崖の下から

あと一週間もしないうちに30歳を迎えます、プログラマーのヤマナカ改め”カオス山中”です。
なぜ、”カオス山中”かというと、以前行った新人歓迎会で行った芸がカオスと化していたから、ということなんですよね~。
もう30歳ですよ~。30歳になるとはいえ、まだまだ未熟で全然30歳らしくないんですよね。見た目に反して中身が子供っぽかったり、プログラマーだけどどちらかと言えば文系っぽいし、 獅子座なのに草食系だし(それは関係ないか)、人物からしてカオスなんですよね~、私。

獅子と言えば、『子供を崖の下に落として這い上がってきた子を我が子として認める』なんて話がありますが、今まさに崖下の子供の状態です。
あっ、別に落とされたってわけじゃないですよ! 最初からいた場所が崖下なんですよ。もう、周りの人との落差が激しいったらないねって感じです。

 

まず、仕事をしてから実感した自分に足りない点は、デバッグ能力ですね。
学生のうちはVisual Studio上で“エラー”と出たところくらいしか修正したことがなく、実行中のフリーズは追加箇所をしらみつぶしに消してバグの特定をしていました。その程度のデバッグ能力しか持っていなかったので、実際仕事をしだすとなかなかバグを見つけることができず、先輩にヘルプをお願いしてばかりだったんですよね。
今もまだまだで相変わらず先輩に迷惑をかけているんですが、ブレークポイントを張ってステップで細かく見ていったり、関数の呼び出し履歴を見たりと、なんとなくでやっていたデバッグがだいぶ細かなところまで見られるようになったんじゃないかと思います。「そんなの当然だよ」と言われそうな気がしますが、今までの自分と比較すると、ずいぶんましになったな、と思います。

バグ探しがましになってきたからって喜んではいられないです。そもそもバグなんて出しちゃいけないもんなんですよね。
学生のうちは、バグを出しても迷惑のかかる範囲が限られていましたが、今は自分が書いたものが製品としてたくさんの人たちのところに届くことを考えると一行書くだけでも責任が感じられます。「プロとして自分のコードに責任を持て」というベテラン先輩プログラマーの言葉が身にしみます。

 

そんなこんなで崖登り中の私ですが、なにも独りで奮闘しているわけではありません。足場を見失ったときに、やさしく教えてくれる先輩がいるからこそ何とかやっていけてるんです。
でも、甘えてばっかじゃいけないんですよね。社会人なんだし、周りの先輩もわからない中やっているので、自分で考えて、調べて、それに対して考えて、ってやっていかなきゃいけないんですよね。
質問するタイミングがいまだにわかりませんが、聞く前にまず自分で詳しく調べるという習慣がずいぶん身についてきました。

 

少しずつではあるけれど、ちゃんと上に向かって進んでいる気がします。今ある崖を登りきったところには、きっとやさしく迎えてくれる先輩たちがいるはず!早く認めてもらいたい気持ちもありますが、着実にしっかりと進んでいこうと思います。