観察と考察

とうとう、年齢がインクリメントされてしまいました・・・。

もう、20代を名乗れなくなってしまった、カオス山中です。

思い起こせば、初めてゲームに触れたのは20年以上前。
なんという・・・人なら成人式を迎えちゃっているくらい長い間ゲームに関わってきたことになります。
こんなに長くゲームをやってきておきながら、いざ作るとなると知識の薄っぺらさにがっかりさせられてしまっています。

 

私、今も引き続き敵を作っています。

今作っているのは空を飛んでいる敵なんですが、前作っていた地上の敵以上にどう作っていけばいいかわからない・・・。
どんな動きをすれば空中の敵としてかっこ良くなるのかが全然分かんないんです。
今までいろんなゲームをしてきたけど、攻略目的以外で敵の動きがどうなっているかなんて考えていなかった。

今まで、ボケーっとゲームをしてきたわけじゃないんです。
人生の半分以上はゲームを作りたいと思ってきたので、プレイをしながら結構いろいろ観察してきたつもりでした。
配置されているモデル、貼られているテクスチャ、設定画、BGMなど。
でも気付いたんです、敵がどんな動きをしているかについて考えていなかったことに。

ぬあ~っ !

こんな大事なことをスルーしていた~っ!
いやいや、少し言い訳させてください。
敵を目の前にしているときは戦うことでいっぱいいっぱいだったんです。
ただただ倒すことしか考えてなかった・・・。

そんなこんなで猛烈に反省させられたので、 最近は敵と戦うときは敵の動作をじっくり観察しています。
いやはやこれがまた難しい、ほとんど攻撃せずに観察し続けるということが。
ザコを相手にボコボコにされるのが最近のプレイスタイルです(注:いたぶられることに目覚めたわけではありません)。

でも、観察した次のステップがとっても重要だと思うんです。
そのステップとは、どうプログラムすればそのような動きになるかを考えることです。
これは敵に限ったことではないと思います。
プログラマーである以上、あらゆるものの動作をコーディングしていかなければいけないので、些細なことでもどうすればこうなるんだろうということを考えるようにしています。

 

どうすればいいかわからなくなったときは、先輩が作った敵と戦って、そのコードを見て、勉強しながら制作に取り組んでいます。
今は、先輩の技術力の高さとセンスの良さに圧倒されてばかりだけど、早くお手本になるような敵作りができるようになりたいな ~。