凝縮

滝ざわ・・・ざわ・・・です。

私事ですが、土日は旅行・ドライブ・同窓会・カラオケなど、外で過ごすことが多くなりました。
去る2月の休日・祝日に関して、僕は例外なくお出かけさせてもらっていたようです。
出不精の僕として、これは異例の快挙といえます。圧倒的肉体疲労ッ!

その他、平日の定時後にも、友人のお見舞い・映画館・飲み会・送別会と出かけまくり。
珍しく充実していました。みんなありがとう。
色々な物事に出会った思い出を、仕事に還元できれば文句なしですが。

 

さて、お題は「就職活動へのアドバイス」です。

今回は、ゲームミュージックコンポーザーを目指した僕自身の経験について話します。
思い返すと、僕の就職活動は狭く深いものでした。

僕は専門学校の4年制課程の出身なのですが
3年目の夏から冬にかけて、授業や課題、コラボレーション制作、インターンシップ研修、バンドのライブなどの
スケジュールが密集していて、気がつけば、もうすぐ4年目の春を迎えようという頃になっていました。
企業説明会については、すでに受付終了というところが多く、ちょっと絶望しかけました。(笑)

しかし、コンポーザーを目指すための就職活動は
とにかく自分の作品のクオリティを上げていくことが最優先だと思っていました。
スタッフ募集中の企業を探し出したとしても、自分の作品力が足りなければ意味がない、と。
ゲーム業界や採用の情報について詳しく調べるのは後回しにしよう、と決めました。

もちろん十分に作品を作りこむ時間が残されていないことも分かっていました。
そこで、僕はさまざまな創作活動の中で残してきた作品群を、自分の中で振るいににかけ
自信のある部分を抽出し、ブラッシュアップして、いかに上手く凝縮して聴かせられるか、という点にこだわりました。
そして、あまり自信のない分野は、これからじっくり勉強して克服していくつもりだと割り切って
得意なジャンルを前面に押し出し、かつ、なるべく幅の広さを感じさせるように絞り込んでいきました。

まともに就職活動をし始めて、内定をいただくまでの期間は1ヶ月弱でした。
運が良かったのは、自分の持ち味や毛色が活かせそうな企業と、真っ先に出会えたことです。
内定をもらったあとで、その辺がポイントだったのかな、と振り返ることもありました。
コンポーザーは、自分の作品傾向と、企業が開発している作品傾向との相性がとても大切だと感じました。
ここがきれいに合致すれば、まさに両想いの関係。

どこかで聞いたことのある話ですが、就職活動は恋愛に似ているかもしれません。
相性の件もそうですが、言わば自己アピール=告白みたいなものです。
最高のムード(作品力・プレゼン力・人間性)を演出して、意中の企業をものにしましょう!