夜の至福 朝の騒音

――― 家でも絵は描いたりしてるの?

 

はい、1時間程度の日もありますが。

 

良かった。好きなら絵は描き続けておいて欲しいです―――

 

   
みなさま、ご機嫌いかがですか?    
新人デザイナーの舟橋です。

 

近頃、プライベートで絵を描く時間を捻出するのに躍起になっています。

 

7月のある日、私たち新人のデザイナー5名は、それぞれ個別に面談を行いました。面談といっても堅苦しいものではなく、入社当時からお世話になっている、チーフ格の先輩方にチーム配属後の心境やお願い事、はたまた自由に描いたサクセスストーリーなどを赤裸々に話して、互いがより快適に仕事が出来る関係を築く、そんな素敵イベントです。   
この面談自体は、もう既に旬な話でもなくなっているので、今更改めてこの場で語ろうとは思いません。

 

突然の私事で恐縮なのですが、現在10月に参加予定のとあるイベントに向けて趣味の絵をせっせと毎日描いています。毎日と言っても、平日であればせいぜい1~3時間ほどのこと。日によってまちまちですが、大体の退社時間は22時ごろ。それから夕飯をとったりシャワーを浴びたりして、24時あたりから絵を描き始めます。誤解を生んでは損なので補足しますが、退社時刻を遅くしなければならないほど、キャパシティを超えた仕事量を与えられているわけではありません。ゆっくりじっくりモデルについて考える時間が欲しかったり、遅くまで頑張っている同期の姿に喝を入れられたりして、定時後も作業を続けたくなるのです(早く帰りなさいと言われたことも二度三度ありましたが。。汗)

 

ほとんどと言って良いほど、自由に時間を使えた学生時代とは対照的に、平日の深夜数時間が、今はとても貴重なものになっています。会社で作るものと、家で描くものに共通点はほとんど有りませんが、どちらかが充実してくると、もう一方でも頑張れる現象が発生します。これ、昔から不思議なんですよね。テスト勉強が佳境に差し掛かるほど、ノートの隅に描くラクガキのクオリティも上がっていく経験は、何度も味わいました。

 

与えられた仕事にとてもやりがいが感じられるためか、あるいはイベントが1月後に迫ってきているためか、どちらにせよ、お陰様で公私共に益々の充実っぷりです。

 

私の絵がすぐにプラチナゲームズの商品につながるわけではありません。仕事で必要になる絵も描きますが、それはあくまで個人的なもので、アートワークデザインとはまた違ったもの。いつかはそうしたものにも携われたらと思っていたりするのですが、今はまずモデラーとして一人前になるのが目標です。そんな事を面談の席で話した自分にも、先輩方は「趣味の絵は描き続けるように」とアドバイスしてくれました。『モデラーとして目とデッサン力は日々鍛えるように』、『自分のオリジナリティはちゃんと持ち続けるように』、『たまには気分転換をするように』あるいは『アートワークを手がけられるように実力を磨いておくように』…色々と勝手な解釈が出来ますが、何にしたって嬉しいものです。前よりもっと価値のある行為に思えてくるし、こうして堂々と夜を更かして絵を描けるのですから笑

 

そして毎朝、3つの目覚まし時計がジリンジリンけたたましく鳴り響くわけです。今日も一日頑張りましょう!

 

それでは、また来週。

One thought on “夜の至福 朝の騒音

  1. 新人さんたちに面談を行ってくれるんですね。
    なんか新人って忙しく与えられた仕事だけこなしていくというイメージがありましたが、このように面談してやり取りをさせてもらえるんですね。
    とてもいい環境だなぁと改めて思いました。
    どんなイベントが行われるのか、楽しみにしております!

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