ムズスギ!!
親指が折れてるよおおおおお(モニター上で)
こんにちは!
モーションデザイナーのめぐみです。
実は今、イベントシーンの手伝いをさせてもらっています。
ゲームの中のムービーにあたる部分です。
私が担当するのは、すでに基本的な動きがついているキャラクターに武器を持たせてアニメーションさせる等、イベントの細かい調整をする仕事です。
ムービー中のキャラクターは格好良さ気に演技をしていますが、手の指がちゃんと武器を持てていません(笑)
一時停止してよく見ると、はじっこの方の人のポーズがおかしかったり、ポリゴンが埋まっていたり・・・。
そういったいくつかのシーンを調整していき、イベントを完成させていきます!
イベントではゲーム中と違ってキャラクターがアップで動くため、細かいところまでよく見えてしまいます。
カメラから見た角度なら良く見えるかな?というポーズで作っていくと、ムービーをよ~~~く見たときに指の一部が他のモノにめり込んでいるコマが見えてしまっていたりする。
ほんの一瞬、わずか数コマのキャラクターの指の一部でしたが、上司にはビシッと指摘されてしまいました。
ほんとにわずかな部分だったのに・・・!
でも、指摘されたところを気にしながら改めてムービーを見直してみると、なんか、ものすごく違和感が・・・!
その一瞬がとても気になって映像のノイズのように感じてしまいます。
現実では指がモノにめり込むなんてことは起こりません。
つまり、その一瞬が見えてしまっているだけでムービーに出ているキャラクターはウソになってしまいます。
モニターの中ではキャラクターの手の関節はどんな方向にでも曲げることができます。
五本の指の関節ひとつひとつ動かして・・・自然に見える手の形に・・・
む、むずかしいよおおぉぉぉぉぉ
上司が手直ししてくれた部分は一瞬でめちゃくちゃ自然になりました・・・(゜□゜)
その他にも、チェックしてもらう度におかしい部分をたくさん指摘されました。
ですが、どんどん直していくと着実にキャラクターの動きがリアルになっていきました。
わずかな違和感に気付いてこだわりを持って直していく。
プラチナゲームズのクオリティはこうやって生まれていくのか・・・!としみじみと感じました。
・・・ってなんだか他人事みたいに語ってしまいましたが、これからプラチナクオリティの仲間入りしなくてはいかんのやで!
やっていけるのか自分!やっていくしかない!
それにしても、キチッとポーズの決まった手の形ってほんと美しい!
指が流れるように武器から手を離す動きにできたときは本当に気持ち良かったです!
それでは、また次回。