いよいよの“2010”

みなさま、ご機嫌いかがですか?
気がついたら年を越していた新人年男デザイナーの舟橋です。
ここ数年はずっとそんな感じですね。絵を描くのに夢中になっている間に新年を迎えてしまった時などは些か自虐的でもある喜びを感じたものです。


改めまして、新年明けましておめでとうございます。
皆さまにとって今年も良い一年になりますように。
2010年、もう3ヶ月も経てば、入社して1年が経つことになります。私個人は「いよいよこれから!」と息巻きつつ新年を迎えました。
2008年の冬、就職活動でプラチナゲームズの試験を受けていた頃は、まだこの会社がどんなタイトルを製作中なのかを一切知りませんでした。知りたくてしょうがなかったので、面接の際に思い切って質問してみたものの「教えられるわけ無いよ(笑)」と一笑に付されたのも、まだ記憶に新しく。
その後、試験の合否が判明するのとほぼ時を同じくして「MADWORLD」、「無限航路」そして「BAYONETTA」の存在を知ることになります。心ときめきました。非常に勝手ですが、自慢げにもなりましたよ。
「あぁ、来年にはこのゲームの開発に加われる―――。」
……けれど、けれどです。正式に発表出来る程に準備が整っているという事は、当然それ相応に開発も進んでいる事を意味します。
案の定、2009年の春、入社した頃には既に3タイトルとも開発がほぼ終了、あるいは終盤、といった状況でした。新しい会社の新しいゲーム、記念すべき最初の一歩は既に大きく見事に踏み出されており、正直なところ少し悔しさを覚えました。「BAYONETTA」発売前後のチームの高揚感を一緒になって100%味わうことも叶いません。
しかし、落胆なんてしていられません。私も含め、2009年度新卒の同期たちは皆、未発表タイトルのラインへと配属されていきました。プラチナゲームズにとって、とてもとても重要な2つ目のステップに向けた、キラキラと眩しいタイトルたちです。二歩目だからといって、決して守りに入らない、プラチナゲームズらしい『攻め』のタイトルたち。より多くの喜びを届け、会社としてもより大きな礎を築くべく、今日も会社一丸となって奮闘しています。
私の所属するラインの開発も本格化し始めたし、会社としても正念場は続きます。
「いよいよこれから!」
そう鼻息を荒げつつ、今年も頑張っていけたらと思います。
それでは、また次回。