ハイっ、ここ全部きみの領域!

こんにちは、UI(ユーザーインターフェイス)アーティストの大西るいといいます。
ではまず自己紹介を・・・と言いたいところですが、実は去年もブログを書き散らしているので、続きは下の記事で!↓

アトリエのアナタにお勧めしたい

まあ簡単に上の記事に書いてることをまとめると
「私の名前は大西るい、物心ついた時から怪獣とロボットが大好きで、それっぽい絵を描いてたり美大いってたらゲーム会社に興味を持ちこのプラチナゲームズの門を叩いた。トランスフォーマーとカスタムロボと石川賢の漫画が大好きだ。あと美大絵画科の諸君、ポートフォリオの作り方には注意しなさい。」

・・・という内容です、あ、あと自分で書いた文章って見返すと過去に戻って修正したい、誰かタイムマシンくれっ、悪魔と契約してもいいって思いません?

そして今回は、前回のブログでは微塵も説明しなかったUIのお仕事について、お話ししたいと思います。
ゲームでのUIってどの部分の事?作ってて何が楽しい?なことをご説明します。

ではまず改めて今回説明するセクションの名前を見てみて下さい↓

UI

 
ここで2種類の反応を見せた人がいると思います。
「UI・・・User Interface(ユーザー・インターフェイス)か、ふむふむ。」 な人と 「ゆぅ~~・・・あいっ?」な人です。

反応に関係なく説明すると、
UI=User Interface(ユーザー・インターフェイス)。人間と機器(ゲーム機やパソコン+その他)間のコミュニケーションを補う機能、つまりゲーム画面の場合ウィンドウやボタン等の画面内の表示物、そしてその表示物の「操作感」のことも指します。

ではみんな大好きゲーム画面で、この「UI」がどの部分にあたるのかというと、まずは下の絵を見てみて下さい。

 
onishi_UIsetsumei_01

こんな画面のゲームがあったとして、この場合「UI」とはどの部分の事をいうのか分かりますか?
ん?すでに下の絵が見切れててクイズになってないって?
OK、君が正しい! じゃあ下の正解の絵を見ようじゃないかっ。

 
onishi_UIsetsumei_02

お分かり頂けるだろうか、「UI」は画面表示物、つまりゲージやマップ、ステータスやヒット数など、もし無かったら「俺、あと何発くらいで死ぬ!?」とか「なにこれ毒状態!?それともしびれ?」「敵どこ!?」な事態に陥ってしまう、ゲームに無くてはならないというか無いとゲーム出来ねえよ、な要素なのです。(ゲームジャンルによっても表示物の多い少ないはありますが。)

このようにゲーム中にユーザーが必要としてたり、分からないと不便だよね、な要素を出来る限り分かりやすい形にビジュアル化したりデザインするのがUIのお仕事なのです。

ここで再び2種類の反応を見せた人がいると思います。
「おっ、面白そうだなぁ」 な人と 「ん~~、なんか地味そう」な人です。

そこの「ん~~、なんか地味そう」な人、
ハッハハハ ボーイ 大人をからかっちゃいけないよ! UIは全然地味ぢゃないんだよ!

ではもう一度ゲーム画面の絵を見てみましょう。今度はゲーム中迷った時や、キャラの装備を変えたいとき、突然敵が出てきてびびった時につい入っちゃうポーズ画面です。

 
onishi_UIsetsumei_03

さっきと同様、この画面でUIとはどの部分の事でしょう?
ん?すでに下の絵が見切れ・・・OK,OK!じゃあ下の正解の絵を見ようじゃないかっ。

 
onishi_UIsetsumei_04

お分かり頂けるだろうかボーイ。もちろんゲームごとのデザインにもよりますが、つまりUIは画面丸ごと100%手がける事も出来るお仕事なのです!

画面に配置するキャラやマップ図、ボタンの質感や押した時のアニメ、表示する書体…etc,
あらゆるものを手掛けて画面丸ごと構成することが出来るのです!全然地味ぢゃない!!むしろフルコース!!!サラダバーも取り放題!!!!トマト大好きっ!!!!

前回のブログで自己紹介した通り私は大学では絵画学科だったので、それっぽく例えるとですよ、↓

onishi_hekiga_03

こんな風に遠慮なく壁一面使ってロボット描いちゃえることと同じです!!
(↑大学院の時に制作した350cmx760cmくらいの大きなセル画です)

 
まあ要は言いたいことは

あなたがもし将来UIアーティストになったら、一画面丸ごとがあなたのデザイン出来る領域になり得る!

・・・ということです。
画面丸ごとだけではなく、画面の表示物をデザイン出来るということは、ゲームの世界観の一部を作れるということです。ゲームは沢山ありますが、どのゲームのUIもゲージやボタン、ポーズ画面の見た目はそれぞれ違いますよね。
たとえば『べヨネッタ』だったらゴシック調のリッチデザインな見た目だったり、『メタルギア ライジング リベンジェンス』だったらデジタルを感じさせるフラットなデザインが見られます。

「UI (ユーザーインターフェイス)」という要素を使ってゲームの世界観を表現することのできるセクション、そしてそれが「UIアーティスト」の楽しいところなのです。

最初は「ゆぅ~~・・・あいっ?」な人だった私も今は日々UIの仕事をしていますが、画面や表示物を作る時に「どんなのがこのゲームに合ってるか?どんな見た目だったらユーザーが楽しんでくれる、分かりやすい?」と考えるのが楽しいです。そしてそれを実際に作ったり、失敗したり、ボツったり、OKもらうのが楽しいんです。
何だか長々といかにUI地味じゃないねん、ゴージャスやねんということを語りましたが、これで「UIに興味を持った+ゲーム業界に行きたいっ!」な人は是非プラチナゲームズの門を叩いてみて下さい。

では皆さんの就活成功を願って、「TRANSFORMERS: Devastation」からのトランスフォーーームっ!

onishi_optimus_bee


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