もしかしたら未来の同僚になるかもしれない人に伝えたい3つのこと

 初めまして、ゲームデザイナー二年目の川村和秀です。
 眼鏡をかけていることもあってか、初対面の人からは『生真面目そう、大人しそう』というイメージをもたれることが多いのですが、どちらかといえば面白そうだなぁと感じることには後先考えず飛びつくアクティブ派の私が下の図になります。

 
kawamura
※これは学生時代の卒業制作でチームを組んでいたアーティストが描いてくれた私のイラストです。

 
簡単な自己紹介も済んだところで、今回のブログではプラチナゲームズに興味を持っている、またはゲーム業界に就職を考えている人たち、僕・俺・私・某・拙者でもできるの? と首をかしげている『もしかしたら未来の同僚になるかも』しれない人たちに向けて、就職する時に知っておくと役立つかもしれない3つのことを徒然なるままに書いていきたいと思います。

 
■本日のお品書き
Q1、そもそもゲームデザイナーって何をするの?
Q2、他にもゲーム会社はあるけれど、プラチナゲームズならではの魅力ってなに?
Q3、プラチナゲームズかぁ、面接なら受けてみてもいいぜ?

 
■Q1、そもそもゲームデザイナーって何をするの?
A、ザックリ説明すると、ゲームデザイナーの仕事は3つのステップを踏んで行います。

●ステップ①
『とあるヒーローが、突如現れた圧倒的な力を持つ敵に追い詰められた状況で、仲間を逃がすために、命を捨てる覚悟で特攻を行う』といったステージが必要となった時、とあるヒーローの性格や行動、突如現れた圧倒的な力を持つ敵に追い詰められる場所や環境の設定、仲間を逃がす手段、命を捨てる覚悟で特攻を行う時にヒーローを操作するユーザーが行うアクションを考えます。

考えたこと(仕様)は書面にまとめたり、素早く決めなければいけない案件は口頭でディレクターに相談します。

●ステップ②
ステップ①でOKがもらえれば、実作業を行う各セクション(アーティスト・プログラマー・サウンド)の担当者に伝えます。
アーティストには『とあるヒーロー』と『敵に追い詰められる場所』のデザイン・モーションを作成してもらいます。
※ヒーローが仲間を逃がすために命を捨てる覚悟で敵に立ち向かうシチュエーションと、ユーザーが行えるアクションも一緒に伝えます。例えば、○ボタンと△ボタンの組み合わせでこんなコンボ攻撃をしてほしい! など、具体的に説明します。

プログラマーには、ユーザーが『とあるヒーロー』を『敵に追い詰められた場所』で操作して、『仲間を逃がす為』に『特攻を行う』ことをきっかけに、敵を退けるイベント等を発生させてストーリーを進行させる動作を実装してもらいます。

サウンドにはアーティストとプログラマーが作成したデータを元にして、シチュエーションに合った熱く盛り上がるBGMや、激しい攻撃がぶつかり合うSEの作成を依頼します。

また、作業の依頼をする時は「これをやって下さい」と説明するだけではなく、「仲間を助けるために新しい必殺技をヒーローに使わせたいのですが、この場所で絵として映えるのは必殺技Aと必殺技Bどちらが合いそうですか? 作業コスト的に作成しやすいのはどちらですか?」など、やりたいことの目的と具体的な例を挙げながら相談をするとスムーズに進められます。
餅は餅屋というように、専門家の意見は非常に大切です。

●ステップ③
ステップ②でアーティスト・プログラマーが作成したデータを『ステージ作成ツール、イベント作成ツール』に取り込み、とあるヒーローを実際に動かしてチェックしながら、敵に追い詰められる場所に敵・アイテム・背景となるオブジェクトを配置して、仲間を逃がすという目的は命を捨てる覚悟でヒーローが繰り出す必殺技で達成できるように、ステージの難易度やイベントのタイミング等をデザインしていきます。

ほとんどの場合ステップ③をしている内に様々な課題や改善点が浮かび上がってくるので、ステップ①~③のサイクルを回しながら、よりゲームが面白くなるように調整を行い、皆さんが戦うことになる敵やらアイテムやらイベントやらを作成していきます。
ゲームデザイナーの仕事は椅子に座ってアイデアを出すだけではなく、ほとんどの時間は色んな人の席を回って相談・発注したり、自分の席でPCとにらめっこしながらガッツリとステージやイベントを組み上げていくことになります。

 
■Q2、他にもゲーム会社はあるけれど、プラチナゲームズならではの魅力ってなに?
A、「日本代表として世界と闘う」「1年で3年分の経験が積める」って公言しちゃうロックなところ。
  配属されるチームにもよりますが、新人の内から色々な仕事を任せてもらえます。

 なので、とにかくゲームが作りたくてたまんねぇ、もうしんぼうならねぇぜ! という人はプラチナゲームズに来ると良いです。その欲求は必ずや満たされることになるでしょう。

 また、上司との距離が近いので考えた仕様や感想を率直に伝えられて、自分の意見をゲーム内に反映させられることも魅力です。
私の場合で言うと、すぐ後ろの席に上司がいるので、少し声をかければ自席のPCで組んだステージを直ぐに確認してもらえます。そのため「このオブジェクトはこっちに移動させた方が目的地が分かりやすくなるのでは? ここに敵を追加した方がやり応えが増すのでは?」など、アドバイスをもらって直ぐに修正を行うことも可能です。
物理的にも距離が近い開発環境はとてもありがたいです。

あと、これは就職活動中に私も感じていたことですが、入社してもつまらない仕事ばかりやることになったらどうしよう……と心配しているあなた。
プラチナゲームズであればそんな心配は無用です。いつも遊んでいるゲームを今度は開発者として楽しみながら作ることができます。
……とはいえ、時には気が乗らないなぁと思う作業も発生したりしますが、『頼まれごとは試されごと』です。地味な作業もきちんとこなしていけば、それが信用に繋がって今度は面白い仕事を任される環境がここにはありますから安心して下さい。

 
■Q3、プラチナゲームズかぁ、面接なら受けてみてもいいぜ?
A、その心意気や良し、そんなロックな気概があれば多分やっていけると思います。
 正直、入社直後の私は「なるべく皆さんに迷惑をかけないように、丁寧に作業をこなしていこう」と考え過ぎていたところがありました。
「こうした方が良くなると思うけれど、指示された内容とは違ってしまうから少し様子を見よう」
「……あ、途中で仕様が変わってしまった。前に相談していたら、もしかしたらスムーズに作業が進んだかもしれない」
などなど……後から反省するのはもったいないです。

ゲームデザイナーは最初にゲームの素となる要素を作り出して、育てて、こねくり回して、時には飛んでくる火矢の正面に立たなければならない人なので、上司やクライアントからの指示に全て従うだけではなく、更なる改善点を自分から見つけ出して相談していく姿勢が大切です。余計な気遅れや遠慮は必要ありません。

面接でも、取り繕ったりせずに素の自分を全力投球するイメージで挑むと伝わるものがきっとあると思います。※遠隔地からの面接の交通費は負担してもらえますよ!

以上で、今回のブログ『もしかしたら未来の同僚になるかもしれない人に伝えたい3つのこと』は終わりです。
最後まで読んでくれたロックなあなた、ありがとうございました。

このブログをきっかけに少しでもプラチナゲームズに興味を持って、面接で全力投球して面接官という打者を打ち取り、入社することになったら私に教えて下さい。
その時はぜひご飯を食べに行きましょう。近くにあるマレーシア料理の店にご案内します!

ではでは~
 


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