ポポポ

滝沢です。

今回は「初めて買ったゲーム」について書かせていただきたいのですが……。

わたくしには5歳年上の兄がいるので、物心がついた頃には
すでにテレビの前にファミコンが置いてあって、ソフトも揃っていました。
新しいゲームソフトも、特に思い入れもないまま、いつの間にかイタズラに
増えていくようなイメージがありました。
自分は、兄が選んだ(と思われる)ゲームで不器用に遊んだり、あるいは
兄のななめ後ろに座って、ただ画面を眺めているだけだったり。

ちなみに、兄と友達が 『 ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 』 に夢中になっている姿が、わたくしのテレビゲームに関する記憶の中で、最も
古い光景です。
そのとき、オレンジジュースの入ったコップを誤って蹴り倒して、ファミコン本体をべっちょべちょのお釈迦にしたのはわたくしです。
でも、兄はちっとも怒りませんでした。
やさしい兄でした。

さて、先述のような経緯があるため、生まれて初めて自分の意志で選び
手に取ったゲームが一体何だったか、今となってはよく分かりませんが
当時、兄よりも遥かにのめり込んだのはゲームボーイです。
特に 『 星のカービィ 』 とは竹馬の友でした。

Kirby1_1023

世に出た、最初のカービィ。

ま~る か~いて
お~まめが ふったつ
お~むすび ひっとつ
あっ とい うま……

というCMソングが懐かしい。

まだコピー能力が備わる前のカービィです。
その独特の名も与えられたばかりで、限りなくポポポに近いカービィでした。
(ポポポは開発中に呼ばれていた名称らしいです)
心なしか現在のカービィよりも表情が幼く、表皮の色つやも淡くて、未熟だった ような気がします。
でも、一作目にしてゲームバランスは確立されていました。
お供やコピー能力が無くても、カービィはおもしろいんです。

カービィは横スクロールのアクションゲームですが、マリオやロックマンとは
違って、移動の際、いつまでも空中を浮遊しつづけることができます。
しかし、その特異な身体能力が、ステージをクリアするための飛び抜けた
優位性になり得ないように、ちゃんとできているんです。

まず、浮遊中のカービィには攻撃手段がほぼ存在しません。
そして、空気を吸ってふくらんでいるので、自キャラの当たり判定が大きく
細かい操作が困難で、移動速度も遅いです。
よって、回避も苦手。
要するに、無防備なんです。
また、シンプルに見えて、意外とステージの地形は入り組んでいます。
のんきに飛び続けていても、先には進めないことが多いです。

Kirby02

そんなわけで、星のカービィは永遠に宙に浮かんでいられるくせに、けっこうな頻度で穴に落ちて消滅してしまった思い出があります。
「能天気にふわふわ生きてると痛い目に合うぜ!」という教訓ですね。

ごちそうさまでした。

3 thoughts on “ポポポ

  1. 初代の星のカービィ面白いですよね!
    空中移動してりゃ大丈夫だろーと思ってふよふよしてると敵がジャンプしてきて当たっちゃったりするんですよね~
    私もかなり小さい頃にプレイしたのですが、デデデの倒し方が分からず(☆を吸い込んで攻撃するなんて発想は無かった…)クリアしたのは相当あとのことでした。
    記事を読んでとっても共感したのでついついコメントしてしまいました、それでは失礼しますっ

  2. 最初はコピー能力無かったんですねぇ。
    自分はコピー能力を持ったカービィしか知らなかったので驚きです。
    最後ごちそうさまってなんですかw

  3. カービイ下手糞カワイイですね^^v
    でもPGで本当によかったです><;

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