機的状況へ追い打ちをかけるように現れ、ワンダフル・ワンダブルオーに戦いを挑んでくる宇宙海賊、プリンス・ヴォークンとその配下のチューギたち。
一切の素性が謎に包まれた女、イモータ。
役者が出揃ってくるにつれ、どうもこの戦争は“人類対ゲスジャーク”という単純な構図だけでは括れない様相を呈してまいりました。
もしかすると、この戦いの結末は銀河系そのものに影響を及ぼすことになるのかもしれません……。
さあ、次回はワンダフル・ワンダブルオーの新たな隊員についてご紹介しましょう。
遅れてきた英雄は、北の国から来た軍人です。ある意味、今のワンダフル・ワンダブルオーに、もっとも足りないものを持っていると言えるでしょう。
次 回 予 告
「激震のイエロー! 優しき破壊王」
お楽しみに!