ICHIでございます。
『VANQUISH』発売から7年近くも経ってから、PCで、高解像度で、高フレームレートで遊べるバージョンがリリースされるなど、当時の私には思いもよらないことでしたね。

そう、その当時の私は何をしていたかというと、『VANQUISH』公式サイト制作のお手伝いや、広報用のスクリーンショット撮影などを行っておりました。

※2010年当時の広報用画像

もうとにかくARS*カッケーな！！！！という煮えたぎる思いをどうにかしてお客さんにぶつけようと何か色々ほとばしっていたような気がします。*ARS……主人公サムの装着しているバトルスーツ。

そんな公式サイトは今なお健在で、さまざまな動画と共にガチャガチャ動くカッコイイARSの姿をお楽しみいただけるわけですが、なかでも私が特にお気に入りなのは右上の「BATTLE SUIT」から行ける「射撃訓練場」ですね。

この訓練場ではブラウザ上でゲーム内の射撃を擬似的に再現したミニゲームを遊ぶことができます。7年前は現在よりもずっとシューターを遊ぶカジュアルゲーマーの方は少なかったため、とにかく気軽に“狙って撃つ面白さ”を体験していただこうと、色々こだわりました。まだ『VANQUISH』を体験したことのない方や、普段こういった「銃で的を撃つ」ゲームを遊ばない方には、ぜひお試しいただきたいところです。

そんな昔話はさておき、Steam版。

当時スクリーンショットを撮影しながらも、ずっと感じていたことですが、『VANQUISH』はとにかく絵が綺麗でカッコイイ。爆発に火花、無数に飛び交う銃弾やレーザー、そこに瓦礫や破片がバラバラ降り注ぎ、なんて華やかなんだろうと。反面、その画面の美しさと引き換えにフレームレートは30fpsだったんですね。（モーションブラーのおかげであまり気になりませんが）

それが、現代のPCをプラットフォームにすることで、どれほど進化するのかと。

期待を裏切りませんでした。

すばらしく美しいです。しかも、滑らかです。銃弾や砲弾の軌道を目で追うことができます。

これはプレイするしかあるまい。そして、どうせプレイするならGOD HARD*でしょう。*『VANQUISH』ストーリークリア後に開放される超高難度モード。敵勢力は質・量ともに強化され、自らの装甲は貧弱に。武器もレベルアップしなくなるなど様々な趣向が凝らされている。

家庭用ゲーム機で既にプレイされた方でも、GOD HARDに挑戦された方はそう多くないはず。挑戦したとしても、恐らく多くの方は最初のボス戦にたどり着くことすらできず、続行を断念されたのではないでしょうか。私も7年前の当時、最初はそうでした。これは無理ゲーだろうと。

※2010年当時の広報用画像

ところが、目の前で一度プログラマーのドンさんにクリアするところを見せてもらっただけで、最初の山場を何とかクリアできるようになったのです。（その時聞いた話によると、この最初のボス戦がGOD HARDの最大の壁であり、ここさえクリアできれば後は同じ要領で結構先のほうまで進めるということでした。そして、実際その通りでした）

なんだ、案外イケるじゃん。GOD HARDなのにオレけっこうヤレてる！

そういう喜びを、当時GOD HARDへの挑戦を諦めた方にも味わっていただきたいと思い、このたび私自身のプレイ動画（GOD HARD1-3攻略）を収録してみました次第であります。

Steam版がリリースされたのは良い機会でした。ものすごく遊びやすいです。（ローディングも早い！）スーパープレイ、魅せプレイなどとは百万光年遠いポンコツっぷりですが、そのやられ様もある意味参考になるだろうと、そのまま収録してなるべく多めに解説（？）も付けましたので、参考にしていただければ幸いです。

それではまた！

※映像は解像度を落としてありますが、プレイ自体は1080pで行っています。

追伸：Steam版を購入してすぐにGOD HARDに挑戦したいという方は、タイトル画面で右スティックをグルグル20回ほど回し続けてみてください。効果音と共にGOD HARDが最初から選択可能になります！




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2006年入社。
採用・広報グループの一員として、日々ゲームを遊んだりツイッターを見たり、人形劇を撮影したりしている。