語尾に「~ッ!」って今回あんまり無くなった気がする。

最近、滞納していたネット代を払い終え自宅のネットがやっと復旧しました。

「やっと〇〇サイトが見れるぜヤッホィ!」と小踊りしながら電源を付けたらパソコンの様子がおかしい…起動音は流れるのに画面が付かない!なんだよその気にさせておいて直前でお預けなんてあんまりじゃないか!俺の純情返せ!

そんな感じでパソコンに弄ばされている(?)デザイナーの斉藤です。どうも。

年末に実家に帰って色々展示に行きました。

大みそかに横浜の美術館でドガ展行って、元旦に森美術館で小谷元彦展に行ったりして正月はかなり満喫しましたね!

学生の頃は、展示とか行っても画集とか指をくわえて見ていただけでしたが社会人になってそのへんちょっと余裕が出てきたんでここぞとばかり色々買いましたねー
画集もそうなんですけどイギリスの現代美術作家ダミアン・ハーストの悪趣味な作品(頭蓋骨にダイアモンドがびっしりとはめ込まれている)がプリントしてある最高にクールなTシャツ(15000円)を衝動買いしてしまいました。どんな場面で着ればいいんだろう…?
まあいいか!

今回は展示のことで一つ。
 
 

今回は彼の展示を見に帰ったと言っても過言じゃないですね。

小動物の骨が複雑に重なり合って万華鏡にようにシンメトリ―に構成された作品や、無数の白い帯を体に纏わりつかせ吊るされて幽霊のように展示されてる人体、スプラッタ―映画のコスプレをしてひたすら木をチェーンソーで刻みつけるノイズだらけのVHSの映像作品、壁面がスクリーンで、天井と床が鏡張りにされた部屋に映される滝の画像は合わせ鏡でどこまでも流れ続けるような錯覚に陥ります。

「形骸化された彫刻や昔の遺物を生ける屍(ゾンビ)として捉え、トドメを刺すため再生させる」らしいですけど、回りくどい感じのコンセプトですね。そっとしといてあげなよ!と若干思ったりもするのですが、彼の現存の伝統的なものに疑問を投かけて発展させるスタンスは美術の王道っちゃ王道かもしれませんが、それがはっきりと明確に表されてるものを作る人は少ないんじゃないかなとも思います。ともすれば独りよがりのうわ言にもなりかねないので。自分も含め大体は後者ですけど。

でも、やはり才能なのでしょうか…作品が美しすぎてもう言葉になりません。
ただ見てほしいとしか言いようがないですねーもちろん生で!。
 
 
作品についてどうこう語るのもなんか柄じゃないんで、僕の感想は好きか嫌いか、感じるか感じないかぐらいの基準で見ています。

作家のほとんどは作品について説明してますが、ぶっちゃけそんな大したことはないんで知らないでいいと思います。大切なのは目の前のモノなんで。

現代美術とか難しく思われがちなんですけど、好きか嫌いか、感じるか感じないかのまっさらな感覚で見るといいかもです。

難しくしてるのはインテリぶってる評論家が原因なんで、色眼鏡無しでみなさんに見てほしいですね。
かなり刺激的で面白いものだと個人的には思っています。

ゲームや他の娯楽も理屈じゃない所で感じるものだとは思うので、美術も映画やゲームぐらい気軽にと楽しむべきものだと個人的には思います。
でもゲームは映画や他の娯楽に比べて、能動的なものでもあるし相応の時間を奪うことなるのですが、それがもたらす何かは他の娯楽にはないものを感じるんで特殊なメディアかもしれませんね。

というようなことを帰りの夜行バスで「タクティクス・オウガ 運命の輪」やりながら考えてました。やっぱおもしれええ。

やはりシナリオがいいですねキャラクターがみんな人間味に溢れててグッときます。最近トレンドの「とりあえずゾンビいっぱい出しときゃOKじゃね?」的な風潮よりこっちの方がよっぽどエグイ気がする。(裏切りとか打算とか本音と建前とか…そんな話ばっかで)

ちなみに小谷元彦さんの展示は六本木ヒルズ内の森美術館で2月27日まで展示してるとのことです。お近くにお住まいの方は是非行ってみてください!
 
 
じゃ今日はこの辺で。ではでは。