最後にメイキング

 どうもこんにちわー

 デザイナーのドナテロです。

 今回で最後なのでなにかやろうかなーと考えながら
過去の記事を読み返していると・・・

 「そのうち工程もみせれたらなと思っています。」(2009-10-11の記事内)

 なにを言ってるんだこの人?!(自分です。)
 ・・・申し訳ありません、発言したことをすっかり忘れてました。

 なので最終回は2年目デザイナーによる自己満足なメイキング
をさせて頂きます。

 これのために休日返上で仕上げたので是非楽しんでください。

 では、どうぞ。

■使用ツール フォトショップCS2 シャーペン 消しゴム
1.下書きをします。
 シャーペンと消しゴムを使いました。
00下書き.png
2.線画をクリーンアップします。
 その際レイヤー効果光彩(外側)で、図1のような設定にします。
 すると線の外側が少し明るくなって線がシャープな印象になります。
 
 レイヤー効果はリアルタイムで描画結果が更新されていくので、後になってからでも
 効果の度合いを調節したり、元に戻すこともできるので使いこなす事ができれば
 非常に便利です。
01線画.png  01線画設定.png図1
3.色を決めて塗り分けます。
 塗りわけには投げ縄選択ツール(L)を使います。
 (アクションに塗りつぶして選択範囲解除を設定しておくと便利です。)
 
 まず、キャラクター型の下地を作ってそこからはみ出ないようにします。
 次に隣接していないパーツ毎にわけて行きます。図2(髪、腕、足を塗り分けたレイヤーです。)
 この時に後でも色を変更しやすいようにレイヤーマスクを使います。
 *レイヤーマスクについては各自で調べていただけると詳しいものが出てくると思いますので
 ここでは割愛します。 
02色.png  02色塗りわけ.png図2

4.陰影を載せます。
 色分けの時に作ったキャラクター型のマスクを使って陰影を着けます。
 まず、マスクから選択範囲を取ります。
 (ctrl押しながらレイヤーマスク上をクリックで選択範囲が取れます。) 
 レイヤーを選択範囲を黒で塗りつぶしてしまいます。キャラクターのシルエットができます。
 レイヤーの描画モードを焼きこみ(リニア)に設定します。 
 レイヤーマスクを黒べたで塗りつぶしてしまいます。(黒は透過しない状態)
 後はレイヤーマスクに直接ブラシで塗って行きます。
  
 レイヤーマスクで作業する利点はスポイトツールが使いやすくなる所にあります。
 例えば、上位レイヤーに色を変化させる要素があってもそれに依存しないで、
 作業レイヤーの色をスポイトする事ができます。
 文章ではわかりにくいので一度やってみてください。(説明下手です。)
 このままだと陰影がモノクロで味気ないので、トーンカーブと
 レイヤー効果光彩(外側)を使って色味を持たせます。
03陰影.png
  
5.ハイライトと差色を入れます。
 ハイライトと差色を入れたい場所を投げ縄ツール(L)で選択して、塗りつぶします。
 発光させるためのレイヤー効果光彩(外側)とサテンを設定します。図3
 レイヤー効果で発光させるとレイヤーが一枚で済むので便利です。
04ハイライト.png  04ハイライト_サテン.png図3
6.完成です。
 最後に工程毎にグループ化して描画モードを調整して完成になります。
 各項目の画像はわかりやすくするためその工程のみを表示していますが実作業時は
 大体全部表示しながらの作業になります。
 ちなみに図4はレイヤー効果なし版です。
05完成.png  05完成(レイヤー効果なし).png図4


 なんだかなんにも関係ない絵になってしまいました。笑

 メイキングだけでは不十分なのでおまけとしてPSDファイルを付けたいと思います。
参考になるかはわかりませんがどうぞー

   20100705_Donatello.psd

 かなりデザイナー向けの内容になってしまいましたが楽しんで頂けたでしょうか、
楽しめなかった方はすみませんー

・・・

 最後になりましたが、約束していた事も果たす事ができたので、
個人的には勝手に満足です。

 またなにか発信する事があればその時は宜しくお願いします。

 では皆さんフレッシュマンブログご愛読ありがとうございましたー
 次期フレッシュマンブログにご期待下さい。

 というわけで、ドナテロでした。