見るところ

 

いやー、秋ですねぇ。

四季の中で夏が最も苦手な自分としては、うれしくてたまりません。

こんにちは、背景デザイナーのハシモトです。

 

いやぁ、夏というか、ヤツがね、、、セミちゃんがね、、、

もうホント苦手でして。。。

 

あのバリバリッていう羽音がどうも無理なんです。

警戒しすぎて歩きながら自分が踏んだ落ち葉の「シャリッ」って音にもビビる始末…

…ひぃ

 

まぁセミの話は置いといて…

 

背景セクションになってから、身の周りを観察する目が変わってきました。

 

絵を描いたり、何かを作っている学生さんなら、必ずと言っていいほどどこかで

「よく観察しろ」的なことは言われますよね。

 

 

自分の場合、工業製品のデザインを勉強していたこともあって、観察対象としては

「身の周りのモノ」を見ることが多かったんです。

 

例えば、ヨ◯バシで何気なくカメラを手に取っている時、脳内では

「ほー、このパーツのセンターはここと揃えてるのかー」とか

「あー、このパーティングラインの取り回しかっけぇなぁ」とか

「いやー、ここのネジ見えちゃうのはダサイでしょー」とか

「この面の絞り込み、エロいねぇ~、ペロペロ」とか考えながら見ていたんですが、

 

背景セクションで空間を作るようになってからは、視野が広がったというか

文字どおり「身の周り」を観るようになった、みたいな感じです。

 

「ここの光源て主にどこから来てるんだ?」とか

「意外と色んなとこに照明ついてんなー」とか

「信号機って意外とデカイ!」とか

 

それこそ建築とかを勉強していたりする人たちはどういう所を

どういう観点でみているのかなー、などと思いつつ、日々キョロついております。

 

あとは、映画を観るときなんかも、

ライティングとかを気にして観るようになりました。

(正直今まで作中のメカ物しかみてなかったかも…)

 

何回か観た映画でも、ライティングだけ注目してみてると

「あれ、ここ同じ場所なのにカットごとに全然明るさ違うじゃんw」

みたいなことに気付いたりして面白いです。

(別にアラを探している訳じゃないですよw)

 

日頃何を作っているかによって、観察対象って全然変わるなぁと。

 

その点、ゲーム会社となるとやっぱり、

キャラクターモデリング、背景モデリング、モーションデザイン、

エフェクトデザイン、リアルタイムデモ、などなど、

色んな道のプロが揃っているので、それぞれの変態的視点があるんだと思います。

 

せっかく周りに色んな変態がいるんだったら、色んな観点を吸収しつつ、

幅広く変態的視点を養って行きたいなぁと思います。

 

 

では!