はじめまして。新人プログラマーの根布です。

今回は自分が今担当している仕事について、感じたことを書いていきたいと思います。

僕はプラチナゲームズに入社する前、現在の職業であるプログラマーとはまったく関係のない営業の仕事をしていたのですが、ある時ゲームを作りたいと思い立ち、勢いで会社を辞めて専門学校へ。専門学校で作った2Dのアクションゲームと3Dの中途半端に作ったゲームを就職作品として提出して、プラチナゲームズに入社が決まりました。

そんな僕が今担当している仕事は、敵のAIです。僕が一番好きなゲームのジャンルは何を隠そう『ゴッドハンド』や『NINJA GAIDEN』などのアクションゲーム。プロジェクトへの配属後に敵を担当させていただけると聞いた時はめちゃめちゃうれしかったです。

ただやはり、好きなだけで通用するわけではありません。はじめて担当した敵を作ったときに、ディレクターに怒られました。

「おまえの作った敵はユーザーのことを考えていない」「ちゃんとプレイしているのか」等々です。

初めての敵ということもあり、なかなか仕様通りの実装が実現できず、作業に時間がかかってしまい、自分でゲームをプレイすることを怠っていたのです。第三者視点で自分が作ったものをみるという気持ちが欠けていたと思います。先に挙げたようなシビアなゲームが大好きなので(笑)、最初のザコから完全にプレイヤーを殺しにかかるガチ調整にしてしまったことも原因でした。

それに気づいた後は自分に積まれているタスクが多くても、第三者視点で自分の作ったものを見つめなおすために、実際にゲームを遊ぶ時間を確保するようにしました。

仕様書の内容を実装するときにも、第三者視点で気になる部分や、こうすればもっと面白くなると感じた部分があれば、ディレクターに相談して“本当にやりたいこと”が何なのか、その意図をちゃんと確認するようにしました。(仕様書の文章や絵だけで判断すると、解釈にズレが出てくることもあるので)そのおかげで、今は所属する担当プロジェクトのほぼ全部の敵を担当させてもらうことができています。

敵を作る仕事は本当にやりがいがある仕事です。AIの組み方によって敵ごとに様々な特色を出すことができるし、プログラム側でモーションを切ったりつなげたりすることで、普通はつながらないモーション同士を組み合わせて新しい技を生み出すこともできます。

まだまだ学ぶことは多いですが、プラチナゲームズの敵担当プログラマーとして超面白い敵を作っていきたいと思います。

あと話は変わるのですが、プラチナゲームズでは福利厚生の一つとして、スカイビル内のオフィスワーカー専用ジムが無料で利用できます。昔からゲームばっかりしていたので、入社を機にジムで筋トレを始めました。先輩方の中にも利用している方がいっぱいいるので、普段しゃべらない方とおしゃべりする絶好の機会にもなります。皆さんも入社した際には、ぜひジムを利用しましょう!