皆様こんにちは。コンセプトアーティストの幸田です。
『NieR: Automata』のコンセプトアートなどを担当しています。

……と、いきなり担当作品を書けるくらいにはフレッシュマンとは遠い存在でして、まもなく入社して丸三年を迎えようとしております。
今回は3年間働いてきて感じた、プラチナゲームズならではのアートワークの仕事のやりがいをお伝えしたいと思っています。
しばしの間、お付き合いください。

 
早速ですが、まずやりがいその1
様々なアートスタイルに挑戦できる点

プラチナゲームズではオリジナル作品はもちろん、世界的に有名なビッグタイトルのシリーズ作に関われるチャンスもあります。そのどちらも経験できるなんて贅沢な会社は、世界中を探してもなかなか見つからないでしょう。
それはつまり、アートワークの観点から言うと様々なアートスタイルに挑戦するということに他なりません。
要求されるスタイルを身に付けるまでは地獄の苦しみを味わうことになりますが、それを達成できた時は確実に一段階段を登ったな、という確信が得られます。

 
そしてやりがいその2
すぐに第一線で描くことが出来る点

プラチナゲームズのコンセプトアーティストは、アーティスト職の数ある専門職種の中でもかなり人数が少ないため、編入されたら即第一線で描くことが出来ます……というか、描かされます。
「まだ経験無いし…」とか言う暇すら与えられず製作ラインに編入されます。

私は今『NieR: Automata』のアートワークを担当していますが、これを任されたのが入社して2年目、コンセプトアーティストに編入されてからまだ半年くらいの頃でした。
しかも担当は自分一人だけという待ったなしの状況で、半ばビビリ倒しながら作業していた事が思い出されます。
ヨコオさん、怖かったらどうしよう…みたいな……(滅茶苦茶優しい方でした)

ただ、この経験のおかげでことアートに関することならば、だいたい動じずに作業できるようになったので、今にして思えばいい経験だったなぁと思っています。

 
最後にやりがいその3
何にでもチャレンジ出来る点

先述の通り、人数が少ないセクションなので、様々なことが経験出来ます。
キャラクター、背景、武器、アイテム、その他諸々デザインしてみたいと思ったものは大抵チャレンジ出来ます。
例えば、1人のスタッフがラスボスをデザインしながら同時並行でのどかな村の民家をデザインする…なんていうことが都度発生します。
や、もちろんアーティストの適性を見た上で仕事を振り分けておりますので、背景しか描きたくないッ!!(私のことです)みたいなタイプでも大いにアリです。
この自由度の高さは他ではなかなか無いんじゃなかろうかと思います。

と、そんなこんなで特に感じたやりがいを3つほど挙げてみました。

この3年間を通して、最も感じたのが「興味の幅が広がった」ということです。
私が思う絵やデザインが上手くなるコツは、まず色々な物事に興味をもつことだと思っています。
そして、その興味の幅は何かきっかけが無い限り広がることはありません。
プラチナゲームズは、その興味の幅が広がるきっかけが沢山あります。
そういう意味で、とてもよい会社だと思っています。

最後に、最近描いたイラストを載せて、今回の記事を締めくくりたいと思います。
ありがとうございました。
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