デザイナー、プログラマ?そしてデザイナー。

こんにちは、カサイです。

私はデザイナーとしてプラチナゲームズに入社したのですが、
実はデザイナーを志すまでにいろんなことがありました。
今日はその話をしようと思います。

少年時代の私は虫を追いかけ魚を素手で捕まえるなど外で遊ぶ反面、インドアでの趣味は落書きでした。
そんな中、小学校高学年のとき初めてゲーム機を買ってもらい、それに衝撃を受けた私の趣味に、新たにゲームが加わりました。
そしておぼろげながら、いつかゲームを作る仕事に携わりたいと思うようになりました。

そしてそのまま特にアクションを起こすわけでもなく大学受験の年まで時は流れ、さて進路はどうすべきかと考えたとき、やはり夢であるゲーム業界を目指すべきだと思い至り、決心したのでした。

さて「ゲーム業界を目指すべき」という思いは良しとして、何をするのか。
このとき、私は絵を描いていたものの落書きレベル。
コピックやPhotoshopなどのツールも、描き方もまったく知らない状態。
更に自分より年下で知識も技量も上の人も知っていたので、ここからデザイナーを目指すのは分が悪いのではないかと考えるに至りました。
そこで、「プログラミング」ならば大学から始める人も多いだろうし、そこを頑張ればゲーム業界に行けるかもしれない、そう思って大学を選びました。

しかし大学には入ったものの……大きな誤算がひとつありました。
それは私がプログラマに向いてないということ。
大学で勉強すればするほどそれがよくわかりました。
人間、向き不向きというのがあるんですね。

これ以上勉強してもプログラミングを仕事にするのは私には無理だなと早々に諦め、
さてどうしようかと途方に暮れていたところ、運よく3DCGやデッサン等を学べるカリキュラムが大学に誕生しました。
本末転倒ですが、もう後がない状態だったので必死で勉強しました。
実際勉強してみると2Dも3Dも知れば知るほど面白く、必死にはやったのですが苦労したと言うよりも非常に楽しく大学時代を過ごせたと思います。
もちろん通常カリキュラムの単位も(こちらは苦労して)取りましたが。

その後、就職活動を経て現在プラチナにいます。
念願のゲーム業界、そしてなんと、最初の念願だった「デザイナー」として歩き出すことができたのです。
プラチナゲームズそしてデザイナー職は、本当に自分にとって理想的な仕事で(今は少し忙しいので大変ですが)、デザイナーになれて本当によかったと思います。

ではまた。

One thought on “デザイナー、プログラマ?そしてデザイナー。

  1. 一度諦めみたいなものがあったんですね。
    今の自分がまさにそんな感じですね・・・
    大学でいい環境に恵まれたのがうらやましいですが、がんばろうと思いました!

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