アメリカ・サンフランシスコにてゲーム開発者のための世界的なゲーム産業イベントGDC(Game Developers Conference)が開催され、世界最先端の技術を学ぶべく我が社からも技術戦略室の一行が視察に行ってきました。

コーディネーターとして同行したアンドリューに会場の様子をレポートしてもらいます♪

左から:アンドリュー、大森(プログラマー)、久禮(グラフィックデザイナー)、入江(グラフィックデザイナー)

 

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こんにちは、コーディネーターのアンドリュー・ブラッシャーです。先日、数名のスタッフを先導して2度目のGDCに行ってきました。GDCで体験したことをレポートしたいと思います。

大阪に拠点を置くプラチナゲームズにとって、今回はちょっとした長旅でした。大阪-東京-サンフランシスコと乗り継ぎ、半日近くかけてやっと目的地にたどり着きました。

サンフランシスコに到着すると、ユニオン・スクエアの桜がちょうど満開を迎えるところで、桜が我々を出迎えてくれました。日本から来た我々にとって喜びもひとしおです。

火曜日に到着してから少し時間があったので、メインの展示会が始まるまで街を探検することにしました。

見慣れない風景とダウンタウンのトローリーのお陰で、会話がいつもの何倍も盛り上がりました。

 


この建物には見覚えがあるのですが…なんでしたっけ?

GDCは水曜の朝から金曜の午後まで、サンフランシスコのモスコーンセンターで開催されました。イベントは3つの建物:北館、南館、西館にまたがって開催されます。

こちらは北館です。

水曜の基調講演では、GDCで講演を行うスピーカー達による様々なプレゼンがありました。それぞれ1分以内の短いものでしたが、参加者たちはここで、後に行われる講演の情報を得ることができます。

セッションはそれぞれ、様々な形やサイズで行われます。何百人もの聴衆を前に行われるスライドショーによるプレゼンや、30~50人程度の参加者たちでテーブルを囲んで行われるディスカッション、他には廊下にデータなどを掲示し担当者が質問等に答えてくれるポスターセッションもあります。

グラフィックデザイナーの久禮(写真:左)が
次の講演に向かっているところです。

 

3日間で多くのことを学びました:

『BioShock Infinite』におけるキャラクター制作について

『The Last of Us』におけるライティング技術について

『Rayman Legends』におけるデザインについて

 

興味深い講演が沢山あり、ゲーム業界の著名人達から少しでも多くのことを学ぼうと、スケジュールは連日びっしりでした。

常に講演をハシゴしていたので会場を出る機会はあまりなかったのですが、ミドルウェア関連の新情報は無いかと講演の合間を縫って展示フロアを視察しました。展示フロアでは、大小様々な企業が最新の開発ツールを紹介しており、毎朝開演前には参加者たちの長い列ができていました。

 

会場内の様子:

まだフリーウェアだった頃からお世話になっていたQuixel 社の方と挨拶することができました。ここまで大きく成長されたことに感激しました。

みなさんもご存じのとおり、今年一番話題になったニュースのひとつ、PlayStation 4用のVRヘッドセット『Project Morpheus』

最新のゲーム開発についての話題以外にも、今年は『The Video Game History Museum』で任天堂のスペシャル・エグジビションが開催されていました。

Milton Bradley社の『ゼルダの伝説』のボードゲームがあったのには驚きでした。見ると欲しくてたまらなくなってしまいました。(笑)

3日間あっという間に過ぎてしまいましたが、持ち帰った情報をどう今後に生かしていくかが当面の課題です。来年もGDCに行くのを楽しみにしています!

 

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